考えてみたら、ウィル・スミスが主演している映画を劇場で観たっていうのは「アイ・ロボット」「アイ・アム・レジェンド」と、これで3作目。それ以前の作品をDVDで観る事もあるんだけど、ほんと「役者だな」って思うね。たいしたもんだわ。で、この「ハンコック」なんだけど...
「アルコール好きで力(チカラ)加減のできない嫌われ者のヒーロー、ハンコックが暴走するヒーロー・アクション。市民に迷惑がられる日々から一転、愛される真のヒーロー目指し、まい進していく。」とまぁ、これは「Yahoo!映画」からの引用なんだけど、これだけなら単純な感じだよね。色々あってハンコックは自首して服役することになるんだけど、何となく周囲の素朴な他人(囚人たち)に心を開き始めて、今までの行動を悔い改め、世のため人のために「愛されるスパーヒーロー」になるべく努力し始めて現場に乗り込み、鮮やかにカタを付けて、ついに拍手喝采を浴びる事ができて、めでたしめでたし。さぁ、これからは真のスーパーヒーローとして、犯罪者を次々とやっつけてくれるのかな(でも、それにしちゃぁずいぶん時間が余ってるな)...と思ったら、そんな単純な映画じゃなかったよ。後半全く違う展開になってる。でもこれがね、意表を突いてて良いんだわ。それまで全くそんな気配を感じなかっただけに、なおさら。後から考えると、ちゃんと伏線みたいなのは提示されてんだけどね。「あのハンコックを見る目は、そういう意味だったのね」みたいな。で、どういう展開になったかというと・・・教えない(笑)
別にネタバレを慎むことを心がけているワケじゃないんだけど、何か一言でも書こうものならズルズルと行っちゃいそうなので止め。まだ観ていない方、後は映画館でお確かめください。面白かったよ。あのエンディングを見ると、続編が制作されそうな気配なんだが、どうなんだろ?私は制作される方に500円賭けたい。
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