今回で、2回目の春季工房展で、観梅と伴にご覧戴く為に開きました次第です。
今年の寒波は、梅の開花も遅らせて、漸く咲き始めて、観梅客が待ちかねて訪れ始めた矢先の巨大震災で、行楽気分は一遍に吹き飛んでしまいました。被災された方々には心からお悔やみとお見舞いを申しあげます。あまりの惨状に、慰めの言葉も見当たりませんが、貧民の私どもにとっての支援は、僅かな義捐金でしか、仕方がありません。そんな惨状を毎日テレビを食い入る様に視ながらも、展覧会を開いて居た訳でしたが、その後ろめたさに途中終了させようかと、毎日思い悩んでいましたが、そんな状況にも関わらず、ご来場戴いた殊勝な方々には敬服の至りにて、予定通り開催致した次第です。
心より御礼申し上げます。
大震災の日から、はや10日も過ぎましたが、二次災害の原発事故は甚大な被災者を生み出し、今もなお収まる目途も付かず、大量の放射性物質を放出し続けている。驚いた事に、福島第一原発3号機は、新しいタイプの核燃料MOXと言うプルサーマルであるらしい事が、友人のブログで知った。
東電は秘かに、濃縮ウランから、効率の良いプルトニウムに転換し始めたようである。この事故を毎日視ながら疑問に思って居た3号機への集中放水の意味が解った次第です。
先月15日に浪江町の大堀相馬焼へ見学旅行の下見に行き、「4月の16日に必ず来ますから」と言って帰ってきましたが、今や、それも幻となってしまいました。窯元の皆様に心よりお見舞い申し上げます。然しながら、果たしてこの惨状では、復興出来るのかと危惧しております。
最悪の事も脳裏をよぎり、自分に出来得る協力は何かを考えております。

0