この写真、4月14日に新宿御苑で撮ったんですが、里山の蝶だとばっかり思ってたようなのと都心で鉢合わせすると、新鮮な驚きというか、ちょっとお得な感じというか、感無量というか、つい余計な思いが経巡ってあげくの果てになんだか複雑な気持ちになったりします。
不景気のあおりで公共費削減になってもう10年ぐらい経ちますよねぇ。
おかげで都内の自然はホントに良い感じに回復傾向で。
A(^_^;
こんな、年1回しか羽化しない蝶も見られるくらい、都市公園の環境も安定してきたんだなぁって思う訳なんですよ。
あ、紹介が遅れましたね。
このチョウチョ、
新しいホームページの「選択的除草 あるいは Ecoひいきな庭づくり」の方でも登場してもらっている、ツマキチョウの雄です。
あちらの記事をすでにお読みの方はおわかりだと思いますが、この蝶が繁殖できるためには
少なくとも1年以上にわたって人の手が入らない環境が必要なんですよ。
それはさておき、今日は趣向を変えて、クイズでもと思いましてね。

今が見頃のベツレヘムの星(オーニソガラム・ウンベラータム)
ツマキチョウの雄を御苑で見かけたとき、この子は一体なんの花の蜜を吸って暮らしてるんだろうかって、ちょっとギモンに思ったんですよ。
ちなみに、写真の蝶がとまってる花はシロヤマブキですが、たまたまとまっただけで蜜を吸ってたわけではないんですよね。
里山でこの蝶を見かけたんなら、きっと春の野草のミツを吸ってるんだろうけれど、こんな都市公園では一体どんな蜜源を利用してるんだろうかって興味が湧いたんで注意して歩いていたら、たまたま吸蜜場面を目撃するチャンスに恵まれたんですよ。

ハルジオンにきたツマグロヒョウモンの雄
さて、クイズに入る前に、チョウチョと言えば思い出すこんな詩句を一つ。
蝶
二つ折りの恋文が、花の番地を捜している。
ご存じ、
ジュール・ルナールの博物誌ですね。