※このおはなしは、マンガ家 石野鐘音さんのキャラクター「金童音(こんどう かのん)」ちゃんと、やまたヒロイン「幡山めぐみ」ちゃんのコラボ企画となっています。詳しくはこのへんで。
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【かのんの場合 その9】
脚、開かれちゃって。おっさんの身体が間に入ってきて閉じようとしても閉じられない。
股間がすーすーする。
パンツはいてないなんて、風呂入ってるときとかトイレのときくらいなのに。はいてないだけでこんなにすーすーすんの? やばい、やばいって!
これからなにが起こるかまだよくわかっていないまま、ひたすらもがいてるアタシのあそこに、なんか、当たった。
あそこって、アタシの性器。オマンコ。
そこになんか当たってる。
それがなにかわかってる。
ちんちん。
おっさんのちんちんがアタシのオマンコに当たってる。
身体の奥がぐっとこわばる。怖い。怖いっ。
そしてちんちんが、オマンコにぐっと押しつけられる。
うぇっ、うそっ。
ちょ、やだそんなのやばいって! 挿入っちゃう、挿入っちゃうよ! マジやばいって!
「あーっ、あーっ! あーっ!」
アタシの、自分でもほとんど触ったことない場所が、ぐって感じで押し広げられる。
怖くて、怖くて、アタシは声をあげ続けた。
でも、ちんちんは、どんどん挿入ってくる。
挿入ってくる。
挿入ってくる!
身体のなかに、でっかいものが挿入ってくる!
これ、ちんちんだよねっ?
さっき口でしたのと同じものだよねっ?
だってめちゃめちゃでかいよっ、腹ンなかいっぱいで……く、くるしいよっ?
うわっ、まだ挿入ってくるっ。
ちょ、無理、無理だって! おっさん!
めぐみさんっ、やだっ、助けて、やだあっ!
「────────っ!」
ぶちっ、と。
身体のなかでなにかが裂けたような痛みに、アタシは声もなく悲鳴をあげた。
痛い。
痛い。
痛い痛い痛いっ!
こんなの知らないっ、知らないって!
身体のなかに突然起きた、初めて感じる痛みに、アタシはもうわけわかんなくなって、ただただもがいて、悲鳴をあげていた。
もうやだ、もうやめて!
やだよ、やだあああああっ!
でも。
叫んでももがいても、ちんちんはどんどんアタシのなかに挿入ってきた。
うそ、うそっ! なんでこんなに挿入ってくんのっ?
だってこんなの、腹ンなか、ぜんぶちんちんでいっぱいになっちゃうよぉ……っ!
【めぐみの場合 その9】
ようやく。
ナミカゼさんのちんぽがかのんちゃんのなかに全部挿入ったみたい。
あたしの身体の下で、かのんちゃんがまだうなって、もがいてる。
伝わってくるその感触が、まるであたしが挿れられてるみたいな気持ちにさせる。
このときのあたし、相当息荒かったと思う。
「ねえっ、挿入ったの? 挿入ったんでしょ? ナミカゼさんっ」
返事はない。
ナミカゼさんの方にも余裕がないみたいだ。
鼻の穴を広げてふんがふんがしてる。
へえ、気持ちいいんだ?
ナミカゼさん、気もちいいとこんな感じになるもんね。
アタシ相手のときより気持ちよさそうな感じがするのがちょっとムカつくけど、なんせ処女だもんね、そらアタシでもコーフンするっての。
「あーっ、んーっ、ああーっ」
かのんちゃんがうめいてる。
痛い? 痛い? かのんちゃん。
そんなの聞かないでもわかる、めちゃめちゃ痛いよねっ。
ナミカゼさんのちんぽが、実際アタシのなかに挿入ってるみたい。
「はやくっ、動いてっ。いっぱいナミカゼさんのちんぽ、感じさせてっ」
アタシはもうすっかりかのんちゃんになりきって言っていた。
ナミカゼさんが腰を動かし始めると、アタシの下になってるかのんちゃんがうめき出した。
「あああーっ、ううーっ。ああーっ! ああーっ!」
ナミカゼさんの腰がぐいっぐいっとぶつけられるたびに、かのんちゃんのつらそうな声があがる。
1回。
1回。
もう1回。
何度も何度も突いてくる。
「うぐぅーっ、ううーっ! うーっ!」
やだぁ。あたしのなか突かれてる感じするっ。
イキそう。
イキそうっ。
欲しいっ。
あたしもこれ、欲しいっ。
いままでセックスしてきて、こんなにちんぽ欲しいって思ったの初めて。
誰でもいい。
誰のちんぽでもいいから、あたしにも突っ込んで欲しい。
もがき続けるかのんちゃんを押さえつけるのに、両手がふさがってなかったら、きっとあたしオナニーしてたと思う。
ああでもそんなんじゃきっと満足できない。
ちんぽ欲しいっ。
ちんぽ欲しいのぉっ!
「ぅあっ! あっ、うううっ」
あたしが思わず恥ずかしい言葉を口にしそうになったその瞬間、ナミカゼさんが情けないうめき声をあげた。
「え……あ」
イッたの? イッたんだ。
ナミカゼさんはふーっふーっと苦しそうに息しながら、腰をカノンちゃんに押しつけていた。
射精してる。
かのんちゃんのロストバージンしたばっかりのオマンコに、おもいっきり中出ししてる。
「あううー。ううーっ。う……あうぅ?」
かのんちゃんはまだ気づいてないみたい。
でも、ナミカゼさんの動きがさっきまでと変わったことには気づいているみたいで「なにがあったの?」みたいな反応をしている。
ナミカゼさんがはあはあ言いながら身体を離したから、あたしもかのんちゃんを解放してあげたんだけど、そのときもまだよくわかってないみたいな顔してた。
涙とよだれとせーえきとくずれたメイクでぐちゃぐちゃになってるかのんちゃんの顔。
わかってる? かのんちゃん。
処女喪失して、ナカ出しされちゃったのよ?
かのんちゃんは、ナミカゼさんに、せーえきナカ出しされちゃったの。
あーあ。
──
『かのんとめぐみのデリヘルレッスン』10 へ続く

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