The Search for Extra Terrestrial Intelligence at UC Berkley
だから斜鏡と主鏡が同心円にならない!  オフセット斜鏡の光軸調整

300FNのオフセット斜鏡調整についてアレコレ書いて来ましたが、
見つけやすいように”オフセット斜鏡の光軸調整”カテゴリを
作成しました。ま、自分のためですけど・・・

今回は、

”だから斜鏡と主鏡が同心円にならない!”

を書きました。
光路図を描いてみると分かりますが、F10程度のニュートン反射で
あればセンター振り分け斜鏡を付け、ドローチューブと斜鏡、主鏡
を同心円に調整すれば問題ないレベルで光軸が合います。

同じ光路図にF4の光路を追記し、主光束を100%満足する斜鏡を書き
入れると、とんでもなくスライド・オフセットする必要があると
分かります。300FNでは短径97.58[mm]、長径138[mm]で12[mm]もの
オフセットが必要です。
これでは斜鏡が大きくて遮蔽率が高くなってしまうため、
300FNではメッキ面実測短径87[mm]、メッキ面実測長径122[mm]の
斜鏡が付いています。この斜鏡を最も効率良く使うには、
オフセットを10.5[mm]にしなければなりません。
ドローチューブの位置もそうなっています。

ところが、

実際のオフセットを測定したところ、僅か4.95[mm]でした。
斜鏡を取り外して定盤にねじ止めし、3回測定した平均です。
つまり、5.55[mm]もオフセットが足りていません。
この状態では、斜鏡と、斜鏡に映った主鏡を同心円に調整しては
イ・ケ・マ・セ・ン。
オフセットが不適切な斜鏡を振って主鏡と同心円にすると言うことは、
斜鏡が45度配置では無くなると言うことです。

僅か4.95[mm]のオフセット位置に黒点を打点し、
コリメーション・アイピースとレーザで位置ずれが無いように
調整するとこうなります。
クリックすると元のサイズで表示します

ドローチューブ奥へカメラを突っ込んで撮影しているため、
斜鏡よりも主鏡の方が小さく見えます。
もう少し引いてみると、
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もし、正しく10.5[mm]スライドオフセットされていれば、
斜鏡と主鏡が同心円に見える訳です。
逆に言うと、

正しくオフセットされていなきゃ、同心円に見える筈ねーよ!

ってことです。

クリックすると元のサイズで表示します

ではでは、

真のオフセット点に合わせずに光軸調整をしたらどうなるのか・・・

それでも、

初めからレーザでやるとサッパリ分からなくなってド・ハマリ必須
ですから、コリメーション・アイピースでもっともらしく調整
するものとします。
また、真のオフセット点が”不明”であるものとします。
斜鏡の正しい繰り出し位置も分かりませんから、
ドローチューブ先端に円形の厚紙を貼り付け、中心に3[mm]くらいの
ピンホールを空け、斜鏡と主鏡が同心円になるようにしておきます。

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まず、コリメーション・アイピースだけで完璧に光軸調整を行い
ます。それが右側の図です。
一見、素晴らしく光軸が合っているように見えますね。

でもでも、

よ〜〜く見ると、コリメーション・アイピースの銀色斜めカット窓
に重なっているスパイダーが左側にズレています。
言われてみれば、主鏡中心マークやドローチューブ中心穴も
やや左側にズレている気がします。
コレ、
本当に良く見ないと気付かないです。
絵では拡大していますけど、実際にはこんなに大きなズレでは
ありません。

斜鏡と主鏡が同心円、かつ、主鏡センターマークとドローチューブが
一致しており、更にスパイダーとコリメーション・アイピースの十字
がピッタリ一致しています。

う〜ん、

如何にも合っていそうだ・・・

ってなりますよね。

じゃあ、

斜鏡の繰り出し量を変えて同じことをやってみてください。

あれ?

またバッチリ合ったように見えちゃっています!!

オイオイ、斜鏡を何処に配置しても調整できちゃうじゃないの!
どうなっているんじゃあ〜!

でも、

よーく見ると、さっきの、例のコリメーション・アイピースの
銀色斜めカット窓に重なっているスパイダーがズレている筈です。

つまり、

光軸が傾いており、合っていないのです。

じゃあ、

この状態でレーザを使って斜鏡→主鏡の順で再調整してみましょう。
そうすると、今度は左側の図のようになります。
ドローチューブ中心、主鏡センターマーク、コリメーション・アイピース
の十字線、スパイダーの横軸(X軸)は完全に一致していますが、
今度は、スパイダーの縦軸(Y軸)とコリメーション・アイピースの
縦線が一致していません。

これも、

斜鏡の繰り出し位置が何処であれ、このように調整出来てしまいます。

真のオフセットが分かっている場合は、その黒点を目安に合わせば
確実に光軸が合います。つまり、コリメーション・アイピースと
レーザが完全に一致します。

但し、

正しいオフセット量でなかった場合、
斜鏡と主鏡が同心円に見えることはありません。

もし、

300FNのドローチューブ位置に対して斜鏡のスライド・オフセット量が
10.5[mm]であったなら、斜鏡と主鏡が同心円に見え、
コリメーション・アイピースとレーザで調整が一致します。
残念ながら、そうはなっていなかった・・・という訳です。

