2010/7/24
難解なのかと思って、シネコン雑誌で予習したせいか、
話の展開は理解できましたが、ゲームの世界のように
ずっと戦っているので、少々眠くなりました。
コマが倒れそうで倒れないラストは物悲しかったです。
観客の層は若くて、スタッフ・ロールが終わるまで
座っている人が多かったです。
この点に関しては若い人のほうが礼儀正しいです。
アメリカじゃどうなのか知りませんが、
日本の若い人達の余韻を感じるゆとりは、
大切に続けて欲しいと思います。
そうそう、ハリウッドでは相変わらず、
日本と中国の区別がつかないようで、
考えてみれば、日本人が北欧とか言って、
ひとくくりにしているのと同じなのかな。

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2010/7/22
2001年のイラン映画。
映画完成後に911米国同時多発テロが起きて
注目された作品で、日本公開時には、
私もテレビで作品情報を覚えがあります。
内戦を逃れてカナダへ移住した
アフガニスタン人女性ジャーナリストが、
自殺しようとしている妹を救いにいく話で、
「アフガン零年」もそうだったような気がしますが、
外からの視点で撮られています。
911が起きるまで、私は全く無知で、マスメディアに
簡単に騙されていましたが、今は少しばかり、
自分で考えることができるようになりました。
人間が成長するには時間がかかるので、
長生きできる環境は大切だと感じます。
2005年のアフガニスタンの平均余命は、
女性43.8歳、男性43.9歳。
年齢の中央値16.5歳です。
日本は第二次世界大戦後に年々平均余命が延び、
今では被爆者の方の気持ちにも変化が起きたり、
戦場で悲惨な体験した方も重い口を開き、
語り残そうとしてくださっています。
悲しみや憎しみを乗り越えるのに65年という月日が
必要だった方もいらっしゃるわけです。
ペシャワール会の中村哲さんが、
「衣食足りて礼節を知る」と仰っていました。
人々の心を癒し、治安を維持するのは、
気候風土や文化を理解した農業支援だと思います。

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2010/7/15
アポロ11号は月面着陸していないという話があり、
最初に聞いたときは、まさかと思いましたが、
今では、そうかもと思っています。
さてこのSF作品「月に囚われていた男」は、
今までの作品より生活観があるのが新鮮でした。
生命倫理については議論する必要を感じますね。
ひとつの結論が出る前に、
次の問題が浮かびあがっている感じで、
結局は、既成事実が倫理観を
変化させてしまうのかもしれません。

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2010/7/15
「ハート・ロッカー」はアメリカ軍の隠語で
「苦痛の極限地帯」「棺桶」を意味するそうです。
イラク戦争を扱った作品の中では、
一番、戦場を描いているように思います。
現状は戦争・戦場とは言わず、
武力紛争状態だそうですが、
アメリカ軍が撤退できるまでに、
あとどれぐらいの犠牲が必要なんでしょうか・・・

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2010/7/14
私好みの作品で楽しかったです。
スランプの脚本家、
子供を欲しがる妻、
足が不自由で認知症でもある妻の母、
少し足の不自由な女の子、
演劇に興味がある劇場の清掃作業員、
子供が好きではないベビーシッター、
陽気な同性愛者、
他の小さな役でも、それぞれ印象的で、
無くてはならない存在でした。
熱心とはいえないベビーシッターにも、
礼儀を欠いてはいけないと女の子に諭す
隣人夫妻は、よくできた人だと思いました。

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2010/7/8
夫が観たいというので予約してましたが、
一緒に観れそうにないので、一人で鑑賞。
最初に飯田橋ギンレイホールで観たときは、
何もかも、とても刺激的でした。
今回も結末が分かっていても面白かったです。
特に最後のダンスはいいですね。
北野武監督の「座頭市」のタップダンスと
同じくらい好きです。
亡父が観たら喜んだだろうなと、
父の笑顔を思い出しました。

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2010/7/3
作り手は、笑わせよう、笑わせようとしていて、
観客は、笑いたい、笑いたいと思っているのに、
なかなか笑えないというのも切ないです。
俳優も私達も、年を取ったのを再認識しました。
人を笑わせるのは本当に難しいですね。

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2010/7/1
2004年公開時には、残念ながら、
ファンタジーにも慣れていなかったし、
ティム・バートン監督も知らなかったので、
全く楽しむことができませんでしたが、
今回は、奇想天外な話についていくことができて、
自分の楽しむ能力の進歩に満足しました。
映画でも、舞台でも、絵画でも、音楽でも、
充分に楽しめるようになるには、
ある程度の知識が必要ですね。
世の中には、まだまだ面白いことがありそうなので、
いろんなことに興味を持って、
柔らかい心を育んでいきたいです。

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