非連続小説『じゅげむの人間体験記』

”∞がビッグバン”

イメージする。イメージする。とことん、そりゃないわゆうくらいイメージする。想像を暴走させる。感じたら感じただけやなくて、それがなんともなくなるくらいにどでかいイメージをイメージする。大成功したような気分になってひと足先に喜びにひたる。その喜びがくだらなく思えるくらいにさらにイメージする。１２時間前のおもろいイメージよりも今のくだらなさを優先させる。納得させるよりもあきれさせる。そういうイメージをイメージする。

そんだけやってようやく普段の感じより少しだけ良くなる。

出るええ感じはごくごくわずかなええ感じ。

そのわずかなええ感じの為に猛烈にイメージする。

そんな感じがええ感じ。