樹脂の流れの説明をするには金型の説明が必要になってきます。
金型は次のように簡単に描かれているのを良く見ます。
これの説明だけで結構な行数が必要です。

まずは金型はこの図の上部と下部に分かれます。
上部をキャビティ。下部をコアと呼びます。
この図ではキャビティの中央から樹脂が入ってきて、台形の製品が出来ます。
断面図ですので台形に見えますが、実際に出来るのは洗面器をひっくり返したものを想像してもらえれば良いかと思います。深めの皿でも結構です。
樹脂の入り口に当たる部分は成型後に切り取ります。
スプルーと言ったと思います。
実際には金型の大きさ(製品の大きさ)によって変わるのですが、普通に目にするものはこの金型が横になって、横から樹脂が押し込まれることが多いようです。
また、極端に描いていますが、製品には金型が外れる方向に必ず、勾配が必要です。
これは金型と成型品が離れるために必要です。
樹脂の種類によっても違いますが1〜2度程度必要です。

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