世にある安価なF4鏡筒が、真のオフセット位置にあるかどうか疑問です。
上図のように、一見バッチリ光軸調整出来たように見えて、
これらの場合、残念ながら片ボケの呪縛から逃れることが出来ません。
だから、
スケアリングだのなんだの言い出すのです。
イヤ、
スケアリング調整は必要ですよ、厳密には。
でも、それは光軸調整とは別次元のお話なのです。

斜鏡と主鏡が同心円に見え、斜鏡に映ったドローチューブセンターが
斜鏡中心から左側にオフセットしている。
レーザで追い込んだから間違いないはず・・・
コリメーション・アイピースでトコトン追い込んだから・・・

これらが成立する条件は、メーカが正しく斜鏡をオフセットして製作
しているかに掛かっています。ユーザではどうしようもありません。

なので、

コリメーション・アイピースとレーザを併用するのです。

そうすれば、オフセット量不明鏡筒でも、何時かは完全な光軸調整が
出来るでしょう。

出来た時は嬉しいっすよ〜(^^♪
1

星になった☆男(hoshiotoko)  撮影機材

観測所の二人の宇宙人から、小惑星をプレゼントされました!!
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先日IAUから正式証書が届きましたので、
この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。m(__)m
長いこと続けていると、良いこともあるものですね。

宇宙人1:平澤正規

宇宙人2:鈴木正平

敬称略

お二人は有名な小惑星観測家であり、入笠山天体観測所の30cmF2.7
シュミットカメラを使い、TP6415を水素増感して発見されました。
1995年と言えば公共天文台の建設ラッシュで、私はとても観測所へ
通うことなど出来なかった時代です。
厳冬期に観測所入りするなど、その捜索根性は筋金いりです。
そのような、気の遠くなるような、また、
観測と言うよりも、冬山登山とでも形容したくなるような環境で
複数の小惑星を発見されています。

頂いた情報より、小惑星 14037_Takakikasahara についてまとめてみます。

・周期4.8年で、おおよそ1年3ヶ月毎に衝。
・2021年は10月上旬にうお座で17.3等。
・2022年は12月末にクリスマスツリー星団のすぐ西で17.1等。
・2024年は近日点に近く、4月中旬にスピカの東2°で16.4等の好条件。
・2030年8月3、4日には球状星団M2の北0.4°をかすめる。

・wise衛星によって、アルベドは0.053と観測されている。
 リュウグウは0.05なので同程度の低反射率。
 そのため、絶対等級に対して直径が大きい。
 直径13kmは我々が発見したものの中でBest5に入る大きさとのこと。

・詳しいスペクトルが解らないので断言できないが、アルベドから
 リュウグウと同じC型小惑星の可能性が高いとのこと。

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>C型小惑星は水や有機物を含む炭素質コンドライトなので、
>宇宙船として長距離旅行に便利かもしれません。
>水と有機物で野菜が栽培できますね。
>また、イトカワはS型なので、イトカワドーナツよりかなり黒いようです。
>リュウグウチョコレートがあれば、それに近い黒さじゃないかなあ。

と言うコメントも頂きました。

ふぉふぉふぉ(V)o¥o(V)

バレちゃあしょうがねえ!
実は私も宇宙人で、1963年に小惑星に乗って地球にやって来ました。
私の宇宙船は故障し、現在はダークサイドムーンに隠してあります。
早く治して小惑星へ帰りたいと思い、地球で技術練磨の日々を
送っているのです。

”宇宙(そら)を見上げて"

というブログタイトルには、早く故郷へ帰りたい宇宙人の想いが
込められているのです。
でも最近、月の裏側で中国の蜘蛛が歩き回っており、
早くしないと宇宙船が発見されてしまう! と思っていたのです。

-------------

現実的なお話し・・・

IAUから渡辺和郎氏、平澤正規氏を経由して立派な額に入れられた
命名書が届き、我が家では小惑星名の検索がプチ・ブームとなりました。
ジョンレノン、ポールマッカートニー、フレディーマーキュリーなどの
超有名人から、糸川博士をはじめ、有名科学者、物理学者が大勢!

え〜っ、こんな所にとーちゃんの名前があるじゃんかあ〜?

それはそれは有難くも名誉なことであります。
何しろ今までは観測所へ行くにも、

今日はお仕事ですか? 趣味ですか?

う〜ん、仕事半分だ!!

帰って来ないなら、玄関のカギは閉めちゃいますよ。

理解ある奥様・・・

なーんて言いながらコッソリと出掛けていたんです。
間違っても”遊び半分”とは言わないんです。

でもこれからは堂々と、
天体観測に行ってきます!!って言えるじゃあ〜ありませんか。

正直言って、スゴク有難いです。
水戸黄門の印籠並みです。



僕が本当に小惑星に帰ったら、メモリアルプレートに、刻んで下さい・・・


9

300FN_光軸調整の現場検証  オフセット斜鏡の光軸調整

昨晩は高いところなら晴れそうだったため、観測所へトンボ帰り。
月没が01:35、かつ、水蒸気多数でも確認画像程度は撮れました。

最終的に、2時頃から天頂付近だけ雲が切れたため、M27を
撮ることが出来ました。ダークもフラットも適用。

M27 , 21X60s , 21min Total , DarkAndFlat(等倍原画像)
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GAIN=120で柔らかめ処理、シャープ系フィルター処理は一切無しです。
予想通りの美しい星像となって満足しました。
でも、完璧ではありません。

