去年の夏あたりから
(08/7/2)バッハの「インベンションとシンフォニア」をやっている。先生は「弾き易い曲からやりましょうか?」って言ってくれたんだけど、何となくそういうのって好きじゃないので「順番に弾いてみます」って感じで、だから1年近く経つのに、未だに30曲中6曲目をやり始めたばかり。でも、これがまた全然飽きないんだわ...何でかな?
最初は先生が子供の頃(笑)使っていた教本を借りて練習してたんだけど、やっぱり自分の教本が欲しくなってね。色んなバージョンの教本があるみたいだし、違いも良く解らなかったんだけど、今は先生に頼んで「全音」のを買って来てもらって使っているんだよね。
教本の冒頭に「解説」があって「作曲の背景」とか「作品の性格」そして「各曲の説明」とかが書いてある。「ふ〜ん、なるほどね」って発見が結構あって、面白いわ。解説しているのは「角倉一朗」という人なんだが、どこの誰かは存じません...ごめんなさい。
その「作品の性格」の中に、こんな事が書いてあってね。「今日のように《インヴェンション》をもっぱらピアノ初学者用の練習曲としてのみ用いるのは、この作品の意義をなかば見失ったものと言わなければならない」ですと...いやいやいやいや、だよねぇ〜、やっぱし。そ〜でしょ〜とも、うんうん。
も〜1曲1曲がね、何かこうスゲ〜んだわ。1曲ったって、見開き1ページなんだけどね。それに、左手で「ダ〜ン」とコードとか「高速アルペジオ」弾いて、右手でメロディーとかいうのとは全く違う事を要求されるし。聴いてる方は飽きるかも知らんけど、弾いてる方は飽きないな...少なくとも私は。
とは言いつつ、当然バッハばっかり弾いてると、突然「ドワーッ」と指をめちゃめちゃ動かしたくなる衝動にかられる時も確かにあるんだが、そんな時は以前挑戦したモーツァルトを思い出して弾いたりして。とにかく、今の基本路線はバッハで充分。
「ピアノと言えばショパン」...みんなそうなんだろうね、きっと。私も実際「子犬のワルツ」には挑戦したことがあるんだけど、その他にも知っている曲なら結構あるよ。でも「弾いてみたい」とは思わんし、聴いても「スゲ〜な〜」と思うだけで、それでお終い...楽曲そのものに興味が湧かないんだよな。もちろん、自分自身ショパン弾くようなテクも根性もないのは当然なんだが(自分で弾けそうにないから嫌なんだろ...という指摘に、胸張って反論もできんし・笑)それにしても何でだろうと自分で考えてみた事がある。
思うに、ショパンってさ「バッハ臭さが全くない」せいなのかと・・・あ、いや、これは当然素人の戯言(たわごと)だから聞き流して欲しいんだが、自分ではそんな結論になったよ。そりゃモーツァルトやベートーベンにしても、バッハとは全然違うんだけど、それでも何て言うか...うまく言えないけど...ん〜適切な表現が思いつかん(涙)まぁ、強いて言うなら「ショパンってば、余りにも自由奔放過ぎる」って言うの?ま、そんな感じかな...たぶん。