あの事故から26年、初めての慰霊登山

慰霊と言うには余りにも時が経ち過ぎたが、極めて悲惨な事故の現場故、犠牲となった方々とは無縁な私たちは立ち入るべきでは無いと長い間思って来た。
しかし、一度はお参りをしておかねば為らないとの思いも強くなっての慰霊登山となった訳である。
今は道路も良くなって、尾根近くまで車で行ける様になって居て、30分も歩けば昇魂之碑に着くので登山と言うほどでは無い。
初めて踏み入れた520名の御霊が眠る地は、広大な尾根に慰標が林立し、異様な霊気が漂っている。
心の底から、今更ながら鎮魂の涙がこみ上げ、むせび泣く。

いまだ、いたる所に焼け焦げた大木がその惨状を物語っている。

此処は頂上に近い大きな岩があり、此処で犠牲者の多くが見つかった所。

現地では8月12日の準備で管理人と日航の社員が汗を流して、山の補修や整備をしていた。
520名の御柱に、安らかにと祈り下山した。

0