合唱団の新年会でのことです。
ひとりひとり近況報告や新年の抱負を話しました。
「今年は公私ともに良い年になりそうです」
最後に順番がまわってきた独身のIちゃんはそう言いました。
ぴ〜んときた私は、彼女を呼んで尋ねてみることに。
「もしかして、決まったの」
「ええ」
彼女は照れくさそうにうなずきました。
自営業をしている父親と二人暮しの彼女は30半ば過ぎ。
お婿さんとりが条件のようで、
今までにもお付き合いをしていた人はいたのに、
なかなかゴールまではできなかったようです。
今度のお相手は東北出身の次男坊。
お父さんとも馬が合うようです。
ゆくゆくは家業を継ぐのでしょう。
人の幸せを自分の喜びとして感じられた日でした。