
世間は一気に春の装い。
御苑のマンサクの花が、早春の日に照り映えていました。

こちらはサンシュユ。
枝先に砂金をまぶしたような華やかさでした。
今年の
啓蟄は、閏年のせいで3月5日から春分の日までなんですね。
二十四節気の一つ、啓蟄(けいちつ)の期間は、さらに約5日ずつの3つに分けられて
七十二候とされるんだそうです。
啓蟄はこんな風に分けられてるんですね。
初候
蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬蘢りの虫が出て来る
次候
桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める
末候
菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる
東京に出てきた頃、なにが驚いたかって、正月にはちゃんと梅が咲き、3月3日には桃が、そして入学式には桜が咲くのが新鮮だったんだよね。
僕の田舎は東京より遙かに南西に位置してるのに、これらの花が咲くのは1月遅れなんですよ。
しかも太平洋側なのにさぁ。
だから、子どもの頃、毎月手元に届けられる雑誌の表紙に、1月は梅、3月は桃、4月は桜が描き込まれてるのは、きっと何か儀礼的なもので、例えば旧暦と新暦のズレ何かによるものなんだとばっかり思い込んでたんです。
早い話、子供心に、これはお約束なんだと思ってたわけ。
それが東京に出てきたら、ただのリアリズムだったんで驚いた。
A(^_^;