”土地の響き”
19日20日と高知へ弾き語りに行ってきました。
ペンペンズがツアーに行くときいたので僕はクリトリックリスを誘って同行しました。
昨年秋に行って土佐の人たちをすっかり気に入ってしもたのです。
19日。高知カオティックノイズ。バンドでは二度ほど来た事あるけどひとりでは初めて。夕方5時までは雑貨屋やねんけども、週末だけ5時になると店を片付けてスペースを作りライブをやる。それもこれも好きなバンドだけ呼んでライブをやりたいとゆう店長井上さんの熱い思いからである。実際、各地(特に大阪)のおもろいバンドをこれでもかゆうほど呼んでるし、打ち上げの席でも井上さんは「なんかええバンドおらんの?」といつも調査を怠らない。僕がゆうたおもろいバンドが数ヶ月後にブッキングされている事が多々あるので、そのバイタリティーには毎回驚かされる。
20日。高知中村シルバー。高知市内から2時間、四万十川市の中村ゆう町。昨夜の夜に移動しSWANのダイゴくん家に泊めてもろた。前のイベント時も泊めてもろたんやけど中村でライブをやるのは初めて。中村に唯一あるライブハウス”シルバー”のマスターは一癖あるときいとった。当日も地元のバンドのみんなは大阪から来た僕らに気を使わせないように世話をしてくれた。実際のマスターも一癖あるけどもこだわりを持った熱い人で問題はなくよかった。
中村はさほど大きな町ではないので大阪から僕らが行っても見に来てくれるんかな?思てたんやけども、開場時間になると地元バンドの友人、知人、家族、親戚と世代を超えたお客さんがやってきてそれほど大きくない会場はたちまち満員状態。来た人らはガンガン酒を飲みライブが進むにつれ大盛り上がり。高知二度目とはおもえないクリトリックリスの盛り上がりは尋常やなかった。
すごいのはその後。ライブで盛り上がった人々は居酒屋をやっているダイゴくんの家”やじろ兵衛”に移動し打ち上げ。土佐名物「返杯」を繰り返し、ビールがどんどん空いていく。ビールはもちろんうまいんやけどもカツオのたたきをはじめ出てくる料理がことごとくうまい。町内会の集まりのように世代を超えた人々が音楽を中心に酒を酌み交わす。そんな最高な宴がとことんつづく。
あちこちにライブしに行ったりするけども、これだけ音楽と人、そして酒の密着度が高い土地はあまり知らない。ほんとに高知の人々は最高です。ありがとう。そして4月も行くのでよろしくです。