4月に入ってから、今までとは全くジャンルが違う仕事の担当になってね。いやぁ〜この歳になって、新しい仕事を1から覚えにゃならんのは、ちと辛いものがある...「早く転勤するか、退職しろ」という嫌がらせとしか思えんな。来年には組織の改編があるようだし、私ゃどうなっちまうのか全く予測不能。だから土日はぐったりで、何かしようという気が全然起こらない...ん〜困ったもんだ。このブログの更新が途絶えたら「うつ病」になって入院してるとでも思ってくだされ(笑)ま、それはさておき・・・
ご存知かも知れないけど、私ゃ「なんちゃってクラシックファン」でもある。専門家じゃないから(っていうか専門的な知識なんて、どの分野でも皆無なんだが)「ズービン・メータはさ...」とか「イエネ・ヤンドーはね...」とかいうウンチクは全く語れないし、何を聴いても、せいぜい「あれ?こんなテンポもアリなんだ」って思うくらいで、何のどんな演奏が素晴しいのかも全然わからん。まぁ今でもピアノを習ってるけど、ピアニストに関しても「誰の、どんな音色で、どんな演奏が素晴しい」のか今ひとつ解らんしな。誰でも解る「録音状態の違い」は解るけどね(当たり前か)だから「この曲好き」とかいう基準は「メロディーライン」と「曲全体の雰囲気」のみ。そんな私なので、普段クラシックを聴く時は、それこそ「専門家」の皆さんから怒られそうな聴き方をしてるのかも知れない。その一つが、iTunesの中の「第2楽章」というプレイリスト。
私ゃ良く知らないんだが「のだめカンタービレ」って、漫画だかアニメだかドラマだかが流行ったよね。今でもそうなのかな?あれで、ベートーベンの「第7」が取り上げられて有名になったらしいんだが、私ゃ中学ん時から「運命」や「田園」より、タイトルが付いていない「第7」の方が好きだったよ。んで「劇的にドラマチックに盛り上がって、壮大な」第1楽章も良いんだが「あの曲って、第2楽章こそが素晴しいんじゃないの?」って、ず〜っと思ってるんだよね。まぁ「なんちゃって」だから「勝手に思ってろ」で全然オッケーだと思うし「そりゃぁ〜違うだろ」と指摘されても「好きなんだから、しゃぁ〜ね〜べ」となるんだが。
とにかく「第7」は「全体的にスゴく大袈裟」な交響曲だと思うんだけど、その第2楽章は、なんかこう「切々と郷愁をそそる」メロディーラインでね...好きだなぁ〜。絵柄としては「枯れ葉舞い散るヨーロッパの古道で、肩を寄せ合って歩く『許されぬ恋』をしてしまった恋人同士を静かに見守る、ベンチに腰掛けた老夫婦」が似合いそうなんだが・・・ま、そりゃどーでも良いわ(笑)とにかく、あの交響曲は第2楽章が好きなんだよ。第5の第2楽章も良いね。もちろんプレイリスト入りしてるよ。
あと、その「第2楽章」というプレイリストに載っていると言えば、モーツァルトのピアノ協奏曲の「20番」と「21番」かな。ピンと来る人は少ないかも知れないけど、絶対両方ともどこかで聞いた事があるはずだよ。両方とも割と呑気な感じの曲なんだけど「長調なんだけど、どことなく寂しげ」みたいで、不思議な感じを受ける・・・私はね。
そうそう、さっきのベートーベンで言えば、ピアノソナタで「悲愴」って曲の第2楽章も入っている。これも皆さん、絶対どこかで聴いた事がある曲だと思うんだけどな。どうしてプレイリストに入っているかと言えば...私が挑戦したベートーベンのピアノソナタん中で、この楽章だけは「割とマトモに弾けた」から(笑)・・・いや、もう「弾け」と言われても、すっかり忘れちゃってるけど、まぁ楽曲そのものも好きだしさ。
そんなこんなで、この他の曲を含めて「第2楽章」ばかりを集めたプレイリストを作って楽しんでるよ。全体的には「テンポゆったり目でロマンチック」って感じの曲が多いような気がする。とにかく第1楽章が有名な曲が圧倒的に多いだろうけど、それの陰に隠れて「珠玉」っていうか、そうだな...寝酒飲みつつ聴くのには、ちょうど良い曲ばかり。だから、明らかに「朝の通勤途中用のBGM」には向いてない(かも知れない)
数年前「シングルレコード」のB面「LP」のB面の1曲目ばかりを集めたプレイリストを作ろうかなとも思った事があったんだけど、素材そのものがほとんど四散しちゃってるし、残っていても取り込むのが面倒なので、挫折した事がある。退職した後の楽しみに取っておくか。