The Search for Extra Terrestrial Intelligence at UC Berkley
コリメーション・アイピースよ、お前もか!  撮影機材

”だからレーザとコリメータで位置がずれる”
https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/981.html

と言う記事に間違いがありましたので、青字訂正をしました。

--------------

以前より、コリメーションアイピースで光軸調整してからレーザを
使って”確認”を行って来ましたが、それは、斜鏡のオフセット
ポイントを打点してある鏡筒だから出来たことだと気付きました。

本日、オフセットポイントが不明であると言う前提で光軸調整を
やってみました。その結果、コリメーションアイピースだけでは、
斜鏡を適当な位置に配置しても”合ったように見える”ことが
分かりました。やってみてください。

そもそも、コリメーションアイピースの調整方法と言うものは、
ニュートン反射鏡筒の斜鏡にオフセットなど施さなかった時代の
ものです。だから、”同心円に調整せよ”なんて書いてあるのです。
オフセット斜鏡では、主鏡に映った斜鏡とドローチューブ端面は
同心円になりません。
問題は、どのくらい偏心させれば良いのか? です。
それには、正確なオフセットポイントを測定しておかなければ
なりません。R200SSはメーカー公表値がありますし、私は自分で
測定して打点しておりました。

ところが、

オフセット量が不明・・・

という前提でやり始めると・・・全然だめですねえ〜〜。
斜鏡をどの位置に配置しても、光軸が合ったように調整出来て
しまいました。と言うことは、レーザ同様に光軸が曲がっているのに、
平気で合っているような顔をされると言うことです。
スケアリングもダダ狂う道理です。
斜鏡のオフセットが無かった時代は平和でした。

コリメーション・アイピースよお前もか!

ですね。

--------------


さて、

ここまでやって来て、斜鏡の真のオフセット点の打点が、
如何に大切であるか分かりました。
これさえしっかりとしていれば、別にレーザを使わなくても
実用域に持って行けます。
ただ、現場での微調整(移動によるズレや温度ズレ)で主鏡を
いじる場合、レーザがあると凄く楽です。

一連の光軸調整ドキュメントでの発見は、やはり、
レーザとコリメーションアイピースで一致すれば完璧である。
と言うものだと思っています。
オフセットポイントの打点は目安ではありますが、ここにピッタリ
一致しなくても良いです。レーザとコリメーションアイピースで
一致していれば、打点ポイントに非常に近いところになる筈です。
その結果として、フラット撮像のヒストグラムを切り詰めたテストでも、
概ね許容範囲に入るはずです。(入りました。)

---------------------

<オフセット斜鏡の光軸合わせで大切なこと>

1.斜鏡の真のオフセットポイントを打点する。

2.コリメーションアイピースとレーザで交互に光軸調整し、
  両者が一致するまで斜鏡の繰り出し位置を調整する。
  結果として、打点位置に近接する筈である。

3.ドローチューブの中心線に対する斜鏡のオフセット量が
  正しく設計・製作されていない限り、主鏡と斜鏡が同心円に
  見えることは無い。

  例えば、
  300FNのドローチューブ中心線は、主鏡面から852[mm]で90°
  曲げられた軸上にある。短径97.58[mm]で、オフセット12[mm]
  であれば、主光束を100[%]カバーできる。
  しかし、それでは大きすぎるので、実測短径は87[mm]となっている。
  この場合、光量バランスを均一に出来るオフセット量は10.5[mm]
  となる。しかし実際には4.95[mm]しかオフセットされていない。

  従って300FNで正しく光軸を合わせた場合、斜鏡が筒先側へ寄ること
  になり、結果として主鏡がやや右側に寄って見える。
  実際の焦点位置にピンホールを置いて覗くと、斜鏡よりも主鏡の
  方が大きく見えるため、そのズレは分からない。
  尚、主鏡の主光軸中心はドローチューブ中心線上にあるため、
  撮像すると光玉は均一に見える。
  オフセット量が足らないので、フルサイズでは右側が暗く見える。

  注意することは、
  ドローチューブ、斜鏡、主鏡が同心円状に見えるためには、
  ドローチューブ取付位置に対して、正しく斜鏡がオフセット
  されていなければならないことである。
  これは、ユーザ側ではどうにもならない。
  300FNは5.5[mm]オフセットが足りていないため、同心円状に見えない。

4.オフセット不明鏡筒をレーザだけ、またはコリメーションアイピース
  だけで光軸調整をやることは不可能である。
  
  ”いくらやっても” 片ボケ(スケアリング)、歪な星像から脱却
  出来ないメビウスに陥ってしまう。


安い物には棘がある・・・

300FNの場合には、斜鏡ホルダーから、何故か2°くらい斜鏡が傾いて
貼られている。よって、調整用の3本ビスを均等締めすると、
大きく傾いてしまいます。また、オフセット量も適当であり、
本来は10.5[mm]必要なのに4.95[mm]となっています。
だから、主鏡、斜鏡、ドローチューブを同心円にすると光軸が狂います。