光量の偏りとオフピン画像はこんな感じです。
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アークトゥールスでテスト(雲だらけでした)
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どうやら現状の接眼部スケアリングでは、これ以上は無理そうです。
スケアリング調整機構が無いため、光量センター、かつ、
星像の偏りを均等に持って行くと、片ボケしてしまいます。
まあ、ここまで来ればスケアリング調整機構を付ければ良いだけです。

以下は雲間を縫ってあちこちへ指向させ、数十秒〜数分で撮像した
画像です。指向方向による画像歪は無視できるレベルでした。
全天雲だらけでしたから、シーイングも何もあったものではなく、
良い場所は良いが、悪い場所は水の中を見ている感じでした・・・

M20
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M7(鏡筒がほぼ水平状態での撮像)
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M4
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M5等倍
このM5は全面点像で良い感じです。
と言う事は、M27はミラーの圧迫アスが出ているのかもしれません。
M27以外は、概ね全面で点像ですから。
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M5って美しい球状星団ですね。
僅か15秒×5枚の画像ですが、中心部の等倍も載せておきます。
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M22
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M80
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NGC5846付近
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今回は重機材を屋外展開するとスコールを喰らう可能性が
あったため、同じSkyMaxですが観測所の架台に載せました。
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実は観測所のスライディングルーフへ300FNを設置したのは初めてです。
超〜大変でした!
何しろルーフへ上がる階段が狭く、26[Kg]になった300FNを持って
上がるのが大変だったこと!
イヤ、マジでC-14の方がずっと楽です。
重さではなくて、長さがネックでした。
階段での取り回しが大変で、これだったらフィールド展開の方が
数倍楽だと感じました。あ〜腰イテ〜〜・・・


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撮影日時:2021/06/20-21
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:雲総数70、微風、2時頃は少し晴れ間が多くなった。
気温:8℃
星空指数:30
シーイング:4/5(場所次第)

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI294MC_Pro (Sony IMX294CJK Back Side Illuminated CMOS 4/3inch)
FilterWheel:***
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:120
binning:1X1
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:各10枚
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:観測所のSkyMax_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:***

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

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0

コリメーション・アイピースよ、お前もか!  オフセット斜鏡の光軸調整

”だからレーザとコリメータで位置がずれる”
https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/981.html

と言う記事に間違いがありましたので、青字訂正をしました。

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以前より、コリメーションアイピースで光軸調整してからレーザを
使って”確認”を行って来ましたが、それは、斜鏡のオフセット
ポイントを打点してある鏡筒だから出来たことだと気付きました。

本日、オフセットポイントが不明であると言う前提で光軸調整を
やってみました。その結果、コリメーションアイピースだけでは、
斜鏡を適当な位置に配置しても”合ったように見える”ことが
分かりました。やってみてください。

そもそも、コリメーションアイピースの調整方法と言うものは、
ニュートン反射鏡筒の斜鏡にオフセットなど施さなかった時代の
ものです。だから、”同心円に調整せよ”なんて書いてあるのです。
オフセット斜鏡では、主鏡に映った斜鏡とドローチューブ端面は
同心円になりません。
問題は、どのくらい偏心させれば良いのか? です。
それには、正確なオフセットポイントを測定しておかなければ
なりません。R200SSはメーカー公表値がありますし、私は自分で
測定して打点しておりました。

ところが、

オフセット量が不明・・・

という前提でやり始めると・・・全然だめですねえ〜〜。
斜鏡をどの位置に配置しても、光軸が合ったように調整出来て
しまいました。と言うことは、レーザ同様に光軸が曲がっているのに、
平気で合っているような顔をされると言うことです。
スケアリングもダダ狂う道理です。
斜鏡のオフセットが無かった時代は平和でした。

コリメーション・アイピースよお前もか!

ですね。

--------------


さて、

ここまでやって来て、斜鏡の真のオフセット点の打点が、
如何に大切であるか分かりました。
これさえしっかりとしていれば、別にレーザを使わなくても
実用域に持って行けます。
ただ、現場での微調整(移動によるズレや温度ズレ)で主鏡を
いじる場合、レーザがあると凄く楽です。

一連の光軸調整ドキュメントでの発見は、やはり、
レーザとコリメーションアイピースで一致すれば完璧である。
と言うものだと思っています。
オフセットポイントの打点は目安ではありますが、ここにピッタリ
一致しなくても良いです。レーザとコリメーションアイピースで
一致していれば、打点ポイントに非常に近いところになる筈です。
その結果として、フラット撮像のヒストグラムを切り詰めたテストでも、
概ね許容範囲に入るはずです。(入りました。)

