自殺も結局人権に対する
広い社会的倫理の浸透の深さによるものであると思うが 人類は歴史的に成り行きで進歩してきたとする須原氏の説を否定するつもりはない
たとえ帰納的にそうだと決めつけられても 成り行きだけでない方がより加速する手段であることを演繹的に証明できる筈である
陽明学はそれを体感するまで
観念論を極め それを義に繋げて実践せよと言っていると思う
ここから先は怖いことが起こりそうだ
陽明学の危険なところです
恰も死と全くつながりのない商人道に於いても 大義をつけて日本中に広めた梅岩心学であるが
封建的儒教精神を戦後まで美化し続けてきた
多くの面で封建社会が今も残っているのは 梅岩の完全でない失策に原因がある
何事も完全でないから
偽善を捨てて時代の趨勢に任せればいいとする
氏の言い分も否定できない
では何が決めてで何をすべきか それは
自分で責任 死をとることであろうか
しかしそれで果たして
閻魔さんに よくやったと褒めてもらえるでしょうか
これ以上は
マイクには論ずる力がない
必殺仕掛人は このくらい
無責任だが 成り行き任せも
責任なしとは思えない
責任を取るという思想は
葉隠になり
自爆テロに繋がるように思う
大義に縛られて死するということは もし間違っていても
大義の所為にしてしまえる
卑怯なやり方なかも知れないが しかしそれしかない
死が歴史的に続く
自爆テロを抑え込むことだけで絶滅する程の時代ではない
次に
自爆者のサイドから 人権を考えなければならないのではないか
目には目が答えだとは思えない
サイトを見る

テロと救済の原理主義 小川忠
石井政之
http://uniquefacelabo.txt-nifty.com/blog/2008/03/post_37f3.html
誇りの不平等 と言う言葉で語る 小川忠
テロと救済の原理主義 新潮選書 の書評
自殺の多くは餓死になるくらいならば自死する という社会から
緩やかに強制された死であると 雨宮処凛 は主張している
「
希望格差社会」を提唱した社会学者の山田昌弘の主張とも重なる
「
希望は戦争!」という扇動的な発言をして注目されている赤木智弘とも重なる
オウムが消滅しても 「
誇りの偏在」は解消されていない
アメリカの
格差社会が臨界点に達したことを暗示しているのではないか
国内にいる無数の疎外された面々に 自爆せよ とささやき あとおしする何かがあれば
国内でも自爆テロは頻発すると考えた
*** 全く 必殺老人道など
安易に言葉にできなくなる
池田信夫
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/40792dc0bd2aa5b537ae2a0ea32a8611
同じ本の書評
彼らが神による支配というキリスト教の教えを忘れ 人による支配に堕落したからだ
その解決策がアルカイダにあるわけではないが・・・
*** テロの歴史的背景がわかる

須崎勝彌 光文社
特攻隊のこともサイト書評で
神州の泉
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2006/03/post_a56c.html
自爆テロと神風特別攻撃はまったく別物 と題して 殉教の文化を広める
神風特攻隊を語る
自爆テロは殉教 特攻は殉国
イスラムのは唯一神アラーへの帰依
日本の場合は皇国への帰依という差異はある
両者とも帰依する対象を持つ宗教的情熱が自死をもたらしたものであるから ほとんど同じ死の意味を持つという論調が優勢である
立花隆によって 特攻隊と自爆テロリストが同一次元で語られていたことに抗議するための本
立花隆は「文藝春秋」誌に イスラム原理主義の過激派の自爆テロ攻撃の源流も 日本赤軍のテルアビブ空港乱射事件にあったと書く
日本赤軍の革命闘争と イスラム過激派の自爆テロと 神風特別攻撃隊 これら三者の
虚妄の系譜が出来上がってしまい 当の日本人がこの錯誤のロジックに飲み込まれていると
しかし特攻作戦はあくまでも戦争行為 一般国民は一人も巻き添えにしていない極限的な状況で取った戦法
自爆テロは報復の憎悪を込めた殺意 すなわち過去の経緯に向かっているが 特攻は
報復の意図ではなく 国の存続 民族の存続を願うこと つまりは未来を見つめて行っている
*** マイクは
成程と言うだけにしておこうと思います
ここにも国際スケールで
人権問題の未発達未確立としか言えない現実がある
*** 考えると
考えなければならないことが一杯ある
老人でも出来ること
マイクでも出来ること
私生活者主義者にやってもらいたいこと
力ある人に是が非でもお願いしたいこと
***
やっておられる人が一杯いて頭が下がる
マイクはゴミを拾うくらいだが 各種の支援活動や 資金援助やオンブスマンであったり 内地や国際的な支援まで
井戸を掘ったり 死を賭けたジャーナリストであったり 僻地の医者であったり・・
力なきものでも死を厭わぬなら義は小さくても見つけられるであろう
死を覚悟せぬまでも 小義なら生きているうちに数を重ねることができよう
閻魔様に褒められるなら 死に際の瀕死の苦しみにも
極みを体感できそうに思う
マイクはよく言われます
お節介だと・・・

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