
7月31日撮影
さて、トレリス効果のお話しも、とりあえずこれで一段落にしようかと思っています。
話しを、まず最初に紹介したウマノスズクサに戻そうかと。
さっそくですが、公園スタッフが何を一生懸命撮っているかわかります?
えぇ、イモムシ君です。
いえね、こんなに沢山のジャコウアゲハの幼虫を見るのはさすがの僕も初めてでねぇ.....。
みんなで、「わぁっ!きゃぁ可愛い!」とか、「すっげ〜カッコイイ!」とか、「へぇ〜っ、こんなカッコウしてるんだぁ〜!なんで???」とか「あぁ、私たちホントに良い仕事をしたと思います。」なんて言われても、やっぱりイモムシを見るのは無理って人もいるんだろうなぁって思ってね。
むふふ
で、イモムシ系の写真はこの回にまとめることにしたんですよ。
もちろん、身近な生き物に対してトレリスを効果的に利用する工夫は、何も食草を使うって事ばかりじゃありませんからね。
例えば、
トレリス効果の続き
7.蜜源としてのツル性植物の効果的利用。
8.ツル性植物の果実などで野鳥たちを呼び寄せる。
9.熱放射をコントロールして、夏涼しく冬暖かく暮らす装置としての利用。
なんて調子だ。
なぜだか急に流行のきざしを見せてる「緑のカーテン」とか、アケビ棚とか壁面緑化だとか、そんな切り口の利用法なんかもね。
植物の組み合わせを工夫すれば、お台所を賑わせたり、壁面の生態的多様性を飛躍的に高めることだって出来るわけで....きりがないって言ってしまえばそんな感じ。
けれどまぁ、ここではとりあえず、食草として効果的に昆虫を誘引する装置としてのトレリスを紹介して、とりあえずのまとめとして締めくくろうと思います。

7月8日撮影
なんて、ゴタクを並べてる間に、またまたジャコウアゲハが産卵に来ましたよ!
ただ単に、あぜ道の雑草の上にのたくってるウマノスズクサを探しても、そんなに頻繁に産卵を目撃することは出来ません。
イモムシも、ほんの何頭か発見できれば運の良い方です。
さて、それでは、なんでまたトレリスだと、ジャコウアゲハを効率よく誘引できる?のでしょうか?