楽しいにゃ〜(-_-メ)
1

だから光量中心がズレる。  撮影機材

先日”だからレーザとコリメータで位置がズレる。”と言う
記事を、恥を忍んで書きました。
https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/981.html

その後、実際に撮影できる機会に恵まれ、実際の星で更に
光軸を”追い込んだつもり”で撮影をしました。
300FNのリアルオフセット量は4.95[mm]と測定されました。
斜鏡に黒点を打ち、まずはコリメーション・アイピースで合わせ、
次にレーザで合わせ、両者のズレが無くなるまで斜鏡の
繰り出し量を調整してFixとしていました。
これで概ね満足な星像を叩き出しており、実用上問題を感じま
せんでした。

ところが・・・

ASI183MM_ProでNarrowBand、特にHαの撮像を行ったときに問題が
発生しました。LRGB、O3、S2では殆ど目立たないのですが、
Hα画像だけは星像の乱れが無視できないレベルで発生。
よーく見れば、他のフィルターでも言われればそうかなあ?
レベルで星像が乱れているような気がします。

そこで考えました。
ニュートン反射の場合、多少のオフセット斜鏡だったとしても
画面右側の光量が落ちます。しかし、光軸中心の最も明るい位置
を検出することが可能です。
昔と違い現在はCMOSカメラのLVが使えます。
これを使って光量中心(真の光軸中心)を見つけます。

300FN(30.5cmF4 , fl=1220[mm])+ASI294MC_ProのFLAT
クリックすると元のサイズで表示します

ヒストグラム切り詰め
クリックすると元のサイズで表示します

これは最終調整後ですから完璧な状態ですが、m4/3よりも大きな
素子では、もうこれ以上光量の偏りを気にしても仕方がない
というレベルです。

それでは、最大限ヒストグラムを切り詰めてみます。
クリックすると元のサイズで表示します

この光玉中心が真の光軸中心です。(これは最終調整後)
撮像素子に対する光玉の位置は、実は斜鏡の傾き調整が一番影響を
及ぼします。主鏡を調整しても、このレベルでは殆ど動きません。

さてさて、

先日の調整で、レーザとコリメーション・アイピースで完璧に
光軸を合わせたつもり(見た目上)で撮像に臨みました。
ASI183MMは1インチ素子でASI294MCよりも小さいですが、
例のN.I.N.AでPlateSolveテスト時の画像を見ての通り、十分に
シャープに写せました。

例えば、このM64のように。
クリックすると元のサイズで表示します

翌日は雲数が多かったので、リアルスターで光軸を更に合わせ込もう
として、ハマリました・・・

思った以上に光軸が合っておらず、主鏡調整だけでそれなりの
星像まで追い込んだつもりでした。
そして、先日アップしたM20を撮像した訳ですが、
実はこの画像、画面左上の星像が乱れていて使えなかったため、
やむを得ず正方形で切り出した次第です。

その後、ヒストグラムを最大に切り詰めて光玉を見たところ、
なんとASI294MC_Proを使って尚、画面1/4ぐらい左斜め上へ
ズレておりました。
リアルスターで合わせ込んだ筈が、かえって悪化した
ということです。

なぜか?

考えました。

そーか!

さてはドローチューブ中心線が主鏡の主光軸と斜鏡のオフセット交点
と交わっていないのだな!っと気が付きました。
それは、十分に考えられる製造上のエラーです。

そこで、

ここからがミソです!

ASI294MC_Proを付け、フラットを撮像しながらヒストグラムを
最大限切り詰めます。SharpCap3.2のサークルも出しておきます。
大きくズレています。
斜鏡の調整ネジを使ってサークル中央に来るように調整します。

次に、

それではレーザを使って光線がどう出るか見てみました。
うーん、主鏡センターマークから2cmくらい左へズレています。
なるほど、そういうことか。
どうやら、ドローチューブ中心がやや主鏡寄りにズレているようです。

そこで、

光玉を合わせ、レーザを確認と数回繰り返し、
光玉が写野中心、かつ、レーザが主鏡センターマークへ照射される
位置で固定しました。

次に主鏡を調整してレーザが戻って来るようにしました。

そして、

最後にコリメーション・アイピースで確認をしたところ、
斜鏡オフセットポイントから1.5mm程度左側にズレていました。
と言うことは、1/√2で1mm程度、斜鏡を主鏡側へ動かしたことに
なります。この状態で、実質的な斜鏡のオフセット量は約6mm。
測定値と1mm程度違いますが、どうやらこれが正しい配置の
ようです。

ちなみに、ドローチューブから見た斜鏡と主鏡です。
ほぼ同心円状に見えるようになりました。
クリックすると元のサイズで表示します

R200SSのように、メーカが斜鏡のオフセット量を公開していれば
良いですが、それでも、ドローチューブの中心線という魔物が
存在します。

結局、

・斜鏡のオフセットを測定して黒点を打つ。

・コリメーション・アイピースで光軸調整をする。

・レーザで確認し、ズレているならば再度コリメーションアイピース
 で調整をする。

・レーザとコリメーション・アイピースで一致するまで追い込む。

・CMOSカメラのFLAT画像ヒストグラムを最大限切り詰め、光玉の
 中心を写野中心に持ってくる。(斜鏡を調整)

