映画の話しではありませんよ、もちろん!
でもねぇ、この「
存在の耐えられない軽さ」って、良いタイトルだと思いませんか?
軽い僕のことですから、この映画もまたタイトルだけで満足してしまって見ていないんですよ。
どんなお話しなのかなぁ?
ちょっと調べてみよう。
ここにあった。
原作の冒頭には、ニーチェの引用があるそうな。
ちょっと抜粋。
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「われわれの人生の一瞬一瞬が限りなく繰り返されるのであれば、われわれは十字架の上のキリストのように永遠というものに釘付けされていることになる。このような想像は恐ろしい。永劫回帰の世界ではわれわれの一つ一つの動きに耐えがたい責任の重さがある。これがニーチェが永劫回帰という考えを『もっとも重い荷物』と呼んだ理由である。
もし永劫回帰が最大の重荷であるとすれば、われわれの人生というものはその状況の下では素晴らしい『軽さ』として現れうるのである。」
「もっとも重い荷物というものはすなわち、同時にもっとも充実した人生の姿なのである。重荷が重ければ重いほど、われわれの人生は地面に近くなり、いっそう現実的なものとなり、より真実味を帯びてくる。それに反して重荷がまったく欠けていると、人間は空気より軽くなり、空中に舞い上がり、地面や地上の存在から遠ざかり、半ば現実感を失い、その動きは自由であると同様に無意味になる。」
「一度だけおこることは、一度もおこらなかったようなものだ。人がただ一つの人生を生きうるとすれば、それはまったく生きなかったようなものなのである。」
〜ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』より
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うむぅ〜、もうそろそろ読んでみても良い年頃になったのかなぁ、面白そうじゃん。
んで、もちろんそんな話しではなくってぇ〜。