2008/11/27
2008年アカデミー賞・主要4部門の受賞作品。
舞台は1980年代。老いた二人の保安官が、
20年前からは信じられない荒廃ぶりだと嘆きます。
それからまた20数年経った現代。
老いた保安官は、どう生きたのでしょうか。
父親が照らしてくれる明かりに近づくことは
できなかったのでしょうか。

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2008/11/27
精神病については、講座を受けたことがあって、
本人や家族の話も直接聞いたこともあります。
家族が病気だと認めるまでにも時間がかかるので、
治療も遅れ、悪循環を繰り返してしまうようでした。
家族にとっては、他の病気や障害と違って、
防ぐことができたんじゃないかという思いが強く、
病気と上手に付き合うようになるまでには、
相当な年月を要するようです。
さて「クワイエットルームにようこそ」では、
明日香本人が何故クワイエットルームで
身体を拘束されているのか分からない状態から、
自分に何が起きたのかを探り、認めていきますが、
その混沌とした過程を、
観客も一緒に疑似体験していけるように、
上手に作られていると思います。
他の入院患者や、医師や看護師を
コミカルに仕立ててありますが、
病気の特徴を上手に捉えていると思うし、
患者から見た医師や看護師は、実際、
あんなふうに見えるのではないかとも思います。

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2008/11/22
久しぶりに映画館で声を出して笑ってしまいました。
喧嘩も手で殴っているときには友情も生まれ、
いろいろと融通がきく時代は、
大らかで良かったということでしょうか。
禁酒法の時代をユーモラスに演出していて、
かけひきも充分楽しませてもらいました。

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2008/11/19
若い時に、お金をかけない旅行をしておくのは
一生の財産になるのかなぁ〜。
私自身は冒険をしたいとも思わなかったけれど、
夫は駅に泊まらせてもらったこともあるみたいで、
良い時代だったと思います。
「練習曲」では、若者の旅を応援する人たちの姿に
心惹かれました。
耳が不自由な若者を特別扱いせずに描いていて、
傷心を癒す旅とかいうことじゃなくて、
普通の卒業旅行で、たくさんの人の温もりを得る
というのもいいです。

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2008/11/19
金沢滞在中、雷・雨・あられの荒れ模様の天気。
そこで、駅前の映画館に行くと、
台湾シネマ・コレクション2008の開催中で、
思いがけず若々しい作品に出会えました。
ラストは映像的には良くても、
残酷過ぎるような気もします。
心に深い傷を負った彼女が、
父親との関係を修復できるといいなと、
その後の物語を想像してしまいました。

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2008/11/9
夫を誘っての2度目の鑑賞。
2度観ると、とても良く分かって面白い作品です。
服部弘一郎さんの映画瓦版を読んだり、
聖クリストフォロスについて少し調べたので、
より深く味わうことができました。
私 「聖クリストフォロス人形を持っていた人だけが、
助からないのはどうしてかな?」
夫 「彼が罪を背負ったことで、皆が救われた?」
私 「なるほどね〜
合ってるかどうか分からないけど。」(笑)
夫 「また信用してないな。(笑)」
服部弘一郎さんの映画瓦版
http://www.eiga-kawaraban.com/06/06050601.html

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2008/11/8
結婚記念日に夫と二人で鑑賞。
夫はゴルフ帰りだったにも関わらず、
眠くもならず、楽しんでくれたようです。
私は、1回目鑑賞では遅刻しているので、
やや緊張感を持って、早めに到着。
夫は複数の作者の本を読んだことがあるらしく、
帰り道には、映画では描かれていなかったことを
教えてくれました。

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2008/11/7
2006年アカデミー最優秀作品賞。
見事な脚本で、久しぶりにドキドキしました。
短い時間の中に、それぞれの
苛立ち・怒り・悲しみがうまく表現されています。
許すこと・受け入れることの難しさと大切さが
じわっと伝わってきます。
現実は難しい問題がごろごろしていて厳しいけれど、
神様を信じたいし、人を信じたいって感じかな。

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2008/11/6
定石通りですが、私好みの作品でした。
寡黙な父親とは、対照的な恋人。
どちらにも柔軟に対応できる妹。
言葉で伝えることが苦手な父親と息子は、
言葉より先に手が出てしまいますね。
映画としては面白いところですが、
言葉で表現することは大事かと思いました。
窓際のベッドは寒そうですが(笑)、
嫁入りの行列が見えるのはいいですね。
私も寝たきりの生活になったら、
外の気配が分かる所にベッドを置きたいです。

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2008/11/4
不得意分野なので、本で予習したかったのですが、
本を開くと睡魔に襲われ不安を抱えながらの初鑑賞。
しかも上映開始時刻に間に合わず、
本編が少し始まってました。
ちゃんと間に合っていれば、
最初に日本語での解説があったようですね。
でも、分かり易く作ってあったので、
そんなに心配しなくても良かったみたいです。
中国では興行成績の記録を塗り替えているようで、
中国の巨大な市場を狙って、狙い通りになって、
映画の内容もさることながら、
覇権が移っていく今の時代を感じます。

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