気ままニュース137
古墳の梯子をしたら、またまたドカチン焼けがひどくなってしまった。
頭皮も日焼けしてヒリヒリと痛いと言うか、頭痛に近い感覚。
暑かったもんで、例によってランニングに腰タオルでほっつき歩いたのがいけなかった。
テクノホルティーの授業で、埼玉古墳群に行ってきたのだ。
学校のすぐ近くにある。
周囲には弥生時代からの自然のカケラが残されている(ホントか?)ので、なかなか見応えがある。
http://www1.odn.ne.jp/fukadasoft2/kofun/
古墳を囲む堀にはハナショウブが盛りで、古代のロマン?が楽しめますよ。

ハナショウブに彩られる二子山古墳
ショウブが咲いているのは外堀の方。
やっぱり、埴輪とかいっぱい埋まってたんだろうねぇ。
そう言えば大学の後輩のヴァイオリンを弾いていた女の子ででハニー・ドグリンというあだ名のやつがいたっけ。
何のことはない、埴輪のような体型、土偶のような瞳というので着いたあだ名だという話し。逆だったかな、土偶のような体型で....>ぼかっ!

近くの田んぼでカブトエビを見つけた。帰化生物だ。なんでも田んぼの草取りをさせるためにアメリカ産だのを放したらしい。日本には現在3種類いるとのこと。が、いずれも帰化生物。
ビオトープガーデンの本に載っけたのもここらで撮った写真だ。

こちらはホウネンエビ。日本産です。
エラというか足の根元が緑なのは藻類と共生しているからなんだそうな。卵を持っているのもいたなぁ。

丸墓山古墳からみた稲荷山古墳
お堀は埋められて砂利だらけになってしまった。
それだけのことと言ってしまえばそれまでなんだけれど、いざ登ろうと堀だった所を渡ろうとしたとき、なんだか霊的な場所という感じが全く消えてしまっていて、何とも色気のない場所になってしまっていたのには驚かされた。水の結界が、やっぱり重要だったのかしらん?
造形的にはなんて事もない丸墓山古墳のてっぺんの方が、よっぽど古代への思いにふけることができたねぇ。
みはるかす早苗の緑。
風に揺れるはてしない田圃。
そんなにも昔から、この地では稲作が行われてきたのだというのが、とても不思議な感じ。
なんて言うのかな、生まれる遙か前のことにまで記憶が伸びていっているような、妙な気分。

丸墓山古墳のお堀にも、いろんな生き物がいる。
この日の拾い物は、コシアキトンボの産卵シーン。
朽ちた杭にシッポをぶつけるようにして卵を産み付けていた。
ふ〜ん、べつに枯れ草でなくても良いんだねぇ。

こっちはモノサシイトトンボの水中産卵。
水の中のクロモ?またはオオカナダモ?の茎に産卵しているところ。

行き帰りの途中にある神社の境内にも浅間塚古墳があり、そのてっぺんに前玉神社がある。
http://bell.jp/pancho/travel/saitama/sengenzuka%20kofun.htm
祭神として、前玉比古(さきたまひこ)と前玉比売(さきたまひめ)を祀っているんだそうな。
ちなみに、埼玉(さいたま)という地名は、この前玉(さきたま)から生まれたんだって。
なんて事無いような小さな神社なんだけど、意外に深い歴史を持っていてビックリ。
んで、その神社のすぐ脇に、「古墳最中」というのぼりが立っている。
どんなモナカなわけ?と思ってのぞこうとしてのけぞってしまった。
店の脇にあるそれはつぶらな瞳で僕を悩殺。
ハニ〜フラ〜ッシュ!!!>ぼかすかっ!

埴輪のハニ〜たちが発するラブリー光線で、もうメロメロ。
近くにある「はにわの館」で造ったものらしい。
http://www.ne.jp/asahi/hao/egg/haniwa/yakata/yakata.htm
もともとはご主人様と一緒に生き埋めにされた家臣たちの身代わりに造られたという埴輪。
こうも脳天気なのを造られると、やっぱり遠い昔のことなんだなぁと思う。