・光玉が写野中央、かつ、レーザが主鏡センターに落ちるまで
 斜鏡を調整する。

・レーザが戻って来るように主鏡を再調整する。

・コリメーション・アイピースで確認する。
 この段階で、既に光軸が合っているため、コリメーション・アイピースで
 再調整はやらない。この時、斜鏡のオフセット量が黒点から多少
 ズレていても、実は、そここそが真のオフセット配置位置である。

主鏡の主光軸と斜鏡面の交点とドローチューブの中心線。
この3つが完璧に一致すれば良いのです。
つまり、コリメーション・アイピースとレーザと光玉が全部一致する
と言うことです。

昔のF8以上の鏡筒と異なり、オフセット斜鏡ニュートンの光軸を
完璧に合わせるのは難しいです。
しかし、
現在はCMOSカメラのLVがあり、ヒストグラムを最大限切り詰める技が
使えます。これで、リアルスターを使った光軸調整をやる必要が
無くなるでしょう。

なにしろ、

リアルスターでの光軸調整だって、主鏡と斜鏡を微調整するのが
本来の姿です。先日のように、主鏡だけ微調整してなんとかなる
というものではありません。 F4鏡筒は!!

2

M16_SAO合成  天体写真(冷却CMOS)

6月9日の薄明中に撮った僅かなO2とS2を加えて無理やり
SAO合成してみました。ホント、超無理やりですけど。

M16 , S2=7X180s , Ha=3X180s , O3=2X180s , 36min Total
クリックすると元のサイズで表示します

150%拡大
クリックすると元のサイズで表示します

毎年、春の銀河祭りが終わると狙う対象ですが、
毎年、天気が悪くなって未だにまともに撮れていません。
たった36分、しかも薄明中の撮像でした・・・org

------------------------------------------

撮影日時:2021/06/09
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:快晴、微風、夜露少ない
気温:10℃
星空指数:80
シーイング:3/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:380
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:無し
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

------------------------------------------
0

いい感じのM20  天体写真(冷却CMOS)

最終的には高解像でM20を撮像出来ました。
G250 , L=20X180s , RGB=each 4X180s , 96min Total
クリックすると元のサイズで表示します

M20撮像中のN.I.N.A画面。
ガイドグラフが素晴らしく安定していました。
クリックすると元のサイズで表示します

9日の日中は快晴でしたが、夕方からドン曇りに・・・
僅かに見える恒星で光軸合わせや、各種動作テストを
やっていましたが、とうとう全く星が見えなくなって仮眠へ。
23時頃にダメ元で出てみると、なんと快晴になっていました。
しかし、夜露が凄くてビッショリです。

シーイングも大変良く、微風でした。
しかし、何故か撮像した恒星像がDEC.側に星3つ分もビヨーンと
伸びているカットが多発。うわー、な、何だこりゃ!?
諸々のセッティングは昨晩のまま。
アレコレ調べましたが原因が特定できないまま日付が変わり・・・

あー、俺なんか疲れてるのかなあ〜?
なんて思いながらLV画像を眺めていると、時々ビヨーンって伸びる!
殆ど風、吹いてないじゃん!! なんで??
ま、試しに大きなフードを外してみたら、なんと!
ピタッと収まってしまいました。
え〜ッ? ナニコレ?
今まで、こんな微風で画像がブレたことなどありません。

うーん、これはきっと共振に違いない。
一定の微風がずーっと当たっていて、フードがあることで時々
共振して目に見えない周期的な振動が出るに違いない!
あまりに妙な振動なので、とうとうフォッサマグナが裂け始めたか!!
って、マジで考えてしまいました。

そんなこんなで、撮像開始が10日の01:16:13〜と、大きく出遅れて
しまいました。最後のB画像は02:49完了と、既に薄明中でした。
それにしても不思議な振動を経験しました。

------------------------------------------

撮影日時:2021/06/09-10
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:夜半から快晴、微風、大量夜露
気温:10℃
星空指数:80
シーイング:5/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:250
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:各20枚
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

------------------------------------------


1


天頂付近は好シーイングでしたが、南天のシーイングは
あまり良くありませんでした。残念・・・

M16 , L=20X180s , RGB=each 4X180s , 96min Total , DarkAndSkyFlat
クリックすると元のサイズで表示します

Ha , 3X180s , 9min Total , OnlyDark
クリックすると元のサイズで表示します

夜が短く、SAOにならず時間切れでした。

------------------------------------------

撮影日時:2021/06/08-09
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:快晴、微風、夜露少ない
気温:10℃
星空指数:80
シーイング:3/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:250 , Ha:380
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:20枚
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

