昨年、いちじんさんが友人からもらってきた「パッションフルーツ」
どこかで名前を聞いたことがあります。
最近忘れっぽくなった脳を刺激しながら記憶を呼び戻そうとすると、
ケニアにたどり着きました。
四駆の車に乗ってガイドのジェームス、そしていちじんさんと私。
いつも三人でサファリに出かけていました。
昼になるとロッジに戻ってきて午後は昼寝、というパターンもあれば、
一日中、ウォチングする日もありました。
そんな日はランチボックスを持っていきます。
中にはサンドウィッチと飲み物、そして果物が入っていて、
そのとき初めてパッションフルーツなんていうものを食べたのです。
頂いた苗木は南に面したキッチンに置いてあり、8時を過ぎると朝陽が当たってきます。
すると葉から小さな小さな輝きを放ちます。
まるで水滴のようですが、それより小さく涙の形をしていません。
直径2mmほどのまんまるです。
それを不思議に思い、今朝いちじんさんに言ってみました。
私はただ、どうしてなの?と疑問を抱くだけでしたが、
いちじんさんはその水滴のようなものを手に取りました。
形はそのままで崩れません。ねばねばしているようです。
いちじんさんは手をそっと口まで運び、「あま〜い!」といやに感動。
ケニアで食べたパッションフルーツをそれほど美味しいとは思いませんでした。
食べ慣れないからでしょう。
この木が大きく育ち、ケニアを思い出しながら実を食べられる日はいつかなぁ〜。