連休中に見つけた花を少しづつアップします。
これは豊田市の山中で見つけたウワミズザクラです。
れっきとした桜の仲間なのだが花の形がコップを洗うブラシのような
形をしていて面白い...
万葉集にも「かには」の名前で登場します。
味さはふ 妹が目離れて しきたへの 枕もまかず 櫻皮(かには)巻き 作れる舟に--- (長歌)
山部赤人
「妻に別れて、その手枕もしないで、桜の皮を巻いて作った舟に---」
と続きます。
サクラの皮は、今でもかば細工(かばはカニハから転じた語)などに使われます。
ウワミズザクラは各地の山野に自生する高さ10メートルほどの落葉高木。
サクラの一種で、五月ごろ五弁の白い小さな花が房状につく。
コンゴウザクラともいう。