------------------------------------------
1

N.I.N.AとCielで出来ること(出来たこと)5  撮影機材

観測所に来ています。
前記事で書いたことを、実際にやってみましたので書きます。

・SharpCap3.2_ProのPolar Align機能を使って極軸を合わせる。

・Cielでアークトゥールスに同期。

・N.I.N.AにASCOM_Telescope for E-ZEUS2を握らせる。

・N.I.N.AのSequenceパネルへCielから撮像対象を送り込む。
 今回はM87 -> M100 -> M64 -> M53とした。

・PHD2のキャリブレーションを、撮像エリア付近で完了させておく。

・N.I.N.Aの撮像Sequenceをスタートさせる。

-----------------

・SharpCap3.2_ProのPolar Align機能を使って極軸を合わせる。
クリックすると元のサイズで表示します

僅か5分程度で00'55"(Good)となった。
黒く斜めのエリアは観測所の建物であり、写野が半分ケラレている。
この状態でもアッサリとセッティング完了となった。 スバラシイ!

・N.I.N.AのSequenceパネルへCielから撮像対象を送り込む。
 今回はM87 -> M100 -> M64 -> M53とした。
クリックすると元のサイズで表示します

Sequenceがタブ・ブラウザ状になっている。
それぞれ、L画像=4枚、Gain=380、-10℃、60sec、自動導入あり、
PlateSolveあり、PHD2ガイドありとした。

初めの撮像対象であるM87は、既にPlateSolve完了済みだったので
そのまま撮像。
クリックすると元のサイズで表示します

続いてM100を自動導入->テスト撮像->PlateSolve->望遠鏡Slew->
位置確認撮像->PHD2ガイドスタート->本番撮像
クリックすると元のサイズで表示します

ちゃんと写野中央に再導入された。
ちなみに、テスト撮像のパラメータは別途設定が出来る。
Gain=450 , 2X2binning , 5secとしてある。

撮像結果
クリックすると元のサイズで表示します

M64をPlateSolve中。(写野中央からややズレている)
クリックすると元のサイズで表示します

PlateSolveにて再導入され、撮像中。
クリックすると元のサイズで表示します

撮像結果
クリックすると元のサイズで表示します

M53をPlateSolve中。(ほぼ中央に居るが、ほんの少しズレている)
クリックすると元のサイズで表示します

PlateSolveによる再導入後に撮像中。
クリックすると元のサイズで表示します

撮像中のPHD2画面。
クリックすると元のサイズで表示します

撮像結果
クリックすると元のサイズで表示します

今回はテスト撮影なのでGain=380。
よって、ダイナミックレンジは僅少です。

------------------

良くまあ、ちゃんと動作するものですね!!
ガイドもミスせず、全カットコンプリートでした。

で、

一晩に数対象しか撮像しない自分としては・・・

さて、何に使いましょうかねえ(-。-)y-゜゜゜

1

N.I.N.AとCielで出来ること4  撮影機材

次はN.I.N.AにASCOM_Telescope制御を握らせ、特定エリアの天体
を片っ端から撮像する方法を書きます。
その際、各天体をPlateSolveして写野センターへ再導入させるのも
自動的にやります。当然PHD2ガイドも併用しますが、60秒程度では
ガイドしない方が、かえって良い場合もあります。

まずはCielにASCOM_Telescope制御権を与えて接続し、適当な天体で
同期させます。この例では、しし座のデネボラで同期させました。
クリックすると元のサイズで表示します

この”同期”とは、
Cielで表示されているデネボラと鏡筒の写野が一致しており、
かつ、ASCOM_driver for E-ZEUS2がその座標を受け取ったことを
意味します。

同期が済んだら、CielとASCOM_Telescopeを切断します。
Cielは起動したまま残しておきます。

次に、N.I.N.Aを起動してCamera , FilterWheel , Guiderを接続し、
Telescopeも接続します。その際、NINAとASCOM_Telescopeで座標が
一致しない・・・などのメッセージが出たら、

Telescope to N.I.N.A

で接続してください。
ASCOM_Telescopeはデネボラの座標を持っているからです。
クリックすると元のサイズで表示します

これでASCOM_Telescope制御がCielからN.I.N.Aへ移りました。
これ以降、Cielは天体の座標情報をN.I.N.Aへ送ることが仕事になります。
この同期作業は、別にCielである必要はありません。
ASCOM_Telescope制御が出来るステラ10でも良い訳です。
ただし、
N.I.N.Aへ天体座標データを送れるのはCielなど、現在は4つの
プラネソフトに限られています。

では、
今晩撮影するDSO天体をSequenceパネルに送り込んで行きましょう。
いちいちネットから画像が落ちてくるのはウルサイので、
Image sourceをSkyAtlas(Offline Framing)にしておきます。

まずはCielでM84をクリックします。
クリックすると元のサイズで表示します

N.I.N.AのFramingパネルにCielからM84のデータを転送します。
Coordinatesアイコンをクリックするだけです。
クリックすると元のサイズで表示します

