5月30日(土)秋間史跡保存会の総会が開かれた。
記念講演を依頼され、古自性寺焼をはじめ、現在の自性寺焼について1時間30分講演をさせて頂いた。
明治時代に焼かれた自性寺焼について説明する。
熱心に聞き入る保存会の皆さん。
地元の歴史に残る焼き物についてではあるが、途絶えてから104年経った現在、その実態を知らない人が殆どとなってしまった。当時の作品や破片、窯の道具や写真等で、詳しく説明した。
明治39年の大日本陶磁器窯元一覧
写真が横向きになってしまいしみません。(県埋蔵文化財調査事業団、大西雅広氏蔵)。
この一覧は、相撲の番付表に擬えて、ランク付けしたと思われる貴重な資料です。
自性寺焼(現在の呼称)は上州安中焼として前頭にランクされて居ります。
この写真は、白化粧捻り梅文花瓶で、現在唯一作者の銘が入っている作品である。
勇治造と記させている。作者は須藤勇治郎と称し、明治38年に益子へ移り、その後大羽に開窯、現在の須藤窯、日向窯の先祖である。

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