ヤマタより愛を込めて

「はぁ……ぁ、あうう……」
薫があえぐ。
あふれるほどの愛液と精液。
だから挿入はスムースだ。
けれど、もともと身体のサイズが違いすぎる。
大人の男を受け入れるのには中学１年生の身体は未発達すぎた。
それでも薫はうれしそうだった。
皆本が１センチ、１センチ奥へ進むごとに笑顔に陶酔が混じっていく。

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まるで手綱を握られた馬だ。
なんだかいいように操られている気分で、皆本は少女の身体に再びのしかかっていった。
だが、悪い気分ではない。
この愛らしい少女たちは、別に超能力などなくても彼を自在に操るちからをすでにしてもっている。
そのちからに絡め取られていくのはひどく甘美だった。
導かれるまま、薫の中に身体を沈めていく。

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いつしか薫は乳首へのくちづけをやめ、ペニスへの愛撫だけを続けていた。
微かな息づかいと小さな手の感触だけが皆本の五感を支配していく。
もうペニスは完全な勃起状態を取り戻していた。
「か……薫」
うめくような皆本の言葉の言外の意味を敏感にとらえて、薫は少し身体を離した。
ペニスは握ったままだ。

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先ほどの射精から、まださして時間の経っていないペニスは、まだふたりの体液が乾く間もなくまとわりついている。
その萎えた器官を薫の手が無邪気に愛撫した。
同時に、乳首に濡れた感触。
「あ、わっ。か、薫っ」
薫の舌が皆本の乳首を転がすように舐めている。
何度か乳首を吸われるうち、皆本のペニスに力が戻ってきた。

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「何回でも、いいよ。皆本がしたいなら」
そんな言い方をしているが、薫自身それを求めているのだ。
薫が皆本を言い訳にしているように、皆本もまた薫の欲望を言い訳にしている。
きっとそれは悪いことなのだろう。
しかしその悪は、甘く、抗いがたくふたりを絡め取っていく。
薫の手がまだ萎えた皆本に触れる。
「わ、ぬるぬる」

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その感触の心地よさに、皆本の中に再び雄々しい衝動が蘇ってくる。
だが、もうその衝動に身を任せて大丈夫だろうか？
さっきまでの薫の様子が気になる。
少女の身体を抱きとめてやりながら、皆本は迷っていた。
けれど結局その迷いは薫の方から断ち切ってくれた。
「ね、皆本。もう１回。いい？」
「い、いいのか、薫」

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無邪気に笑う少女の姿に、ついつり込まれそうになる皆本。
だがしかし、と思ってしまう。
セックスというのはもっと厳粛な時間ではないのだろうか。
が、それが彼流の考えすぎなことも一応は承知しているのだ。
だからくすくす笑う薫に、今度は皆本の方が苦笑を浮かべる番になった。
華奢で、それでいながら柔らかい薫の身体。

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