続いてAdd as Sequence Targetをクリックします。
これで、
M84の情報がSequenceパネルに転送されたので、L画像を60secX10枚
セットしました。
クリックすると元のサイズで表示します

同様にして、

M87、M86、NGC4450、NGC4571、M64をSequenceリストに加えます。
マルチタブになっていることに注意してください。
クリックすると元のサイズで表示します

ここで各Sequence設定において、

Start guiding:ON

Slew target:ON

Center target:ON

としてあります。
つまり、自動的に各対象を自動導入し、PlateSolveしてセンタリングし、
PHD2ガイドをスタートさせる設定です。

この時、自動導入後に一定のタイムインターバルを設定できます。
Opption -> Equipment -> Telescope -> Settle time after Slew 10
クリックすると元のサイズで表示します

ここでは10秒に設定しました。
また、
それぞれの撮影対象で、撮影開始までの時間も設定できます。
Sequence -> Delay start(soconds) 10
クリックすると元のサイズで表示します

各10秒に設定しました。

さて、
これで撮像Sequence設定が出来ましたので、
あとはSequenceパネル右下の矢印をクリックして撮像を始めます。
各撮像対象が10分12秒で、6対象で1時間1分13秒掛かると出ています。

スタートしたらコーヒーでも飲みに行きましょうか!!
1

N.I.N.AとCielで出来ること3  撮影機材

ピント合わせに関しては、ハッキリ言ってSharpCap3.2_Proの
方が優れています。直観的だし、画像キャプチャーという観点
でのライブビュー性能が非常に使いやすいです。
N.I.N.A画像は、基本的にFitsで入ってくるため、CMOSなのに
MaxImDLで撮像したCCD画像の様です。
クリックすると元のサイズで表示します

これはImagingパネルですが、Sequence撮像とは別に画像の取り込み
が出来ます。右上のImagingパネルで設定します。

Focus調整をやるにはSubSampling Frameを指定すると便利です。
クリックすると元のサイズで表示します

Enable SubSamplingボタンをONにしてキャプチャーします。
クリックすると元のサイズで表示します

Exposure Timeですが、いったん単発ショットで読み込まないと
設定時間が反映されないようです。
いきなりLive Viewでやってもキャプチャー時間が変化しません。

ここでGain450などとやれば、30.5cmF4の鏡筒ではHαフィルター
でも微小星像が見えます。なので、私の場合はバーティノフマスク
を使っていません。Bahtinov Analyzer機能があるので、併用しても
良いかもしれません。

単発ショットで撮った画像にPlateSolveを掛けることも出来ますが、
そのためにはN.I.N.AがASCOM_Telescope制御を握っていなければ
なりません。
3

N.I.N.AとCielで出来ること2  撮影機材

N.I.N.AとCielで一晩に数対象程度を撮像する方法を書きます。
例として、M100をLRGB撮影する方法を書きます。
PlateSlveまでは不要なので、CielとASCOM_E-ZEUS2を接続します。

・CielとE-ZEUS2をASCOM driver for E-ZEUS Ver,2.20aで接続。
クリックすると元のサイズで表示します

・観測地データをCielとASCOM_E-ZEUS2で揃える。

・CielとN.I.N.Aで同時にASCOM_Telescope接続は出来ない。
 どちらか一方の排他的接続となるが、Cielでクリックした天体データ
 をN.I.N.Aへ”一方通行に送る”ことができる。
 これにより、Ciel上で撮影対象をクリックしておき、N.I.N.A側で
 そのデータをワンクリックでインポート出来る。
クリックすると元のサイズで表示します

N.I.N.A側でASCOM_Telescope制御を掴んでいて、かつ、座標データだけ
Cielにリアルタイム転送できれば一番良いのですが、今のところ
できない?または私が設定できていない?
ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教授下さいm(__)m

・N.I.N.Aには32bit版と64bit版があります。
 私の場合、古いOrion NautirusFilterWheelのASCOM driverが32bitで、
 64bitのN.I.N.Aでは動きませんでした
 よって、32bit版をインストールしてあります。

・N.I.N.AのEquipmentパネルからCamera , FilterWheel , Guiderを
 接続します。ASCOM_Telescope制御はCielが握っているので使いません。
 Focuserは非ASCOMの電動だし、Rotatorは付いていません。
クリックすると元のサイズで表示します

雪の結晶アイコンをクリックすると冷却が始まります。
炎アイコンはウォーミングする際の速度を調整できます。

ASCOM_FilterWheelを接続
クリックすると元のサイズで表示します

PHD2を接続(予めイニシャライズまで完了させておく。)
なお、現状で対応しているガイドソフトはPHD2のみである。
クリックすると元のサイズで表示します

CielでM100を自動導入し、構図の微調整も行う。
クリックすると元のサイズで表示します

N.I.N.AのFramingパネルでM100の情報をCielからインポートする。
Coordinatesアイコンをクリックすると入って来る。
この時、Image source = NASA Sky Surveyなどを選択してあり、
かつ、ネット接続があればこのような画像がDLされてくる。
尚、この画像はPC内に保存され、再利用できる。
クリックすると元のサイズで表示します

