7月中旬、私は2泊3日の日程で関西を旅行し、2日目は
京都で嵐電に乗って沿線を周遊してきたり、京都から大阪へは京阪電車で移動し、その途中で
樟葉に立ち寄るなどしてきましたが、最終日の3日目は、午前中からお昼頃にかけて、大阪から和歌山方面へと行ってきました。
梅田や難波と共に大阪市内の主要ターミナル駅のひとつである天王寺駅から、JR阪和線の電車に乗って和歌山駅へ着いた私と連れは、和歌山駅から和歌山電鐵貴志川線(和歌山〜貴志間14.3km、駅数14、全線単線)の電車に乗り換えて、同線終点の貴志駅まで行ってきました。
貴志駅からは折り返し、また和歌山駅に戻ってきましたが、貴志に行く往路では
伊太祈曽駅に、和歌山に戻る復路では甘露寺前駅でそれぞれ途中下車し、その周辺なども散策してきました(
伊太祁曽神社も参拝・見学してきました)。
平成18年7月28日の記事でも書いたように、私は
同年7月末頃の関西旅行でも、貴志川線を利用したことがありましたが、あの時は和歌山駅から日前宮前駅までの2駅間を乗車しただけであり、貴志川線全線を乗車したのは今回が初めてでした。
今日の記事では、私が今回貴志川線で乗車した電車や、利用した駅などを写真と共に紹介させていただきます。なお、和歌山電鐵の概要については、
平成23年1月18日の記事に書かせていただきましたので、そちらの記事も御参照ください。
以下の写真は、和歌山〜伊太祈曽間で私が乗車した「いちご電車」です。
いちご電車は、平成18年、和歌山電鐵が発足して以降初めて貴志川線に登場したリニューアルデザイン列車で、和歌山電鐵が属する「両備グループ」のデザイン顧問である水戸岡鋭治氏が、貴志駅周辺の特産品であるイチゴをモチーフにデザインを担当しました。とても可愛い雰囲気の電車です。
以下の写真は、貴志〜甘露寺間で私が乗車した「おもちゃ電車」です。
おもちゃ電車は、いちご電車デビューの翌年に貴志川線に登場した、真っ赤なボディーが印象的な列車で、車内のガチャガチャマシーンではおもちゃも販売されています。特に子供には人気が高そうな電車です。
以下の写真は、車窓から見かけた「たま電車」です。
たま電車は、平成21年にリニューアル列車第3弾として貴志川線に登場した、前年にスーパー駅長に就任した「たま」をモチーフにデザインされた列車です。今回は、残念ながらたま電車には乗る機会がありませんでした。
以下の写真は、貴志川線終点の貴志駅の様子です。貴志駅は、単式ホーム1面1線と、1線の保線用留置線を持つ地上駅です。
貴志駅の売店の飼い猫「たま」が、和歌山電鐵から正式に駅長に任命されたことが全国的な話題になって以降、たまに会うことを目的に貴志駅を訪れる観光客が増え、平成22年に、猫の顔をモチーフとしたデザインを採用した現駅舎に建て替えられました。駅舎には「たまミュージアム貴志駅」という名前が付けられています。
現在は、たまブームにより、たまの本拠地である貴志駅自体が観光地と化しており、私が同駅を訪れた時も沢山の観光客が駅に来ておりました。駅舎内やホームでは外国語を話している人もかなり多かったので、観光客は海外からも多く来られているようです。
以下の写真は、貴志駅にいたニタマ駅長代理です。
たま駅長は高齢のため、現在は祝日を除く毎週火曜日、水曜日、木曜日のみの出勤となっており、たま駅長が不在の時は、このようにニタマが駅長代理として貴志駅に出勤しています。
ちなみに、「たまに似た二番目の駅長猫」という意味からニタマと命名されたそうです。
以下の写真は、貴志駅の駅舎内壁に掲示されていた同駅の時刻表です。たまの写真フレーム付きでした。
以下の写真は、貴志駅内に展示されている、たま駅長への辞令・委嘱状・賞状などです。
今年3月9日の記事でも紹介したように、乗客数の増加、観光へのアピールなどへの多大な功績から、たまは和歌山電鐵から「スーパー駅長」(後に「ウルトラ駅長」に昇進)、「和歌山電鐵社長代理」の肩書きを、和歌山県からは「和歌山県勲功爵(わかやま で ナイト)」、「和歌山県観光招き大明神」などの称号を与えられています。
以下の写真は、たまたま甘露寺前駅で見かけた和歌山電鐵のライトバン「たまバン」です。遊び心が溢れていて面白いですね!


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