鞆軽便鉄道(199)
「石の塔踏み切り」
実質的には2009/7/23の鞆軽便鉄道(196)「バス停石の塔」からの続きになります。
間にいろんなこと(携帯が変わって、別の新規Pageの一応の形が整うまでの準備や整備や構築やらにかまけていたり、体調が悪くて自重していたり、天候不順で出られなかったり)があって、連載が横道に逸れ、間を持たすために他の話題で引っ張ったりしていましたが、いよいよ本題に戻ります。
本題に戻ってもこれから先は殆ど県道の山際歩道側をただひたすら赱る一本道で、余り面白味がありません。そんなこんなでちょっと元気をなくしていましたが、今までできるだけ進行方向を鞆に向けて、分かりやすく写真撮影も一方向に決めていたお蔭で、終点鞆に着いてから再び「復路鞆軽便鉄道」の企画を思いつきました。
こうなると一刻も早く終点まで行って、今度は逆方向からの景色様子を撮影したいと思っています。往復で二次元平面のBlog上に完全に鉄道跡を再現できるわけです。
段々やる気が出てきました。鉄道に興味のない方にはまったく災難です。やっと終わりかと思っていたらえ〜又かよ。
人が見向きもしないことを自腹を切ってとことん追求する執念深さには自分自身呆れています。出発します。石の塔の踏み切り(軽便鉄道の金崎駅の南)からです。
石の塔(軽便鉄道金崎駅)の踏切があった辺り

山から下ってくる水路や道路が県道とぶつかる角にS吉さん宅がある。季節によって八朔や榊が塀の外で無人販売されている。代金は雨樋の筒に入れると庭先の方で回収されるようになっている。ここで八朔を二度ばかり買ったことがある。
S吉さんの話「踏切がありました。丁度うちの前です。線路は一本(単線)で海側から來てこの前でこちら側(山側)になっていました。」
県道の歩道寄りを鞆までまっしぐら

S吉さん宅の前で軌道が山側に移ってからは終点の鞆までずっと県道の西側歩道寄りを進みます。家のあるところは当時は田圃で、家のないところは山際ギリギリを進みます。要するにここから先は今でも人に出会う機会が少なく、当時のことを知っている人には滅多に出会うことがありません。風景だけですから話題をつなぐのが大変です。

para1002n(ぱら仙人)


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