ネット接続が無い場合はSkyAtlas(Offline Framing)を選んでおくと
このようになる。
クリックすると元のサイズで表示します

Framingパネルから"Add as Sequence Target"をクリックすると、
SequenceパネルにM100の情報が転送される。
クリックすると元のサイズで表示します

M100をLRGB撮像するSequenceを組んだところ。
LIGHTフレーム、各180秒露光、L=20枚 、RGB=各5枚、2X2binning、
Gain=250の設定である。
クリックすると元のサイズで表示します

撮像される画像が何処に、どのような形式でセーブされるかを
設定できる。
Optios -> Imaging -> FileSettings
クリックすると元のサイズで表示します

これで、Sequenceパネル右下の矢印をクリックすると連続撮像が開始
される。その際、PHD2 Guidingをスタートさせるかを設定できるが、
予めガイドさせておく方が確実である。
Sequenceは1時間45分42秒後に完了予定と表示されている。

1

N.I.N.AとCielで出来ること1  撮影機材

5月29日〜30日に掛けて、初めてN.I.N.AとCartes du Cielと言う
環境で撮影をやってみましたが、かなり使える印象でした。
今までにイロイロな環境で撮影をやって来ましたが、しばらくは
この組み合わせでやってみたいと思います。
いままで使ってきたソフトは、

MaxImDL_Pro , SharpCap3.2_Pro , PHD2

ステラ10 , SuperStarV

であり、ASCOM制御での撮像は殆どやっていませんでした。
まあ、それで過不足ある訳でもありませんが、個人的な興味から
N.I.N.AとCielに統合してみようかな・・・っと。

MaxImDL_Proは全部入りの統合ソフトであり、流石に高性能ですが
ライセンスが切れてしまいました。まだ一応一通りできるのですが、
問い合わせたらリニューアル代金が2万円程掛かるとのこと。

SuperStarVはE-ZEUS2と接続して自動導入に使ってきましたが、
どうにも進展が無いし、ASCOM対応もやってくれそうにないので
当面はオハコかな。軽くて良いのですけど・・・

ステラ10(あ〜、まだ11にしていない)。
毎度お世話になっており、PGC天体のフレーミングなどでは助かります。
SuperStarVで導入しても、詳細はステラ10で確認したり計画したり
していました。以前よりASCOM経由でE-ZEUS2と接続できることも
分かっておりました(星羊爺さんに感謝!)。
同様にステラショット1でも動きましたが2はまだ試していません。
そもそも買っていませんし。
K-1に対応していないのと、当初はデジカメだけで冷却CMOS未対応で
魅力に欠けていたのが原因です。私にとっては費用対効果もあります。

と言うことで、今後は、

SharpCap3.2_Pro:PlateSolveによる極軸合わせ&電視系、
           ピント合わせやカラーキャプチャーなど。

PHD2:定番ガイドソフトとしてN.I.N.Aとも連携使用。

Cartes du Ciel:ステラ10+SuperStarVの代わりになりそう。

N.I.N.A:一般撮像や多数天体の自動観測、自動撮影に使ってみる。

という方針を立ててみました。
気が付けば、殆どが無償ソフトウェアになってしまいました。

----------------------

っと言うことで、まずはCartes du Cielをカスタマイズ。
まだネット情報などを集めていないので我流です。
クリックすると元のサイズで表示します

・ASCOM driver for E-ZEUS2で自動導入可能。

・追加カタログを入れるとDSO狙いにも使える。
 下記は追加で入れたカタログ。

DSO-catalogs
SkyChart-data-Pictures-4.0-3421
Stars-catalogs
UCAC4-catalog-V2-Equator
UCAC4-catalog-V2-North

*GAIAデータは大きすぎるので入れませんでした。

これで16等星までの恒星、PGC天体などのDSOまで出せるようになりました。
主な天体やNGC天体は画像も出ます。
クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

ここまで出せればステラ10の代わりに使えるし、SuperStarVの軽さも
備えた”現場で使えるソフト”になりますね。

写野のコーディネートもできます。
これは1220mmの焦点距離にASI183MMを組み合わせた場合。
クリックすると元のサイズで表示します

DSS画像もDLできます。
クリックすると元のサイズで表示します

一晩に3〜5対象程度の撮像であれば、N.I.N.AでPlateSolveまで
やる意味はありません。また天球上のアチコチに指向させる場合、
完全に目を離せないというのもあります。
星図上でカーソルが動いて行くのも分かりやすいので、
このような使い方ではCiel + ASCOM_Telescope制御が良いかな。
その場合、N.I.N.Aは撮像ソフトに徹する使い方となります。
1

