2011/12/23
夫が岩波ホールの作品を選んだのですが、少々退屈。
夫には、
「ほとんどの映画はハズレ。
たまに良いのがあるから止められないでしょ?」
と言って笑い飛ばしました。

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2010/12/25
夫が初めて岩波ホールを選んでくれました。
以前は趣味が全く合わなかったのですが、
私の教育の賜物です(笑)。
さて作品は、老婦人と偶然出会った青年との
心温まる交流を描いているわけですが、
私にも似たような経験があるだけに、
実の親子の難しさを改めて感じました。
作家志望の素敵な青年は、
最初は孫を、最後には夫を、快く演じてくれました。
それはそれで幸せな最期だったかもしれません。
他人であれば、年が離れていても
お互いに尊重しあって良い関係が築けるのに、
親子だと喧嘩ばかり。
娘さんのほうが一方的に悪者になっていますが、
実際にはどちらか一方だけが悪いなんてことはない
と思うので、ちょっぴり寂しい気持ちが残りました。

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2010/10/21
監督の実体験から生まれた作品だということで納得。
韓国ではキリスト教徒が多いから、
日本とは事情が違うのかもしれないと感じました。
日本では積極的な里親探しの話は聞かないですね。
施設を卒業した若者が保証人無しで部屋を借りられず、
保証人代行会社との契約料が重荷になっている
との報道をみた時に、最初の部屋探しまでは、
公的に面倒みてもいいんじゃないかと思いました。
虐待で死なせてしまう事件が後を絶たない日本では、
受け入れ施設がもっと必要なのかもしれませんね。

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2007/12/19
話さないと、傷も癒えない。
過酷なことでも目を背けてばかりでは、
強く生きていくことができない。
理屈では分かっていても難しいですね。
心の傷が深ければ深いほど、
許すことも、話すこともできないでしょう。
激しい暴力シーンを入れてないけれど、
凄惨な事実があったことは充分伝わってきます。
どんな過酷な状況であっても、人間には、
命を守り育むことができる本能が授かっている
ということなのでしょうか。
本当に戦争を繰り返したくなかったら、
戦争で傷ついた人を分け隔てなく、
支えていかなければいけないのでしょう。
でも、実際には何をするのにもお金がかかり、
いろいろと線引きせざるを得ません。
ひとりひとりができることは、
悲しみを抱いて生きている人に寄り添い、
その人が話してくれる時まで、
辛抱強く待つことかもしれません。

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2006/4/29
体の障害は、いろいろな器具の発達が、
随分、助けになっているだろうし、
機能訓練の方法も良くなっているのでしょうね。
脳の障害は、肉親が受け入れることと
周りの人の理解が必要ですよね。
恋人の命と引き換えに生まれてきた命。
子供に重度の障害があれば、
なかなか受け入れることはできないでしょう。
その時々の子供の気持ちに嘘はないんだと思いますが、
健常者とは違う知的障害者の感情の揺れを
理解するのには時間がかかるんでしょうね。
「そばにいたいなら苦しむ覚悟が必要だ」という言葉を
噛み締めるようなラストでしたが、エンドロールの
たぶん本編では使われなかったカットが良かったです。
単に撮影風景なのかもしれませんが、
ケーキを頬張る笑顔がなんともいえず明るかったです。

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2005/10/21
地雷で手足を失った子供たちが、
実際の人生を背負って演技しています。
地雷の恐ろしさを知っている子供たちが
自分の力で生きていくために
地雷を掘り出して除去する作業で現金収入を得る。
愛せない命を産むこと。
愛されない命として生まれること。
なんとも過酷な現実です。
こんな悲惨な状況を描くのにも、
ユーモアを忘れていないところに
子供たちの逞しさと、監督の優しさを感じました。

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