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<オフセット斜鏡の光軸合わせで大切なこと>

1.斜鏡の真のオフセットポイントを打点する。

2.コリメーションアイピースとレーザで交互に光軸調整し、
  両者が一致するまで斜鏡の繰り出し位置を調整する。
  結果として、打点位置に近接する筈である。

3.ドローチューブの中心線に対する斜鏡のオフセット量が
  正しく設計・製作されていない限り、主鏡と斜鏡が同心円に
  見えることは無い。

  例えば、
  300FNのドローチューブ中心線は、主鏡面から852[mm]で90°
  曲げられた軸上にある。短径97.58[mm]で、オフセット12[mm]
  であれば、主光束を100[%]カバーできる。
  しかし、それでは大きすぎるので、実測短径は87[mm]となっている。
  この場合、光量バランスを均一に出来るオフセット量は10.5[mm]
  となる。しかし実際には4.95[mm]しかオフセットされていない。

  従って300FNで正しく光軸を合わせた場合、斜鏡が筒先側へ寄ること
  になり、結果として主鏡がやや右側に寄って見える。
  実際の焦点位置にピンホールを置いて覗くと、斜鏡よりも主鏡の
  方が大きく見えるため、そのズレは分からない。
  尚、主鏡の主光軸中心はドローチューブ中心線上にあるため、
  撮像すると光玉は均一に見える。
  オフセット量が足らないので、フルサイズでは右側が暗く見える。

  注意することは、
  ドローチューブ、斜鏡、主鏡が同心円状に見えるためには、
  ドローチューブ取付位置に対して、正しく斜鏡がオフセット
  されていなければならないことである。
  これは、ユーザ側ではどうにもならない。
  300FNは5.5[mm]オフセットが足りていないため、同心円状に見えない。

4.オフセット不明鏡筒をレーザだけ、またはコリメーションアイピース
  だけで光軸調整をやることは不可能である。
  
  ”いくらやっても” 片ボケ(スケアリング)、歪な星像から脱却
  出来ないメビウスに陥ってしまう。


安い物には棘がある・・・

300FNの場合には、斜鏡ホルダーから、何故か2°くらい斜鏡が傾いて
貼られている。よって、調整用の3本ビスを均等締めすると、
大きく傾いてしまいます。また、オフセット量も適当であり、
本来は10.5[mm]必要なのに4.95[mm]となっています。
だから、主鏡、斜鏡、ドローチューブを同心円にすると光軸が狂います。

楽しいにゃ〜(-_-メ)
1

だから光量中心がズレる。  オフセット斜鏡の光軸調整

先日”だからレーザとコリメータで位置がズレる。”と言う
記事を、恥を忍んで書きました。
https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/981.html

その後、実際に撮影できる機会に恵まれ、実際の星で更に
光軸を”追い込んだつもり”で撮影をしました。
300FNのリアルオフセット量は4.95[mm]と測定されました。
斜鏡に黒点を打ち、まずはコリメーション・アイピースで合わせ、
次にレーザで合わせ、両者のズレが無くなるまで斜鏡の
繰り出し量を調整してFixとしていました。
これで概ね満足な星像を叩き出しており、実用上問題を感じま
せんでした。

ところが・・・

ASI183MM_ProでNarrowBand、特にHαの撮像を行ったときに問題が
発生しました。LRGB、O3、S2では殆ど目立たないのですが、
Hα画像だけは星像の乱れが無視できないレベルで発生。
よーく見れば、他のフィルターでも言われればそうかなあ?
レベルで星像が乱れているような気がします。

そこで考えました。
ニュートン反射の場合、多少のオフセット斜鏡だったとしても
画面右側の光量が落ちます。しかし、光軸中心の最も明るい位置
を検出することが可能です。
昔と違い現在はCMOSカメラのLVが使えます。
これを使って光量中心(真の光軸中心)を見つけます。

300FN(30.5cmF4 , fl=1220[mm])+ASI294MC_ProのFLAT
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ヒストグラム切り詰め
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これは最終調整後ですから完璧な状態ですが、m4/3よりも大きな
素子では、もうこれ以上光量の偏りを気にしても仕方がない
というレベルです。

それでは、最大限ヒストグラムを切り詰めてみます。
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この光玉中心が真の光軸中心です。(これは最終調整後)
撮像素子に対する光玉の位置は、実は斜鏡の傾き調整が一番影響を
及ぼします。主鏡を調整しても、このレベルでは殆ど動きません。

さてさて、

先日の調整で、レーザとコリメーション・アイピースで完璧に
光軸を合わせたつもり(見た目上)で撮像に臨みました。
ASI183MMは1インチ素子でASI294MCよりも小さいですが、
例のN.I.N.AでPlateSolveテスト時の画像を見ての通り、十分に
シャープに写せました。

例えば、このM64のように。
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翌日は雲数が多かったので、リアルスターで光軸を更に合わせ込もう
として、ハマリました・・・

思った以上に光軸が合っておらず、主鏡調整だけでそれなりの
星像まで追い込んだつもりでした。
そして、先日アップしたM20を撮像した訳ですが、
実はこの画像、画面左上の星像が乱れていて使えなかったため、
やむを得ず正方形で切り出した次第です。

その後、ヒストグラムを最大に切り詰めて光玉を見たところ、
なんとASI294MC_Proを使って尚、画面1/4ぐらい左斜め上へ
ズレておりました。
リアルスターで合わせ込んだ筈が、かえって悪化した
ということです。

なぜか?

考えました。

そーか!

