
護国寺のとある幼稚園内のビオトープと園の外回り植栽に新たにビオトープ機能を付け足す実習をしました。

昨年除染して裸地になったエリアにアシタバを植えてもらいました。
ビオトープ内なので、列植えにならないように自然風に植え付けてもらいました。

半日陰でも元気に生長し、キアゲハが産卵したり花にはハナムグリのような甲虫類やハナアブなどもやってくるでしょう。

ところで、園内のビオトープは、ご多分に漏れず産地不明の貴重種満載でした。
ムジナモなんかも久しぶりに見て、話題には事欠かない空間なんですが。汗
まぁ、周囲は住宅地でここに繋がる水系もないので目くじら建てることもないとは言えなくもないんですが、絶滅危惧種を採集して高く売りつける業者もあとを絶たないんで、出来れば購入しない方向でね。w

受講者には、自由に出入りできる地元の野生生物にとっては、ここは優れたビオトープ機能を発揮している等々の説明もしました。

子供たちが自由に虫を捕っても良いというスタンスの空間なので、ビオトープというよりは生態園的性格の強い場所ですね。
これはギンヤンマのヤゴ?かな。

メダカも泳いでいたので、小さな閉鎖空間では急速に遺伝的多様性が失われるために、こういった場所で繁殖させた生物を子供たちにお裾分けするのは良いけれど、自然環境内に放流してはいけないなどの捕捉も。
学校ビオトープは、維持管理も含めていろんな問題を孕んでいますが、生き物に実際に触れて命の大切さを実感するためにはとても役立っています。
さて、後半は、園芸種中心。