2008/4/30
湾岸戦争。
黒澤明監督の「羅生門」を参考にしたらしいですが、
真実はひとつというアメリカ映画らしい結末でした。
役者揃いで、構成も上手だし、
激しい戦闘シーンも適当な長さなので、
観ていて飽きることはないです。
娯楽性を織り込んで作り上げてしまうところが、
懲りていないなという感じです。
赤十字マークを付けたヘリコプターが、
爆弾代わりに燃料を投下したことは、
何も問題ないのでしょうかね。
応援要請していれば、
別の展開になったかもしれないのに、
その辺りはどうでも良いことなのか、
何なのか、よく分かりませんでした。

0
2008/4/26
「女帝 エンペラー」のほうが良かったかなと思って、
ここのブログ内検索してみたら、あくびが出たと(笑)。
「女帝 エンペラー」も「王妃の紋章」も、
舞台が好きな人には、いいのかもしれません。
私は、まだまだ修行が足りないのかもしれません。

0
2008/4/25
2回目は、もっと楽しめるかと思ってましたが、
まあまあといったところ。
死神が、人間の情とか、
太陽光の色鮮やかな世界を知るっていうのは、
ありきたりで物足りないのかもしれません。
死を扱っているので、コミカルであっても、
あんまり笑ってはいけない感じもしてしまうし。
私としては、死神の素朴な疑問のほうが、
大切なような気がしました。
「100年もすれば、みんな死んでしまうのに
何故、今、殺す必要があるのか?」
人は目の前に大きな問題があると、どうしても、
空間的にも時間的にも視野が狭くなってしまいます。
大きな時間軸の中では、命を繋いでいくこと、
次の世代へ生きる知恵を伝えることが大事。
そういう意味では、3番目より、2番目の話に、
深いものを感じることができるのかな?
と、今、書いていて、思いつきました。

0
2008/4/24
警察組織内部の闇を描いた2004年のフランス映画。
確か、NANAさんに教えていただのに、
劇場で観そびれてしまい、レンタル予約してありました。
登場人物が多いので分からない部分もありましたが、
最初から最後まで緊張感を保ちながら堪能しました。
特に、父と娘の姿が印象に残りました。
映画の主題とは少しずれたところに何気なく出てくる
その国らしさに触れるのが好きです。

0
2008/4/19
地味ですが、良くできた作品です。
ロバート・レッドフォード氏が監督だと知らず、
あんまり期待してませんでしたが、
良い意味で予想を裏切ってくれました。
予告編では金太郎飴トム君かと思ってました。
役どころは今までに何度もやったような人物でしたが、
作品のメッセージが全然違うところにあります。
娯楽作品だと思って行くと、
なんだか分からない人もいるようですが、
中には気が付いてくれる人もいるはず。
豪華キャストに惹かれて、
たくさんの人が観てくれればいいなと思います。

0
2008/4/15
「ラスト・コーション」「グリーン・デスティニー」の
アン・リー監督。
2人のカウボーイの禁断の愛。
最初はちょっとびっくりしてしまいましたが、
物語が進むにつれ、だんだんと感情移入できました。
同性だからというよりは、一番理解し合えるからだと、
感じられたからかもしれません。

0
2008/4/12
残念ながら、疲れていたので、
前半ところどころ眠ってしまいました。
善悪の基準は立場によって違ってくるわけですが、
グレーゾーンで生きている人でも、
ギリギリ守らなければいけない人の道がある
ということでしょうか。
「バンテージ・ポイント」も「フィクサー」も
今のアメリカで求められている
地味なヒーローなのかもしれません。

0
2008/4/9
kanayaと一緒に鑑賞。
最初の電車の映像からウォン・カーウァイ監督の世界。
1994年の「恋する惑星」、1995年の「天使の涙」よりは、
ちゃんと物語になっていて分かりやすかったです。
ニューヨークのカフェの名前はロシア語で
「鍵」という意味だそうです。
kanayaが調べてくれました。

0
2008/4/9
「雨あがる」「阿弥陀堂だより」「博士の愛した数式」の
小泉堯史監督、ナレーションが竹野内豊氏ということで、
期待していたんですが、少々外れてしまいました。
「スパイ・ゾルゲ」もそうでしたが、
NHKスペシャルや、「その時 歴史が動いた」のほうが、
時間も短く、誰にでもよく分かるように作れるのは、
どうしてなんでしょうね。
空襲や斬首の映像を入れないのは良い手法だとしても、
斬首が報復ではなく処罰だったと主張するには、
そこに至るまでの、それなりの映像がないと、
言葉の上だけのことになってしまったように感じます。
日本刀での斬首が、古来からの敬意ある方法だったと、
もし本当に伝えたいのなら、もう少し丁寧に描かないと
私を含め、知らない世代には理解できません。
それとも、部下の命を助けたいが為の言葉であるのなら、
人間とはそんなものとして描いてもいいかと思います。
きっと原作は良いのでしょうけど、映画を作る以上は、
映画は映画だけで訴える力が欲しいです。

0
2008/4/8
2002年のアメリカ映画。
舞台は1973年。
レビュー・サイトでは評価が低いようですが、
発砲事件が多発しても銃規制しない国なので、
被害者家族や周囲の受け止め方も、
日本とは少し違いがあるかもしれません。
それから、2002年にベトナム戦争の痛みも
同時に描いたことに価値があると思います。
バーの常連さん達の存在が良かったです。
台詞は無かったかと思いますが、
ベトナムで行方不明になったマスターの帰りを待ち、
その彼女を見守り続けたことに温かいものを感じます。
今でも米軍の長引くイラク駐留で、
このような悲劇が繰り返されているのかと思うと、
人間の愚かさを感じます。

0
1 | 《前のページ | 次のページ》