さてはドローチューブ中心線が主鏡の主光軸と斜鏡のオフセット交点
と交わっていないのだな!っと気が付きました。
それは、十分に考えられる製造上のエラーです。

そこで、

ここからがミソです!

ASI294MC_Proを付け、フラットを撮像しながらヒストグラムを
最大限切り詰めます。SharpCap3.2のサークルも出しておきます。
大きくズレています。
斜鏡の調整ネジを使ってサークル中央に来るように調整します。

次に、

それではレーザを使って光線がどう出るか見てみました。
うーん、主鏡センターマークから2cmくらい左へズレています。
なるほど、そういうことか。
どうやら、ドローチューブ中心がやや主鏡寄りにズレているようです。

そこで、

光玉を合わせ、レーザを確認と数回繰り返し、
光玉が写野中心、かつ、レーザが主鏡センターマークへ照射される
位置で固定しました。

次に主鏡を調整してレーザが戻って来るようにしました。

そして、

最後にコリメーション・アイピースで確認をしたところ、
斜鏡オフセットポイントから1.5mm程度左側にズレていました。
と言うことは、1/√2で1mm程度、斜鏡を主鏡側へ動かしたことに
なります。この状態で、実質的な斜鏡のオフセット量は約6mm。
測定値と1mm程度違いますが、どうやらこれが正しい配置の
ようです。

ちなみに、ドローチューブから見た斜鏡と主鏡です。
ほぼ同心円状に見えるようになりました。

ただ、ドローチューブ位置に対して必要なオフセットが
施されていない場合、同心円には見えない筈です。
本当にこれで良いかは、後日検証が必要です。

追記:同心円ではダメです。

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R200SSのように、メーカが斜鏡のオフセット量を公開していれば
良いですが、それでも、ドローチューブの中心線という魔物が
存在します。

結局、

・斜鏡のオフセットを測定して黒点を打つ。

・コリメーション・アイピースで光軸調整をする。

・レーザで確認し、ズレているならば再度コリメーションアイピース
 で調整をする。

・レーザとコリメーション・アイピースで一致するまで追い込む。

・CMOSカメラのFLAT画像ヒストグラムを最大限切り詰め、光玉の
 中心を写野中心に持ってくる。(斜鏡を調整)

・光玉が写野中央、かつ、レーザが主鏡センターに落ちるまで
 斜鏡を調整する。

・レーザが戻って来るように主鏡を再調整する。

・コリメーション・アイピースで確認する。
 この段階で、既に光軸が合っているため、コリメーション・アイピースで
 再調整はやらない。この時、斜鏡のオフセット量が黒点から多少
 ズレていても、実は、そここそが真のオフセット配置位置である。

主鏡の主光軸と斜鏡面の交点とドローチューブの中心線。
この3つが完璧に一致すれば良いのです。
つまり、コリメーション・アイピースとレーザと光玉が全部一致する
と言うことです。

昔のF8以上の鏡筒と異なり、オフセット斜鏡ニュートンの光軸を
完璧に合わせるのは難しいです。
しかし、
現在はCMOSカメラのLVがあり、ヒストグラムを最大限切り詰める技が
使えます。これで、リアルスターを使った光軸調整をやる必要が
無くなるでしょう。

なにしろ、

リアルスターでの光軸調整だって、主鏡と斜鏡を微調整するのが
本来の姿です。先日のように、主鏡だけ微調整してなんとかなる
というものではありません。 F4鏡筒は!!

2

M16_SAO合成  天体写真(冷却CMOS)

6月9日の薄明中に撮った僅かなO2とS2を加えて無理やり
SAO合成してみました。ホント、超無理やりですけど。

M16 , S2=7X180s , Ha=3X180s , O3=2X180s , 36min Total
クリックすると元のサイズで表示します

150%拡大
クリックすると元のサイズで表示します

毎年、春の銀河祭りが終わると狙う対象ですが、
毎年、天気が悪くなって未だにまともに撮れていません。
たった36分、しかも薄明中の撮像でした・・・org

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撮影日時:2021/06/09
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:快晴、微風、夜露少ない
気温:10℃
星空指数:80
シーイング:3/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:380
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:無し
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

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0

いい感じのM20  天体写真(冷却CMOS)

最終的には高解像でM20を撮像出来ました。
G250 , L=20X180s , RGB=each 4X180s , 96min Total
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M20撮像中のN.I.N.A画面。
ガイドグラフが素晴らしく安定していました。
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9日の日中は快晴でしたが、夕方からドン曇りに・・・
僅かに見える恒星で光軸合わせや、各種動作テストを
やっていましたが、とうとう全く星が見えなくなって仮眠へ。
23時頃にダメ元で出てみると、なんと快晴になっていました。
しかし、夜露が凄くてビッショリです。

シーイングも大変良く、微風でした。
しかし、何故か撮像した恒星像がDEC.側に星3つ分もビヨーンと
伸びているカットが多発。うわー、な、何だこりゃ!?
諸々のセッティングは昨晩のまま。
アレコレ調べましたが原因が特定できないまま日付が変わり・・・

