※このおはなしは、マンガ家 石野鐘音さんのキャラクター「金童音(こんどう かのん)」ちゃんと、やまたヒロイン「幡山めぐみ」ちゃんのコラボ企画となっています。
詳しくはこのへんで。
※【めぐみの場合 01】を追加(2015年8月22日)
【かのんの場合 01】
「今日からみんなといっしょに働くかのんちゃん。よろしくね」
「か、かのんです、よろしく……」
アタシの挨拶に、部屋にいた女子たちからぱらぱらと挨拶が帰ってくる。
なんて言われたかは全然わかんない。わかる余裕が無い。すげー緊張してる。
アタシは金童音。金の童の音と書いて「こんどう、かのん」と読む。
といっても、ここではただの「かのん」だけど。
「この娘全然経験ないみたいだから、えーと、めぐみちゃんいろいろ教えてあげてくれっかな」
マネージャーって言ってたおっさんが馴れ馴れしくアタシの肩に手を置いて前に押し出す。
「あっ、あの……っ」
ううっ、よろけちゃった。おっさんがいきなり押すからだよ。
アタシはそのまま、その「めぐみちゃん」の前に、座り込む格好になった。
最初に目に飛び込んできたのは、白いパンツ。

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