阪神なんば線(西九条〜近鉄難波、3.4km)の工事進捗状況については、
一昨年8月8日の記事や
今年5月10日の記事などでも報告させていただきましたが、その阪神なんば線の開業時期については、今まではただ「来春開業」としか発表されていませんでした。
しかし、今月1日、阪神電鉄と西大阪高速鉄道より同線の開業日が初めて正式に発表されました。平成21年3月20日に開業決定です!
この日から阪神と近鉄は相互直通運転を開始し、神戸(阪神三宮)と奈良(近鉄奈良)は、大阪のミナミ(近鉄難波)を経由してついに一本の電車で結ばれます。
また、阪神なんば線内に新設される3駅がそれぞれ大阪市営地下鉄線等の鉄道と接続されることで、大阪市内のネットワークも大きく向上し、関西経済の活性化に寄与することが期待されています。
なお、同線の開業により、阪神三宮〜近鉄奈良は最速70分で結ばれることになり、運賃(申請中)は、阪神三宮〜近鉄難波が400円、阪神尼崎〜近鉄難波が320円、新駅区間の初乗りが200円となる見込みです。
現状ですと、阪神の三宮〜梅田までが310円、地下鉄の梅田〜なんばまでが230円で、つまりこのルート(梅田乗換え)で三宮から難波へ向うと合計540円かかるのですが、阪神なんば線を使えば、乗り換えなしで阪神三宮〜近鉄難波まで400円で行けるようになりますから、同線の開業により同区間は現状より140円安くなる計算になります。
ちなみに、貼付の写真は開業日の決定前に作成され、阪神各駅の構内などに既に掲示されている阪神なんば線の開業予告ポスターです。
写っている車両は、同線の開業に合わせて近鉄線に乗り入れることが決定している、阪神が平成18年に新造した
1000系電車です。

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