あー、俺なんか疲れてるのかなあ〜?
なんて思いながらLV画像を眺めていると、時々ビヨーンって伸びる!
殆ど風、吹いてないじゃん!! なんで??
ま、試しに大きなフードを外してみたら、なんと!
ピタッと収まってしまいました。
え〜ッ? ナニコレ?
今まで、こんな微風で画像がブレたことなどありません。

うーん、これはきっと共振に違いない。
一定の微風がずーっと当たっていて、フードがあることで時々
共振して目に見えない周期的な振動が出るに違いない!
あまりに妙な振動なので、とうとうフォッサマグナが裂け始めたか!!
って、マジで考えてしまいました。

そんなこんなで、撮像開始が10日の01:16:13〜と、大きく出遅れて
しまいました。最後のB画像は02:49完了と、既に薄明中でした。
それにしても不思議な振動を経験しました。

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撮影日時:2021/06/09-10
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:夜半から快晴、微風、大量夜露
気温:10℃
星空指数:80
シーイング:5/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:250
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:各20枚
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

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1


天頂付近は好シーイングでしたが、南天のシーイングは
あまり良くありませんでした。残念・・・

M16 , L=20X180s , RGB=each 4X180s , 96min Total , DarkAndSkyFlat
クリックすると元のサイズで表示します

Ha , 3X180s , 9min Total , OnlyDark
クリックすると元のサイズで表示します

夜が短く、SAOにならず時間切れでした。

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撮影日時:2021/06/08-09
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:快晴、微風、夜露少ない
気温:10℃
星空指数:80
シーイング:3/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:250 , Ha:380
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:***
Dark:10枚
Flat:20枚
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

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1

N.I.N.AとCielで出来ること(出来たこと)5  撮影機材

観測所に来ています。
前記事で書いたことを、実際にやってみましたので書きます。

・SharpCap3.2_ProのPolar Align機能を使って極軸を合わせる。

・Cielでアークトゥールスに同期。

・N.I.N.AにASCOM_Telescope for E-ZEUS2を握らせる。

・N.I.N.AのSequenceパネルへCielから撮像対象を送り込む。
 今回はM87 -> M100 -> M64 -> M53とした。

・PHD2のキャリブレーションを、撮像エリア付近で完了させておく。

・N.I.N.Aの撮像Sequenceをスタートさせる。

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・SharpCap3.2_ProのPolar Align機能を使って極軸を合わせる。
クリックすると元のサイズで表示します

僅か5分程度で00'55"(Good)となった。
黒く斜めのエリアは観測所の建物であり、写野が半分ケラレている。
この状態でもアッサリとセッティング完了となった。 スバラシイ!

・N.I.N.AのSequenceパネルへCielから撮像対象を送り込む。
 今回はM87 -> M100 -> M64 -> M53とした。
クリックすると元のサイズで表示します

Sequenceがタブ・ブラウザ状になっている。
それぞれ、L画像=4枚、Gain=380、-10℃、60sec、自動導入あり、
PlateSolveあり、PHD2ガイドありとした。

初めの撮像対象であるM87は、既にPlateSolve完了済みだったので
そのまま撮像。
クリックすると元のサイズで表示します

続いてM100を自動導入->テスト撮像->PlateSolve->望遠鏡Slew->
位置確認撮像->PHD2ガイドスタート->本番撮像
クリックすると元のサイズで表示します

ちゃんと写野中央に再導入された。
ちなみに、テスト撮像のパラメータは別途設定が出来る。
Gain=450 , 2X2binning , 5secとしてある。

撮像結果
クリックすると元のサイズで表示します

M64をPlateSolve中。(写野中央からややズレている)
クリックすると元のサイズで表示します

PlateSolveにて再導入され、撮像中。
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撮像結果
クリックすると元のサイズで表示します

M53をPlateSolve中。(ほぼ中央に居るが、ほんの少しズレている)
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PlateSolveによる再導入後に撮像中。
クリックすると元のサイズで表示します

撮像中のPHD2画面。
クリックすると元のサイズで表示します

撮像結果
クリックすると元のサイズで表示します

今回はテスト撮影なのでGain=380。
よって、ダイナミックレンジは僅少です。

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良くまあ、ちゃんと動作するものですね!!
ガイドもミスせず、全カットコンプリートでした。

で、

一晩に数対象しか撮像しない自分としては・・・

さて、何に使いましょうかねえ(-。-)y-゜゜゜

1

N.I.N.AとCielで出来ること4  撮影機材

次はN.I.N.AにASCOM_Telescope制御を握らせ、特定エリアの天体
を片っ端から撮像する方法を書きます。
その際、各天体をPlateSolveして写野センターへ再導入させるのも
自動的にやります。当然PHD2ガイドも併用しますが、60秒程度では
ガイドしない方が、かえって良い場合もあります。

まずはCielにASCOM_Telescope制御権を与えて接続し、適当な天体で
同期させます。この例では、しし座のデネボラで同期させました。
クリックすると元のサイズで表示します

この”同期”とは、
Cielで表示されているデネボラと鏡筒の写野が一致しており、
かつ、ASCOM_driver for E-ZEUS2がその座標を受け取ったことを
意味します。

同期が済んだら、CielとASCOM_Telescopeを切断します。
Cielは起動したまま残しておきます。

次に、N.I.N.Aを起動してCamera , FilterWheel , Guiderを接続し、
Telescopeも接続します。その際、NINAとASCOM_Telescopeで座標が
一致しない・・・などのメッセージが出たら、

