ヤマタより愛を込めて

「イっ、イクぅぅぅーーーーーーっ！」
紫穂のあられもない声と同時に、その股間から噴水のように透明な液体が迸った。
ぶしゃあっ！
その飛沫はもちろん、皆本の顔を思い切り直撃した。
そして皆本は少女の膣に締め上げられたかのように、激しく射精を開始したのだった。

葵は指の動きをどんどん激しくしていく。
「ひっ、ひっ、だめっ、だめぇっ」
愛液の飛沫が飛び散り、紫穂の内ももを、腰掛けた椅子を、そしてそれを凝視する皆本の顔までも汚していく。
「イクっ、イっちゃう、葵ちゃんっ、私……ぃっ」
「イってまえ、紫穂っ！」
卵を泡立てる攪拌機のように指が激しく動く！

まるで紫穂の快感が自分にも伝わってきているみたいだ。
思わず知らず脚をすり合わせながら、葵はなおも紫穂を攻め立てた。
「あっ、あふっ、くふぅぅっ」
指を抜き挿しするたび、白く濁った熱い愛液があとから溢れて葵の手を汚していく。
収縮を繰り返す膣肉に二本揃えた指が食いちぎられそうだ。

熱い。
指がヤケドしそうなほど熱い。
そしてヌルヌルの愛液と、柔らかく弾力に富んだ膣肉が指を包み込む。
「紫穂……っ！」
男の快感とはこんな風なのだろうか？
指が気持ちいい。
もし指がペニスだったら、きっとこの瞬間に射精していただろう。
葵は自分の股間がしとどに濡れていることに気づいた。

ずぶぶぶうっ！
中にたまった愛液を溢れさせながら、葵の指が紫穂の膣内に沈んでいく。
その様子がしっかりと皆本の網膜に焼き付くよう、葵はわざわざ紫穂の尻の側から手を回して挿入をした。
「ふぁ、あっ、ああああっ」
葵自身が皆本の前であげたような切ない喘ぎ。
しかし今喘いでいるのは紫穂だった。

むろん、それは皆本の視線を充分意識しての台詞。
淫らな少女ふたりを演出するための台詞だ。
けれど紫穂の本心でもあった。
さんざにクリトリスを嬲られて、快感は頂点に達していた。
なのにイかせてもらえない。
切なさと焦燥に今にも気が狂いそうだったのだ。
だから心底欲しかった。
膣を埋め尽くして欲しかった。

「あ……葵ちゃん……あっ」
葵の指が膣口をなぞっている。
「い、挿入れるのっ、挿入れるのっ？」」
「挿入れたる。紫穂のオメコ、指で掻き回したる」
その言葉だけで紫穂の身体がぶるっと震えた。
２本揃えられた指が膣穴に添えられる。
「挿入れるで、紫穂」
「葵ちゃん……っ！　い、挿入れてええっ」