真冬のような寒さから一転、今日は穏やかに日よりでした。
いちじんさんは昨日からひとりで東京へ。
それも泊まりです。
そして私も今日の午後から東京へ。
こんなにお天気がよいので山にでも行きたい気分です。
遠くへは行けないので、家から歩いて行ける井野川を歩くことにしました。
ところが事情は急変。
私の東京行きはストップです。
何だかモヤモヤしたまま散歩に出かけました。
歩き始めてすぐ、3歳くらいの男の子と犬を連れたお父さんに出会いました。
追い越そうとすると男の子は、
「こんにちは」と挨拶をしてくれ、うれしくなりました。
「こんにちは。今日はお天気が良いわね」と私も言います。
男の子は元気よく「うん」と答えてくれました。
お父さんは、よく挨拶ができたね、と褒めています。
最近は二十歳になった成人でも挨拶ができない人がいます。
数時間、一緒に過ごすことになっても自分の名前を言うことさえできないのです。
幼子の元気な挨拶を聞いてそんなことを思い出しました。
行きにササ藪でガサガサ音がしていたので気になった場所があります。
帰りは川の反対側を歩くので笹藪の裏側が見えます。
近付くと小学生たちが土手に下りています。
私が通り過ぎようとするとき、一人の男の子が「こんにちわ」、と言いました。
道で会って子供たちに声をかけても答えてくれない時代です。
「知らない人に話しかけられても、話しちゃだめよ」と教えられているのでしょう。
子供に声を掛けられ、幸せな気分になりました。
見ると子供たちは笹を刈っています。
「何しているの」
「秘密基地を作るんですよ」
その笹で?、と内心思いましたが、ぐっと飲み込み、
「楽しそうね〜」と言いました。
すると男の子は、「そうでしょう、楽しいでしょう」とうれしそう。
さて、どんな秘密基地ができるのでしょうか。
車がやってきました。
サイクリングロードですが一部、車が走れるところがあります。
スピードダウンして窓が開きました。
「この辺に”でこのパン”がありませんか」
と女性の声。
「”もぐのパン”なら知っているんですけどね」
と言ってパンについて少し立ち話?をしました。
ひとりで2時間ほど歩きました。
たわいもない会話を楽しんだひとときです。
井野川でこんな景色やこんな鳥を見ました。