みんな音楽が好き、と思っていたら、どうやらそうではなさそうです。
「田んぼの真ん中でコンサートをするのとは違うのよ。住宅街で大丈夫なの」
先日、案内状が出来上がり近隣の人に渡してありましたが、
今日になって出席できるか聞きに行ったときのことです。
アドバイスのようクレームのような言葉のシャワーを浴びてしまいました。
言葉はまだまだ続きます。
「みんながみんな興味があるとは限らないのよ」
「10月はもう涼しいから大丈夫でしょうけど、窓は全部閉めてね」
「それにボリュームも抑えて」
「だいたいコンサートというのは防音のある会館やホールでするものでしょう」
「隣のアパートには赤ちゃんがいるかも知れないでしょう。迷惑にならないようにね」
ひとりの人からこんなにたくさんものアドバイス?をもらいました。
「でもね。それは、みんな承知のことよ。時間だって午後の3時から1時間だし・・・」
「ご近所に伝えないまま開催なんて失礼だから、こうしてお話しているし・・・」
「涼しい10月を選んで窓を閉め切るようにしているし・・・」
言いたいことはたくさんありました。
それでも、相手が言うことも一理あるので、ぐっと飲みました。
ただ、「そうですよね、そうですよね」と相槌を打つだけ。
そうすることでご近所さんとの関係を保つしかないのでしょう。
この人とは別に、もう一人お誘いした人がいます。
「わぁ〜、素敵。ぜひ聴かせていただくわ」
そう言ってもらったのを思い出し、救われました。