やっと「自然のカケラ」が校了しました。
でも、まだ問題が。
ひょっとすると違うタイトルになっちゃうかも知れないんですよ。
やだなぁ。
今度の本、簡単に言えば親子のための自然観察本ですが、書き方をちょっと工夫してみました。
何というか、点描法的アプローチとでも言えばいいかも知れないアプローチをとってみたんです。
昨年出した「小さなビオトープガーデン」も、その傾向は強かったんですが、今度の本はタイトル自体が「カケラ」なので、身の回りのフラグメントを寄せ集めながら、環境そのものを浮き彫りにできたらおもしろいなぁ、なんて、大それた事を考えて、去年の書き方をさらに進めてみたんです。
点描法と言っても、これは絵画の印象派で言うそれではなくて、方法論的にはドビュッシーの「海」からウェーベルンへと続く、音楽的点描に近いものを意識していました。
まぁ、どんな感じかは、できてからのお楽しみ。

ところで、掲示板の方へ出題したままになっていた物件。
たわわになった金色の実は、直径1cm程度。
台湾中部の丘陵部にある庭に植えられていた物です。
日本でも、この頃では少しだけ実を着けるようになった人気の花木です。
昆虫も、この頃やっと食える物なんだと認識したらしく、花を訪れるようになってきたおかげですが、それでも1株に数粒なっていればいい方と言ったのが日本での状況です。
さて、この木は何でしょうか?
紫色の小花が、房になって咲きますよ。