ヤマタより愛を込めて

やまたの日常を虚実取り混ぜてお送りしています。

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2006/12/25

「みくしのプロフ画像を」　　

ＱＲコードにしてみた
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↑こんなやつ
『コレル密林の蛮姫』１話につながるようになってますよ。

投稿者: 池かなた

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2006/12/19

「コレル密林の蛮姫　05」　　連載おとな小説

「だいじょうぶか、しっかりしろ」
　どこかたどたどしい言葉をかけられていることにロミは気づいた。声は女の……それもかなり若い……ものだ。
「姉……上……」
　声は姉のものではなかったが、ではンクララはどうしたのだろうか。全身の痛みと共にロミは輪姦されていた女の子とを思いだした。
「……姉上っ？」
　起きあがろうとしたが、苦痛で身体がいうことをきかない。
　目を開くと少女がじっと自分を覗き込んでいた。
　ンクララではない。

投稿者: 池かなた

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2006/12/18

「コレル密林の蛮姫　04」　　連載おとな小説

　ロミ王子は、苦痛の中で意識を取り戻したものの、しばらくの間、自分は目覚めたのではなく悪夢の中にいるのだと思いこんでいた。
　うっすらと開いた目に入ってくる光景は暗すぎてどことも知れなかったし、鼻には湿気た汚物の匂いが漂ってきていた。
　そしてなにより耳に届く、女の呻きが、これが現実ではないのだと彼に思いこませていたのだ。
（姉上……！）
　聞こえてくる呻きは、逆賊ナブト＝ギイに陵辱される姉、ンクララを思い起こさせた。
（離せ、姉上を離せ……！）

投稿者: 池かなた

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2006/12/17

「しんどいのう」　　

なかなかにしんどい。

投稿者: 池かなた

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2006/12/15

「コレル密林の蛮姫　03」　　連載おとな小説

　日の沈む前にロミは船を川岸に寄せた。
「今日はこのあたりで休みましょう」
　船を下りるわけではなかったが、夜のあいだも船を進めるのは、危険が多い。もとより視界が効かぬから近づく危険を避けづらいし、なによりも夜は神々の活気づく時間なのである。
　〈小さき神〉の中には、その衝動に任せてひとを食らうようなものもいるのである。
　そういうものを避けるため、ロミは夜の間、川岸に船を停め、朝がくるのを待つことにしたのである。
　さすがにモックロット城を離れて４日。追っ手がすぐに追いすがってくるとは思われなかった。
　とはいえ用心のために、火を炊くのは避けていた。
　日が沈んだ後は、姉と弟で身体を寄せ合って暖を取らねばならないだろう。
　そのことを思った瞬間、ロミの股間に男らしい反応が生じた。

投稿者: 池かなた

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2006/12/13

「コレル密林の蛮姫　02」　　連載おとな小説

　南東カナンを北西へ向けて緩やかな弧を描いて横切る大河、クエド。
　片方の岸に立てば、反対側の岸がかすんで見えないほどの幅を持ったクエド川が、文明の領域を離れて、未開の領域であるコレル密林に入り込んで、一〇〇ダーリあまりの流域。
　さすがの密林も、これだけの大河を覆い尽くすにはいたらず、雲ひとつない空が広がっていた。空の色の蒼さが、東南辺境ヴラスの地を離れつつあることを教えている。ヴラスの地では砂漠から吹いてくる砂混じりの風のせいで、空の色はわずかに黄色みがかっているのが普通なのだ。
　その空を映す水面を、小さな帆柱を一本立てた小舟が、下流へ、ゴヌドイルへと合流する方向へと進んでいた。

投稿者: 池かなた

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