GWにシブちゃんちの裏庭で、七輪囲んで焼肉やったんだけど、その時にBGM垂れ流し用に活躍したのがこれ...オーディオ・テクニカ製パワードスピーカーのAT-SPS5。正月開けにビックカメラで発見して、他機種を含めてじっくりと試聴した上で、Amazonで購入(何のこっちゃ?)7,000円とちょっとくらいの買い物。
似たようなコンセプトの製品で、Altecの
iM3(06/11/15)ってのも持ってたんだが、あれは外部入力は付いているものの、ほとんどiPod専用。デザインそのものが、iPodを中心に据えてちょうど良い感じだからね。対してこちらは、いわゆる汎用ってヤツ。iPodばかりじゃなく、ポータブルオーディオなら何でも...っていうか、イヤホンジャックを備えている機材なら、何に繋げてもOK。
単4電池4本(もちろん、私はエネループ)で駆動。バッフルはアルミ鋳造で、ヘアライン仕上げ(色は私が大好きな、鈍く光るガンメタリック)になっている。不要な振動を抑制し、なおかつ高品位な仕様...と、メーカーは声高らかにアピールしてるんだが、そもそも振動云々をどうのこうのするような音質(と価格)じゃないわな。とは言っても、一見とても効果があるとは思えないようなバスレフダクト(要するに「穴」)と合わせて、そういうキメ細やかな、少しでも音質を改善させようという努力の賜物なのか、同じ価格帯の他のメーカーの、似たようなサイズのスピーカーを搭載したモノよりも、何となく良い音に聴こえる。気軽にホイホイと楽しむ分には充分に合格だね。それに、本体にはパワースイッチが付いてるだけで、ボリュームも何も付いていない。「音量なんか、繋いだ側で調節すれば良いっしょ。どうせ手元にあるんだし...」この辺の潔(いさぎよ)さも気に入った。ただねぇ、どうせならパワースイッチも無くして(あるいはON-OFF-AUTOみたいにして)「音声が入って来た時だけパワーが入って、何も入って来ない時は休眠状態になる」ってな仕様にしてくれると、もっとスマートなんだけどな。過去、そういうアイテムを使った経験があるのでね...でもこの価格なら、そう贅沢は言えんか。まぁオーテクの身内の方、これ読んでたら、参考にしてね。
デザインも非常に落ち着いた雰囲気でクセも無く、どこに設置しても違和感が無い。持ち運び用のポーチも付いてるし、iPodを繋げて、野外で何か作業する時とか、ベランダでのうのうとビールを飲む時のお供には最適でしょう。
肝心の音質は...サイズ通り低域は望むべくもないが、意外に上から下までちゃんと鳴ってる。J・ジェマーソンのベースラインも、ちゃんと聴こえるよ。まぁあくまでも「それなり」には違いないんだが、そもそもこういう機材に「ハイファイ」とか「重低音」求める方が間違っているだろうし...価格を考えたら上出来なんじゃないかな?
さて、では普段はどういう使い方をしてるかというと...
ここが定位置。私が使っているLCD-DTV222Xというモニターは、内蔵しているスピーカーが、も〜ど〜しょ〜もないシロモノでね。ごくたまに地デジ見る時なんか(ニュースでさえ)アナウンサーが何をしゃべってんのか良く聴き取れない事があるんだな。まして、音楽番組なんかは言語道断(←ほとんど見た事ないけど)。なので、対策としてこのスピーカーを使ってる。正直言うと、ホントはこういう用途に向いているスピーカーを探していて購入したものなんだわ。最初は普通に左右に分かれたコンパクトな外付けスピーカーを探してたんだけど、モニターの左右にそれなりに場所も取るし、な〜んかしっくりくるのが無くてね。それに、滅多に見る事は無い地デジの放送を見るためだけに使うわけだから(他のソースは、全てCR-D1を通る)そんなにカネもかけてられんし。もちろんCR-D1には、ステレオミニプラグ仕様で、ポータブルオーディオ機器のイヤホン出力を受けてくれる「LINE2」も付いてるんだが、テレビの音をAM-5Vで聴くってのも「牛刀を持ってナントカ」みたいで、何だかな〜...というのが、AT-SPS5になった理由なのさ。だから、持ち運んで使うってのは副産物的(っていうか、用途外使用)な使い方に等しい。
購入時、例によって愛称を付けようと思ってさ。しげしげと眺めたんだが、二つのスピーカーが目玉みたいに見えてね。「WALL・E」(ウォーリー)ってのはどうかなと...でも、全然似てないから止めた。