たまには動物関係の情報を…
と言うことで
長崎のイノシシについて少々…
まずは捕獲数の推移↓
生態学の教科書に載せたい位,典型的なJの字型の増加曲線になっています.イノシシの個体群増加(データは捕獲数なので正しい表現ではありませんが…)を抑制する様な環境要因が現れていないんですね.
長崎県内には,まだイノシシが分布していない(または非常に少ない)地域があるんです.どこまで増えるんでしょう…
一方,狩猟者の状況は…↓
総狩猟者数は激減しています.狩猟者数を底支えしているのは,被害対策のために免許を取ったと見られる「あみ・罠免許取得者」です.
しかも
急速に高齢化が進んでいます.
狩猟者の方は絶滅危惧種状態と言っても過言ではないでしょう.
そして
狩猟者一人あたりの捕獲数も,Jの字型…
イノシシの増加によるものなのか,捕獲方法の変化が影響したのか(*),はたまた両方が影響したのかは分かりませんが,一人あたりの捕獲数6頭以上という数値.
すでに島根県を上回っています.
(*)捕獲方法の技術的な改善によって一人あたりの捕獲数が増加する可能性もありますが,安易な箱罠の利用によって捕獲頭数が増加する(うり坊ばかり捕獲される)可能性もあります.
<おまけ>
結局,天井のクラック(ひび割れ)から鍾乳洞の様に水滴がほとばしっていました.
しばらくの間,この状態で耐えることとなりそうです.
ちなみに天井からぶら下がっているものは
日本の科学の粋を集めた…
カミオカンデ…ではなく
明日から島根県美郷町に出張です.

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