先日,ヘリカル柵の現場検証をしてきました.
結論から言うと,
イノシシやシカの進入防止柵としての利用も可能であると思います.
問題は
@費用と
A作業効率です.
現在は試作段階と言うことで1mあたり100円程度ですが,大量生産できればもっと安くできるだろうと思われます.
作業はと言うと↓
まず,縦棒を等間隔に並べる.
そして
横棒を4〜6本編み込む↓
縦棒と横棒を何本か編んでしまうと形が崩れない様になります.
この状態になると,横棒はハンマーで叩くだけで編み込まれていきます.
ある程度,編み込んだ後は,
地面に対して垂直に立てて…↓
縦棒を地面に打ち込んでいきます↓
縦棒はハンマーで打ち込むだけでどんどん地面に入っていきます↓
アップで見ると↓
想像以上に簡単に地面に入っていきます.
後はどんどん編み込んでいくだけ↓
ハンマーで叩く方法もありますが,こんなやり方も…↓
進入防止柵として利用するには少々工夫が必要です.
縦棒と横棒を1本ずつ使って編み込んだ状態では,しっかり固定されません.
そのため,横棒か縦棒のどちらか,または両方を2本隣り合わせで編む必要があります(ちょっと分かりにくいですが…).
この柵の特徴として
縦棒と横棒の螺旋の回転方向が同じ場合には変形せず,
異なる回転方向のものを組み合わせると変形するというものがあります↓
↑これが
こうなります↓
こんな連結の仕方も↓
直角にくむことも出来ますが
こんな事も↓
一本一本はそれほど強い素材ではありませんが
組み合わさることで十分すぎるほどの強度を保っていました.
柵としての利用だけではなく,いろいろな用途に使えるのではないでしょうか?

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