「コラボ企画『かのんとめぐみのデリヘルレッスン』08」
連載おとな小説
※このおはなしは、マンガ家 石野鐘音さんのキャラクター「金童音(こんどう かのん)」ちゃんと、やまたヒロイン「幡山めぐみ」ちゃんのコラボ企画となっています。詳しくはこのへんで。
http://sky.ap.teacup.com/lovefrom/1954.html
■ ■ ■ ■
【かのんの場合 その8】
急に息ができるようになって、アタシは激しく咳き込んだ。
「うええっぶ! うえっ、うええっ!」
し、死ぬ。死ぬかと思った……! 必死で空気を吸い込んでいるアタシのうえで、おっさんがなにか言っている。
「も……いいよ、これ以上されたら、また出ちゃうから……っ」
そっか、もうちょっとでくちのなかにまた出されちゃうところだったんだ。あれはもうイヤだったから、ちんぽ抜いてくれてよかった。
でも、アタシはよくわかってなかったんだ。
男ってのは、とにかくアレを出したい。射精しなくちゃおさまらないんだってこと。
だから、くちのなかで出さなかったのなら、ほかのところで出す気なんだって。
気づいてないアタシを、おっさんが起き上がらせて、そのまま反対側に押し倒してくる。
「うえ……っ、えっ?」
え、ちょっと、なにすんの……!
言いたい言葉を、まだ息がちゃんとできないアタシは喋れなかった。
そんなアタシにめぐみさんが言う。
「ちょっと、かのんちゃん、本番よ?」
さすがめぐみさんは、ちゃんとわかっていたんだけど、アタシの方はまだこれから起こることがなんなのかわかってなくて、上にしかかってくるおっさんの顔を見上げて……怖くなった。
なにちょっとやだ、目が怖いって。なにはあはあしてんの。怖い、怖いって……!
そうでなくともぎろっと見開かれておっかないおっさんの目が、なんだかいっそう怖い感じになっていて、なんかいまにも噛みついてきそうな感じに息が荒くなっている。
「ひっ、やっ、ちょ……おっさん……っ、やだ……っ」
もがいて逃げ出そうとするけど、おっさんがアタシの腰のあたりをつかんで自分の方へと引っぱるから、ずるずると引きずられてしまう。スカートが腰の上までまくりあがっているのを直そうとしたけど、おっさんはスカートをつかんでまくりあげようとする。
「うっ、ううーっ!」
「ふーっ、ふーっ!」
スカートを引っ張り合う小さな戦いは、でもすぐに決着がついた。
「あっ、あっ、めぐみさん……っ」
めぐみさんがアタシの手をつかんでベッドにおさえつけた。
「ほら、ナミカゼさん、パンツ脱がしちゃって」
アタシの手を押しつけて抑え込んでいるめぐみさんは、ちょうどアタシの顔の上に覆いかぶさるかっこうで……。
(うわ、めぐみさんのおっぱいデカっ、柔らか……っ)
アタシはめぐみさんのおっぱいの柔らかさに一瞬抵抗するのを忘れた。
その隙に、おっさんの手がスカートがまくれあがった腰の左右から、尻の側に潜り込んでくる。
そしてその手がアタシのパンツにかかって、脱がそうと引っ張り出した。
「やーっ、やーっ。やだぁーっ!」
めぐみさんのおっぱいに心を奪われていたアタシもさすがに我にかえった。
でも、上半身をめぐみさんに抑え込まれている状態では、思うように抵抗できない。ずるずるとパンツが脱がされていく。
「こらっ、なんで暴れるのよっ。仕事でしょっ。暴れるなっ」
めぐみさんの言葉で、アタシがここになんのために来ているか思い出したものの、やっぱりパンツを脱がされるのは怖くて、嫌で、アタシはしばらくの間もがき続けたのだった。
それでも、そんな中途半端な抵抗では結局、おっさんの力に勝てなくて、アタシのパンツは引き下ろされ、足首から抜き取られてしまった。
「さっ、やっちゃって! ナミカゼさんっ」
【めぐみの場合 その8】
「こらっ、なんで暴れるのよっ。仕事でしょっ。暴れるなっ」
おっぱいの下でおさえつけたかのんちゃんがもがいて暴れる。
あー、涙と鼻水と精液と適当なメイクと……あれやこれやでぐちゃぐちゃになったのが全部服につく……サイアク!
でもやめらんない。
だって、だって、こんなの絶対見逃せない。
かのんちゃんのロストバージン! 処女喪失!
それに比べたら、服が汚れるくらいなんでもない。
まー換えは持ってきてるし。なんだったらナミカゼさんに新しいの買ってもらえばいいし。
娘と同じくらいの歳の処女と犯れるんなら、そのくらい安いもんよね? そういえば、ナミカゼさんて娘とかいんのかなあ。奥さんいるようなことは言ってた気がするけど、お金にしか興味ないからあんま覚えてない。
とかなんとか、かのんちゃんを押さえ込みながら、いらないことを考えているあいだに、ナミカゼさんは暴れるかのんちゃんから器用にパンツを奪い取っていた。
うわ、やるじゃんっ。
意外な才能っ。ていうか、そんな才能、役に立つ? あ、いま立ってるか。
ナミカゼさんの股間で、ちんぽがぎゅんぎゅんしてる。やる気満々って感じ。
もうがまんできないよねっ。あたしもがまんできないっ。
「さっ、犯っちゃって! ナミカゼさんっ」
あたしの言葉にナミカゼさんがあらためてかのんちゃんの膝に手をかけてそのままのしかかっていく。
あんっ、それじゃ挿入るとこ見えないっ。
「見せてっ、見せてっ。ナミカゼさんっ、挿れるとこ、見せてっ」
言われて、ナミカゼさんが姿勢を変えてくれた。親切!
わっ、かのんちゃんのオマンコ。
アタシの角度からじゃ、もじゃっと生えた毛に隠れて、詳しい様子は見えないのが残念。
で。こっちはもう見慣れてるナミカゼさんのちんぽが、手で支えられて、かのんちゃんのオマンコに狙いを定める。
挿れるの? 挿れるんだよね?
うわ、挿入る。挿入る……っ。
「あーっ、あーっ! あーっ!」
おっぱいにかのんちゃんの悲鳴がびりびり響く。
ちんぽがどんどんかのんちゃんの中に消えてく。
挿入ってる。挿入ってるんだよねっ?
叫び続けるかのんちゃんの声が、おっぱいだけでなく、オマンコにまで響いてくる。
処女……喪失……!
あたしは声もなくイッてたと思う。
──
『かのんとめぐみのデリヘルレッスン』09 へ続く

0