「昨日、救急車で運ばれたんですってね」
「いえ、タクシーで来ました」
K病院のY先生とこんな会話から始まりました。
エコーで見ると胆石は胆のうの中に浮かんでいるように見えます。
11月の受診で説明があったように、この石が胆管につまると痛みを感じるのだそうです。
「今は治まっているようですね」
先生の問いに、「ええ」と答えました。
あの痛みをもう味わいたくない、と手術を考えましたが、
昨夜の痛みが本当に胆石によるものか気になりました。
もし胆のうを摘出をしても痛みが起こったら。。。
違うところに原因があって手術をした意味がなくなってしまいます。
Y先生に尋ねると、
必ず痛みには原因があり、これだけはっきり胆石があるので間違いない、とのこと。
「山の頂上で発作が起こったらどうなりますか。胆石を持ったまま山登りを続けるなんてもっての外ですよ」
私が迷っている様子を見て先生はいつもより強い口調で言いました。
10月にネパールへ行って経由地のタイで腹痛を起こしたことを思い出しました。
翌日は飛行機でカトマンズまでの移動たったので、昼食を抜き、夕食も控え
何とか症状は治まりました。
腹痛を起こした翌日歩く予定ならどうなっていたことでしょう。
ぞっとしました。
「先生、手術します」
「それじゃ、紹介状を書きますね」
前々から手術をするときはS病院を紹介してくれることになっていました。
K病院も外科はありますが、S病院には胆のう摘出の事例が豊富な医師がいるそうです。
家に帰りネットでS病院を見ると紹介していただいたH先生の専門分野は
肝胆膵外科・鏡視下手術・消化器外科 とありました。
事例もたくさんあるそうで、1週間ほどで退院できそうです。
今は何も感じませんが、xdayが間近に迫ると胸がドキドキすることでしょう。