だからレーザとコリメータで位置がズレる。  撮影機材

・300FNは30.5cmF4の短焦点ニュートン式反射鏡筒です。

・短焦点ニュートン式反射鏡筒では、無駄な光路遮蔽を減らす
 ため、斜鏡をオフセット配置しなければなりません。

・オフセット配置された斜鏡である以上、レーザとコリメータ
 で光軸が一致するように調整しなければなりません。

完全に光軸が合っている状態。
ドローチューブの偏りは、カメラの撮影位置によるもの。
クリックすると元のサイズで表示します

中央のぼやけた黒点は5mmオフセットポイント。
やや右側のぼやけた黒点は斜鏡のセンターマーク。
中央に主鏡のセンターマーク◎が見える。
クリックすると元のサイズで表示します

コリメーションアイピースで見たところ。
ハッキリした十字がスパイダー。
ぼけた十字がコリメーションアイピース内の十字。
向かって右手が主鏡側。
クリックすると元のサイズで表示します

上記状態でのレーザ位置。
これは主鏡のセンターマークへ当たっているところ。
クリックすると元のサイズで表示します

これは、主鏡から戻って来たレーザ光。
クリックすると元のサイズで表示します

光軸調整ツール。
レーザコリメータはVブロックで回転させ、芯ずれ無き事を確認済。
クリックすると元のサイズで表示します

斜鏡のオフセット位置決め用型紙。
クリックすると元のサイズで表示します

完璧です!
さぞかしスバラシイ星像と、フラットな像面を見せてくれることでしょう!

-----------------------

っと、

まあ、分かったようなことを当然のごとく、偉そうに書きましたけど、
ココまでの道のりは長かったあ〜〜(*_*)

えっ!? アンタはニュートン反射の光軸合わせにも苦労
していたんかい!!

って聞こえて来そうですけどね、そりゃあ斜鏡のオフセットも
無い、しっかりと作り込まれたF8鏡筒ならば簡単なのですよ。
昨今の短焦点ニュートン反射鏡筒は、ほぼ全数が何らかの
斜鏡オフセットを施されています。

1.斜鏡ごと接眼部と反対側へオフセット。

2.斜鏡だけを45度のままスライドさせてオフセット。

3.1.と2.の組合せ。

300FNは2.の方法で斜鏡を”スライドオフセット”してあります。
F2.8などの超明るい鏡筒では3.を採用するでしょう。

300FNの光路図はこんな感じ。
クリックすると元のサイズで表示します

主鏡から852mm付近で90度に折り曲げ、鏡筒面から201mm付近に
焦点面が配置されています。
この場合、主光束をカバーするには短径97.58[mm]の大きな斜鏡を
12[mm]スライドオフセット配置しなければなりません。
実際の短径は88[mm](メッキ面87[mm])、長径124[mm](メッキ面122[mm])
となっています。

仕様上はオフセットされていることになっていますが、
写真に撮ってみると・・・うーん、あまりオフセットされていない?
クリックすると元のサイズで表示します

裸眼で見ると錯覚もあり、大きく左側にオフセットされているように
感じます。購入当初より気付いてはいましたが、金尺で斜鏡ホルダー
などを図っていました。おおよそのオフセットを4.5[mm]と決め、
√2X4.5=6.36[mm]として斜鏡に黒点を打って光軸調整を実施して
来ました。

以前より、光軸調整はコリメーションアイピースで実施しており、
その場合には概ね良好な結果を得ていました。
フルサイズのK-1で撮っても、周辺の星像乱れはあるものの納得
出来る範囲に収まっていました。

ところが、
ここ数年は撮影現場でレーザを使って再調整を実施しており、
これによって以前よりも星像が悪化していることに気付きました。
実際、コリメーションアイピースで光軸を合わせた後、
レーザで確認すると結構なズレがあったのです。

まあこれは、

接眼部が鏡筒中心を正確に向いていないのだろう・・・

とか、

主鏡セルが鏡筒に対して正確に組付けられていないのだろう・・

などと思っておりました。

しかし、

最近の粉DSO撮像をやればやる程、
ラッキーなイメージングをやればやる程、

微小な星像の乱れが看過出来なくなって来ました。
そもそも、何故レーザとコリメータで位置がズレるのかを確かめる
必要がありました。

アホか!って思われても構いませんよ。
恥を承知で備忘録として貼っておきますよ。
クリックすると元のサイズで表示します

2021/06/18 追記

上記画像中に、

”斜鏡のオフセット貼りが何mmであれ、コリメーションアイピースで
センタリングすれば、真の斜鏡位置となる。”

とありますが、これは間違いでした。
コリメーションアイピースだけで、オフセット量不明の鏡筒を
光軸調整することはできません。


・斜鏡を取り外して定盤にねじ止めし、正確に”メッキ面”の
 オフセット量を測定した。(3回)
  |
  +−>オフセットは6.36[mm]ではなく、4.95[mm]だった。

