ヤマタより愛を込めて

ついったーに、『チルドレンオーバー』を載せ始めました。
本来それ用に書いたものだからね。

まあしばらくは並行にアップしていきましょう。

チルドレンオーバー用ついったアドレス
http://twitter.com/kenken_yamata

【ミトゥンの儀式　009】

　ふっとイレイさんは無言のまま姿勢を変えて、僕の方へと手を伸ばしてきた。白い指先が上を向いた僕の先端に触れる。
「あ……っ」
　射精を終えた後で、普段よりも敏感になっている部分に触れられて思わず声が出る。
「ヌナタ様……」

「ああっ。中に……っ。皆本はんが中でぇ……っ」「ごめん！　つい」「…………」「怒ってるのか？　避妊しなかったのはいけなかったけど葵が……」「ぷはあっ、ううーーっ。苦かったぁ」「え？」「皆本はんいっぱい出すんやもん。咄嗟に瞬間移動したけど、いっぺんにはよう飲みきらん」「おい……」

【ミトゥンの儀式　008】

　山羊の乳のように白い肌に、黒々と茂る下腹の体毛の鮮烈な対象に僕は思わず目をそむけた。
「いったいなぜ、どんな……」
　少し間をおいてイレイさんの声が僕の頬に届いてくる。
「なぜと聞かれれば、呪いを受け入れなければ、わたくしはいま頃死んでいたでしょうから、とお答えします。どんなと聞かれれば、それは……」
　間。僕はつりこまれて再びイレイさんの方に視線を動かした。