ヤマタより愛を込めて

じつはちょっとだけ書きためていた『舞-卑牝』。
ようやくサイトに一部反映させてみました。
http://yamata-dl.sakura.ne.jp/playhouse/hime_tri/play_frm.html

もうしばらく分ストックあるので、今度は毎週水曜日にでも更新しようかしら……。
よかったら読んでください〜

ここにきてようやく股間の異常に皆本も気づいたようだ。
いや快感に。
「う……あう……。ううっ！」
眠い目を開いた皆本のかすんだ視界にまず飛び込んできたのは、鮮烈な赤い色だった。
窓越しの朝日にまばゆいほど白い双丘の間にあって、その赤はいよいよ艶めかしく濃く見える。
一瞬で皆本はそれがなんなのか悟った。

「はぁ、はぁ……」
「あぁ……ん」
「んぅ……ぅ」
３人それぞれに充血して反り返った皆本のものに顔を近づけ舐め回す。
少女の清浄な唾液が皆本の全体を濡らして、根本へと伝い落ちていく。
それを、薫の舌が。
葵の舌が。
紫穂の舌が舐めとって、再びなすりつけていく。
「んふ、ぅ」
「はぁ」
「はぁん」
なんとも言えない興奮状態が３人を駆り立てた。

薫はもう、毛布で裸身を隠すことも忘れて、両手で皆本のものを支えて、フェラチオに熱中していた。
眠ったままの男の股間に裸の少女がむしゃぶりついている様は、非日常的に淫靡な光景だ。
「か、薫ちゃん、私も……」
「ウ、ウチも……っ」
その熱気にあてられたのか、少女たちが再び皆本の股間に群がっていく。

同じ気持ちは葵も抱いていたらしい。
薫が本格的なフェラチオに失敗するたびに、あぁ、と小さな吐息が漏れる。
自分ならもっと上手にできるのに、と思っているのだろうか。
口でするのはあまり好きじゃない、と前に言っていたと思ったけれど。
しかし好きな男がほかの少女に愛撫されている姿を黙ってみているのはやはり気持ちがじれる。

そのたびに薫は息を詰まらせて、えずきとともに亀頭を吐き出してしまっていた。
「えふ、けふっ」
けれどあきらめる気はないらしい。
手で口元を拭って、再び亀頭に唇を当てていく。
紫穂はくすりと笑った。
息を詰まらせないように長大な男のペニスを全部口に入れるのにはちょっとコツがいるのだ。
見ていて少しもどかしい。

超能力など使わなくてもわかる。
自分も同じ状態だったからだ。
胸はどきどきと高鳴り、股間には潤いが染み出し始めている。
襞の間をじっとり濡らす居心地の悪さに腰をくねらせずにはいられないのだ。
再び視線を戻す。
薫は皆本の亀頭を口の中に収めるのに苦労していた。
懸命に口を開いて真っ赤になった亀頭を口に入れようとしている。