・接眼部取付位置に対するオフセット量が3[mm]程度少なかった。
 そのため、斜鏡と斜鏡に映った主鏡の位置がズレることが判明。
  |
  +−>ズレていて正しいと言う、教科書には無い現実。

・接眼部から見た斜鏡の左側の無メッキ部(砂ずりコバ)+
 斜鏡ホルダーの厚さ分が鏡面同様に円形に観測されており、
 ここも含めて斜鏡の外観であると見誤っていた。
  |
  +−>コレが一番のクセ者だった。

と言う事で、一から定量的にやり直してみました。

1.コリメーションアイピースで斜鏡の4.95[mm]オフセット点が
  ドローチューブセンターに来るように調整。
  この時、スパイダー十字とコリメーションアイピース内十字
  が一致するようにすると、ドローチューブセンターに対する
  斜鏡の光軸方向の配置、回転も決まる。

2.主鏡センターマークがコリメーションアイピースの中心に
  来るように調整する。

3.再度斜鏡側を調整する。

4.再度主鏡側を調整する。

-------------

ここまでで、十分に光軸が合っています。
なーんだ、当たり前田のクラッカーかよ!!って思うでしょ?
だけどさあ〜、斜鏡のコバまで含めて斜鏡外観と見誤ったり、
そもそも、オフセットが約3[mm]も違っていたら迷いますよ。
いくら調整しても斜鏡オフセットの黒点に乗って来ないし、
乗せてしまうとレーザとの位置ズレが激しいし・・・

それでも、レーザで調整するよりはコリメーションアイピース
だけでやっていた時代の方が良好だった訳です。
レーザで現場再調整をやってしまうと、接眼部平面に対して
光軸がやや曲がってしまっていた訳ですね。

これは、
斜鏡のオフセット位置がどうであれ、
ドローチューブ中心線と主鏡の光軸線の交わりポイントが
1点しか存在しない事に由来します。

コリメーションアイピースだと、それでもかなり良好に光軸が
合っていました。オフセット位置さえ間違えずに黒点を打って
いれば、それだけで十分に実用になるでしょう。

一方、
レーザだけで調整を始めた場合、
一番大切なドローチューブ中心線に対する斜鏡の光軸上配置が
いくらでもOKになってしまいます。
例えば2[mm]主鏡側に寄り過ぎていても、また、2[mm]筒先側に
寄り過ぎていても、斜鏡を調整すれば、いくらでも主鏡の
センターポイント◎へレーザを落とせます。
  |
  +−>この段階で、既に光軸は曲がっています。

曲がった光軸に対して主鏡をいじって接眼部へレーザが戻って
来ても、それでは撮像面が盛大に傾いて片ボケになる道理です。

----------------------

<レーザとコリメータで位置がズレる原因>

・斜鏡のオフセット位置が不正確であった。

・斜鏡の外観を見誤っていた。

以上2点を正したことにより、冒頭画像の様にスッキリと理屈通り
の光軸調整が出来るようになりました。
これで、次回からは現場でもビビらずにレーザで微修正が出来ます。
主鏡の微修正をレーザでやると楽ですからなねえ〜(^^♪

----------------------

これだけ固めて尚、全方向振り回しで30[μm]動く・・・
クリックすると元のサイズで表示します

美しい星像を求めて・・・
クリックすると元のサイズで表示します

2021/06/14 追記

1.オフセット斜鏡では正しく打点し、そこへ合わせ込む必要がある。
  これは、コリメーション・アイピースでもレーザでも同様である。

2.市販品が正しく作り込まれていることは稀である。

3.最大限合わせ込んで尚、APSC以上ではスケアリング機構が必須である。

4.ニュートン式反射鏡筒では、主光束を100%カバーする大きな斜鏡で
  ない限り、画面右側の光量が落ちる。接眼部の配置精度もあり、
  光量中心や光量の偏りに神経質になり過ぎない。

現状、300FNの真の斜鏡オフセット量は4.95[mm]であり、
コリメーション・アイピースとレーザで光軸が一致している。
逆に言えば、斜鏡のオフセットが何ミリであれ、コリメーション・
アイピースとレーザで光軸が一致すれば、それが正しい斜鏡配置である。
接眼部や鏡筒精度は仕方なく受け入れ、不足であればスケアリング機構を
設けるしかない。

プライムフォーカスや屈折式望遠鏡は良いねえ〜・・・
2

月明中のM57(LRGB)  天体写真(冷却CMOS)

仮眠中にN.I.N.AのAutoSequenceで撮影したM57です。
等倍トリミングあり、処理強め、StarSharp無し。

L=30X60s , RGB=each 10X60s , 60min Total
クリックすると元のサイズで表示します

------------------------------------------

撮影日時:2021/05/30
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:快晴、微風、夜露僅少
気温:***
星空指数:50(大きなお月様あり)
シーイング:2/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7 (LRGB撮像)
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:250
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:1カット60sを基本とした
Dark:20枚
Flat:***
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel+ステラ10
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

------------------------------------------
1




AutoPage最新お知らせ