Telescope to N.I.N.A

で接続してください。
ASCOM_Telescopeはデネボラの座標を持っているからです。
クリックすると元のサイズで表示します

これでASCOM_Telescope制御がCielからN.I.N.Aへ移りました。
これ以降、Cielは天体の座標情報をN.I.N.Aへ送ることが仕事になります。
この同期作業は、別にCielである必要はありません。
ASCOM_Telescope制御が出来るステラ10でも良い訳です。
ただし、
N.I.N.Aへ天体座標データを送れるのはCielなど、現在は4つの
プラネソフトに限られています。

では、
今晩撮影するDSO天体をSequenceパネルに送り込んで行きましょう。
いちいちネットから画像が落ちてくるのはウルサイので、
Image sourceをSkyAtlas(Offline Framing)にしておきます。

まずはCielでM84をクリックします。
クリックすると元のサイズで表示します

N.I.N.AのFramingパネルにCielからM84のデータを転送します。
Coordinatesアイコンをクリックするだけです。
クリックすると元のサイズで表示します

続いてAdd as Sequence Targetをクリックします。
これで、
M84の情報がSequenceパネルに転送されたので、L画像を60secX10枚
セットしました。
クリックすると元のサイズで表示します

同様にして、

M87、M86、NGC4450、NGC4571、M64をSequenceリストに加えます。
マルチタブになっていることに注意してください。
クリックすると元のサイズで表示します

ここで各Sequence設定において、

Start guiding:ON

Slew target:ON

Center target:ON

としてあります。
つまり、自動的に各対象を自動導入し、PlateSolveしてセンタリングし、
PHD2ガイドをスタートさせる設定です。

この時、自動導入後に一定のタイムインターバルを設定できます。
Opption -> Equipment -> Telescope -> Settle time after Slew 10
クリックすると元のサイズで表示します

ここでは10秒に設定しました。
また、
それぞれの撮影対象で、撮影開始までの時間も設定できます。
Sequence -> Delay start(soconds) 10
クリックすると元のサイズで表示します

各10秒に設定しました。

さて、
これで撮像Sequence設定が出来ましたので、
あとはSequenceパネル右下の矢印をクリックして撮像を始めます。
各撮像対象が10分12秒で、6対象で1時間1分13秒掛かると出ています。

スタートしたらコーヒーでも飲みに行きましょうか!!
1

N.I.N.AとCielで出来ること3  撮影機材

ピント合わせに関しては、ハッキリ言ってSharpCap3.2_Proの
方が優れています。直観的だし、画像キャプチャーという観点
でのライブビュー性能が非常に使いやすいです。
N.I.N.A画像は、基本的にFitsで入ってくるため、CMOSなのに
MaxImDLで撮像したCCD画像の様です。
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これはImagingパネルですが、Sequence撮像とは別に画像の取り込み
が出来ます。右上のImagingパネルで設定します。

Focus調整をやるにはSubSampling Frameを指定すると便利です。
クリックすると元のサイズで表示します

Enable SubSamplingボタンをONにしてキャプチャーします。
クリックすると元のサイズで表示します

Exposure Timeですが、いったん単発ショットで読み込まないと
設定時間が反映されないようです。
いきなりLive Viewでやってもキャプチャー時間が変化しません。

ここでGain450などとやれば、30.5cmF4の鏡筒ではHαフィルター
でも微小星像が見えます。なので、私の場合はバーティノフマスク
を使っていません。Bahtinov Analyzer機能があるので、併用しても
良いかもしれません。

単発ショットで撮った画像にPlateSolveを掛けることも出来ますが、
そのためにはN.I.N.AがASCOM_Telescope制御を握っていなければ
なりません。
3

N.I.N.AとCielで出来ること2  撮影機材

N.I.N.AとCielで一晩に数対象程度を撮像する方法を書きます。
例として、M100をLRGB撮影する方法を書きます。
PlateSlveまでは不要なので、CielとASCOM_E-ZEUS2を接続します。

・CielとE-ZEUS2をASCOM driver for E-ZEUS Ver,2.20aで接続。
クリックすると元のサイズで表示します

・観測地データをCielとASCOM_E-ZEUS2で揃える。

・CielとN.I.N.Aで同時にASCOM_Telescope接続は出来ない。
 どちらか一方の排他的接続となるが、Cielでクリックした天体データ
 をN.I.N.Aへ”一方通行に送る”ことができる。
 これにより、Ciel上で撮影対象をクリックしておき、N.I.N.A側で
 そのデータをワンクリックでインポート出来る。
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N.I.N.A側でASCOM_Telescope制御を掴んでいて、かつ、座標データだけ
Cielにリアルタイム転送できれば一番良いのですが、今のところ
できない?または私が設定できていない?
ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教授下さいm(__)m

・N.I.N.Aには32bit版と64bit版があります。
 私の場合、古いOrion NautirusFilterWheelのASCOM driverが32bitで、
 64bitのN.I.N.Aでは動きませんでした
 よって、32bit版をインストールしてあります。

