David Nashって人、ご存じかしらん?
今にも歩き出しそうなハシゴ。
日光にもこの人の作品があるんだそうだけど。
他にも色々と
木を使った作品を創ってる。
中には、
山奥で倒木から切り出した木の玉が海に流れていくまでを見守るなんて、そんな試みも。
日本でも展覧会が開かれたこと有るんだけど、例えば1986年に東京の世田谷美術館でも「
芸術と素朴」なんてのをやってたり。
まぁ、僕なんかが説明するより、
霧島アートの森って所の紹介を引用した方が手っ取り早いし、わかりやすそう。
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David Nash
自然との共存をコンセプトとするイギリス作家らしく、木が本来持つ生命感を大切に、チェーンソーで削ったり、火で焼き付けたりすることで、作品として構築していく。海外ではもとより日本でも人気の高い作家。
中略
『木』という素材の恩恵をどう生かすか、という自然への畏敬の念が込められている。
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なんとも、ユーモラスな表情だったり、不思議な生命観を感じさせてくれたりして楽しいのだけれど、野外に置かれた作品は北方民族のトーテムポールよろしく、ゆっくり朽ち果てていき形が無くなっていく過程、自然に帰っていく様をも見守り観賞?するように考えられている。
朽ち果てていく作品たち。
生物の視線でこれを眺めると、こうなる。
カミキリムシや色んなキクイムシのなかまが卵を産みつけ、キツツキが穴をうがち、キノコが生え、キノコムシたちがたかり、木材腐朽菌がボロボロに分解する。
例えばこれを、もっともっと環境の回復に役立って楽しい物として利用できないかなぁって思って、かれこれ10年ぐらい前から色んな公園計画の相談に呼ばれる度に提案してきたのだった。
そう、作ってうれしく見て楽しい、そんなビオトープの仕掛けたち。
ただね、やっぱり大がかりなのは違うかなぁって思ったりするのだよ。
こんな風に、子供たちと遊びながらでも簡単に安全に作れる物がイイなぁってね。
え?
これ?
これはね、餌台。
今にもフラフラと歩いて行っちゃいそうでしょ。
A(^_^;
頭の部分には、この林でとれたクリやドングリ、ムラサキシキブやガマズミの実なんかが入ってる。
シジュウカラやカケス、リスなんかが利用してくれたらと思うのだ。
間伐で出た小枝を、ハサミで切って逆さに地面に立てて、てっぺんにツルをからみつけただけ。
簡単でしょ?
エサ入れは、林に落っこちてた鳥の巣を使ったのだ。
で、こんな頭でっかちの餌台がズラリと並んで、あっちにフラフラこっちにヨロヨロしてる、そんな小径が出来たら面白いだろうなぁって思ったのだよ。
まぁ、仮に言うなら<
マーズアタックの小径>なんて、どうかな?
でもねぇ、そうそうたくさん小鳥の巣は手に入らないんだよね。
仕方がないので、代わりになる物を考えてみたのだ。
麻ひもと縄でカゴを作ってみたのだ。
案外簡単だよ。
んじゃ、さっそく作り方、行ってみようか。
縄の端っこを麻ひもで縛ります。
クルッと折り曲げて縛ります。
さらに巻いて縛って....カゴの底の部分を作っていくんです。
ね、丸くなってきたでしょ。
縛ってるところの間隔が長すぎちゃうと、カゴの中のエサがこぼれちゃうから、適当なところでこんな風に麻ひもで縛るところ追加していきます。
こんな風に、巻きが大きくなるにつれて、2カ所から4カ所へ。
そしてさらに8カ所へと。
途中からは、適当に間隔が開きすぎないように、麻ひもを追加していきます。
そこの部分がある程度大きくなったら、こんな風にちょっと膝で押して、縄が少し上の方に固定されるように縛っていきます。
縛るときに、カゴの内側になる方の麻ひもをちょっとだけ強めに引っ張るだけ。
それを繰り返していくと、自動的に丸みが出てきます。
適当な大きさと深さになったかなって思ったところで、縄をちょん切ります。
縄の端っこを、麻ひもでしっかりと縛ったら、ホラッ!
できあがり。
あまったヒモは、あとで木にくくりつけるときに使うので、軽く束ねてカゴの中に入れておきましょう
そのままじゃ、ちょっとつまらないし、稲ワラの縄の鮮やかな黄色が、林の中ではまぶしいので、枯葉をくっつけてみましょうか。
グルーガンを使うとお手軽ですね。
事故米の糊を使う方が、もっと環境にもイイとは思いますがね。
うひひ
熱いから、ヤケドしないようにね。
30秒から1分ぐらい軽く押しつけて固定してると、もう離れません。
一人でたくさん作るのには、こういう文明の利器がやっぱり便利ですね。
汗
なにやら怪しげな物がたくさん出来てきました。
さて、これから先は、また次回のお楽しみ。