ことの起こりは4月21日、左の背中や脇腹が痛くなりました。
胃のあたりや右腹なら分かります。
最近食べすぎの傾向にあるし、胆石に苦しんだ経験もあるので。
しかし、痛いのは左。
ここにはどんな臓器があるの?
原因が分からないまま、痛みはどんどん増しました。
翌22日、仕事へ行く前に病院へ。
痛む箇所を伝えると、A医師は「典型的な尿路結石の症状ですね」と言いました。
そう言えば胆石の発作のときの痛みにも似ています。
エコー室に行くとB医師もやはり、石があるのでしょう、と言って画像の中から石を探している様子です。
「はい、終わりましたよ。でも、石はないですね。それに腎臓も腫れていないし・・・」
再び診察室に戻るとA医師はB医師が撮った画像をもと、この痛みは筋肉痛ではないかと言いました。
「昨日何かやったでしょう」
「そんなに激しい運動はしていません」
「便秘でもこんな症状がでるんだよね」
「そう言えば、そんなときの痛みにも似ています」
こんな会話をして整腸剤のようなものを処方してもらって、仕事に行きました。
ところが、痛みは治まるどころが、ますます激しくなります。
5時の退社時間を待てずに早退。
家に帰って横になっても痛みは続きます。
大体、痛みというのは真夜中に起こることがよくあります。
「今日は飲まないでね」
いちじんさんにそうお願いして、いざという時に備えました。
夜7時近くになって、このまま痛みが治まりそうもないので、また病院へ。
一日に二回も通院するなんて・・・
夜間の当番医も何が原因か分からないようです。
10時近くまで痛み止めも入っているという点滴をしていました。
それでも治まらず、「もっと強い痛み止めをください」とお願いし
やっと肩に注射をしてもらいました。
少しは痛みが和らいだようです。
でも原因も分からないし、このまま家に帰ってもまた痛みが出るかもしれない、
ということで、このまま検査入院することになりました。
翌日、9時から検査が始まりました。
CT、胃カメラ、胸部カメラ、心電図、血液、などなど・・・
そして午後になり、入院時の担当C医師から説明がありました。
CTで撮った画像を見せながら、これが石ですよ、と言いました。
2ミリほどの小さなものです。
膀胱のあたりにあるのでもう直ぐ出るとのこと、
原因が分かったので明日、いつでも退院していいとのことです。
病名は尿管結石。
もうすぐ症状も消えるとのことでした。
ただ、腎臓の腫れはなく、潜血もない。血液検査で白血球の増殖もない。
そんなことが医師の疑問であったようです。
「レアのケースですね」
C医師はそう言いながら不思議そうな顔をしていました。
それでも原因が分かったということでひと安心です。
明日退院することにしました。