バンドは長くやればやるほどおもろいもんです。
19、20歳のころ僕にとってヒーローやったキングブラザーズと初めて出会った異国のバンドTHE DHDFDsとツアーでした。
12日、名古屋SONSET STRIP。関西から2台のぎゅうぎゅうのワゴンにゆられて到着。僕らの出番はトップ、あらかじめフロアにセットされた状態からはじまった。DHのライブ初めてみたんやけども、お客さんをグイグイひっぱっていくパワーは圧巻やった。ガソリンのひとたちともひさしぶりに再会。すぐに移動やったのでお酒を飲めなかったのが残念。
13日、長野 木曽鼓動。名古屋からそのまま移動で朝方、森の中のキャンプ場に到着、持ち込んだビールを1缶あけて仮眠。早朝からリハ。夜中に到着したのでわからんかったけども木々、ステージ、空と素晴らしいシチュエーションだ。昼過ぎの出番。野外の演奏はやはり気持ちがいい。自然のリバーブが心地いい。出番後、チョモランマトマトらのバーベキューに少しまぜてもらい、その後、この後のことを考えて睡眠。起きたら、昼間とはまた違う夜のステージ、チョモ、キングともに自然に負けないおおきなウネリが素晴らしいライブやった。きちきちのスケジュールの為、夜中に長野をあとにし山形へ。
14日、山形 DO IT 2008。どんだけ走ればたどりつくんやろか思たけども、目指せばやがてたどり着く。山形はとても清々しい空気やった。今回の会場の廃映画館に着くと人がごったがえしていた。去年のDO ITとはあきらかに雰囲気が違っていた。きょうは日本中いや世界中で山形が一番アツい日や思た。テキパキ動くスタッフのみんな、次々やって来る出演者の方々を見ていると出番までまったく落ち着けなかった。そうこうしとるうちに僕らの番。向かい合わせになっているステージの向こう側が終わって僕らがステージに上がる。見れば300、400いやもっとやろか?ぎょうさんのひとが目の前にいてくれた。この日いろんなステージいろんなバンドを見たけどもDO ITのお客さんは有名無名問わずバンドの出す音楽を本気で楽しんでいた。その当たり前の雰囲気がほかのどのイベントに負けないくらい生き生きとしていてイベントの自体の空気を変えていた。いい刺激になりました。きょうは山形泊まりなのでようやくゆっくり出来た。お酒を飲んでのコミュニケーション、やはりなにか違う。
15日、高円寺UFO CLUB。あっとゆう間にツアーのラスト。道中DHらといろんな音楽を聴いたり、いろんな話をしたけども、離れた国で10以上も違う年齢やのに反応するもんは同じ。不思議なような当たり前のようなおもろい気分やった。きょうはラストにふさわしい濃密なライブにしようと思た。DHのライブの最後、ボーカルのスコットが「アリガト ジャパン!!」ゆうた時なんだか終わったようなさみしい気分になったが、もっとえげつない記憶を持って帰らせたるでゆう気持ちで僕ら、キングともにどこがステージなのかわからないほどのライブを繰り広げた。終わってからみなとぐちゃぐちゃになって抱き合えた感覚はこの短い数日の濃厚さを表してた思う。
16日、東京観光。新大久保、原宿、池袋。最後はでディナー。みんないい顔してた。またの再会を約束して僕らは西宮、そして大阪に帰ってきた。
ありがとう!!キングブラザーズ。
そして、THE DHDFDs!!
