今年劇場で観た映画は、ブルース・ウィリスの「RED」と「世界侵略:ロサンゼルス決戦」の2本。両方ともなまら面白い、絵に描いたような娯楽映画だった。で、たぶん今年の最後を締めくくるであろう映画は「ミッション・インポッシブル・ゴースト・プロトコル」...トム・クルーズ主演の、シリーズ4作目。これがまた面白くてさ、笑顔で劇場を後にする事ができましたよ。
前作から5年経っているので、どういう内容だったのかすっかり忘れている。なので、ハント君が結婚したのかしないのか、どんな具合に締めくくられていたのか曖昧だったので、途中設定が解りにくい所があった。あと、いくらなんでも「ロシアの原潜から発射されたICBMが、何ら障害(←いろんな意味でね)なくアメリカの目的地に到達する」ってのもなぁ〜。でもまぁそういう所に目をつむれば、後はハラハラドキドキの連続。お約束通り「ギリギリで間に合う」「ギリギリで間に合わない」・・・こればっかり(無論、褒めているんだよ)。
「緊張感」っていう点では、前作より少々もの足りないかなとも思う。何せ前作は「同乗している仲間の救命中に、ヘリコプター同士のドッグファイトが展開される」とか「高速道路上で空対地ミサイルを回避し続ける」という、過激なまでに緊張感を高める演出が多かったような気がしたからね(っていうか、そこしか記憶にない・笑)それに今回の敵は、単なる「IQ190で、数人の同志がいるだけの肉体派大学教授」という「あくまで個人」だったしな。
でもそれは「強いて言うなら」という範囲での話で、面白かった事は確か。役者の名前は忘れたけど「バットマンビギンズ」に出ていた「暗黒街のボス」や「ハートロッカー」の主人公なんかも良い味出してました。
この映画、「スパイ映画(←今でもこういう言い方するのかな?)の王道中の王道」でしょう。
映画館で映画を観る楽しみは、もちろん「大きなスクリーンで迫力ある画像」もそうなんだけど、もう一つ「迫力ある音響」もそうだよね。銃撃戦の時の音はハンパじゃない。このテの映画は、やはり映画館で楽しむべきですね。
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