・N.I.N.AのEquipmentパネルからCamera , FilterWheel , Guiderを
 接続します。ASCOM_Telescope制御はCielが握っているので使いません。
 Focuserは非ASCOMの電動だし、Rotatorは付いていません。
クリックすると元のサイズで表示します

雪の結晶アイコンをクリックすると冷却が始まります。
炎アイコンはウォーミングする際の速度を調整できます。

ASCOM_FilterWheelを接続
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PHD2を接続(予めイニシャライズまで完了させておく。)
なお、現状で対応しているガイドソフトはPHD2のみである。
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CielでM100を自動導入し、構図の微調整も行う。
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N.I.N.AのFramingパネルでM100の情報をCielからインポートする。
Coordinatesアイコンをクリックすると入って来る。
この時、Image source = NASA Sky Surveyなどを選択してあり、
かつ、ネット接続があればこのような画像がDLされてくる。
尚、この画像はPC内に保存され、再利用できる。
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ネット接続が無い場合はSkyAtlas(Offline Framing)を選んでおくと
このようになる。
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Framingパネルから"Add as Sequence Target"をクリックすると、
SequenceパネルにM100の情報が転送される。
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M100をLRGB撮像するSequenceを組んだところ。
LIGHTフレーム、各180秒露光、L=20枚 、RGB=各5枚、2X2binning、
Gain=250の設定である。
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撮像される画像が何処に、どのような形式でセーブされるかを
設定できる。
Optios -> Imaging -> FileSettings
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これで、Sequenceパネル右下の矢印をクリックすると連続撮像が開始
される。その際、PHD2 Guidingをスタートさせるかを設定できるが、
予めガイドさせておく方が確実である。
Sequenceは1時間45分42秒後に完了予定と表示されている。

1

N.I.N.AとCielで出来ること1  撮影機材

5月29日〜30日に掛けて、初めてN.I.N.AとCartes du Cielと言う
環境で撮影をやってみましたが、かなり使える印象でした。
今までにイロイロな環境で撮影をやって来ましたが、しばらくは
この組み合わせでやってみたいと思います。
いままで使ってきたソフトは、

MaxImDL_Pro , SharpCap3.2_Pro , PHD2

ステラ10 , SuperStarV

であり、ASCOM制御での撮像は殆どやっていませんでした。
まあ、それで過不足ある訳でもありませんが、個人的な興味から
N.I.N.AとCielに統合してみようかな・・・っと。

MaxImDL_Proは全部入りの統合ソフトであり、流石に高性能ですが
ライセンスが切れてしまいました。まだ一応一通りできるのですが、
問い合わせたらリニューアル代金が2万円程掛かるとのこと。

SuperStarVはE-ZEUS2と接続して自動導入に使ってきましたが、
どうにも進展が無いし、ASCOM対応もやってくれそうにないので
当面はオハコかな。軽くて良いのですけど・・・

ステラ10(あ〜、まだ11にしていない)。
毎度お世話になっており、PGC天体のフレーミングなどでは助かります。
SuperStarVで導入しても、詳細はステラ10で確認したり計画したり
していました。以前よりASCOM経由でE-ZEUS2と接続できることも
分かっておりました(星羊爺さんに感謝!)。
同様にステラショット1でも動きましたが2はまだ試していません。
そもそも買っていませんし。
K-1に対応していないのと、当初はデジカメだけで冷却CMOS未対応で
魅力に欠けていたのが原因です。私にとっては費用対効果もあります。

と言うことで、今後は、

SharpCap3.2_Pro:PlateSolveによる極軸合わせ&電視系、
           ピント合わせやカラーキャプチャーなど。

PHD2:定番ガイドソフトとしてN.I.N.Aとも連携使用。

Cartes du Ciel:ステラ10+SuperStarVの代わりになりそう。

N.I.N.A:一般撮像や多数天体の自動観測、自動撮影に使ってみる。

という方針を立ててみました。
気が付けば、殆どが無償ソフトウェアになってしまいました。

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っと言うことで、まずはCartes du Cielをカスタマイズ。
まだネット情報などを集めていないので我流です。
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・ASCOM driver for E-ZEUS2で自動導入可能。

・追加カタログを入れるとDSO狙いにも使える。
 下記は追加で入れたカタログ。

DSO-catalogs
SkyChart-data-Pictures-4.0-3421
Stars-catalogs
UCAC4-catalog-V2-Equator
UCAC4-catalog-V2-North

*GAIAデータは大きすぎるので入れませんでした。

これで16等星までの恒星、PGC天体などのDSOまで出せるようになりました。
主な天体やNGC天体は画像も出ます。
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ここまで出せればステラ10の代わりに使えるし、SuperStarVの軽さも
備えた”現場で使えるソフト”になりますね。

写野のコーディネートもできます。
これは1220mmの焦点距離にASI183MMを組み合わせた場合。
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DSS画像もDLできます。
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一晩に3〜5対象程度の撮像であれば、N.I.N.AでPlateSolveまで
やる意味はありません。また天球上のアチコチに指向させる場合、
完全に目を離せないというのもあります。
星図上でカーソルが動いて行くのも分かりやすいので、
このような使い方ではCiel + ASCOM_Telescope制御が良いかな。
その場合、N.I.N.Aは撮像ソフトに徹する使い方となります。
1

だからレーザとコリメータで位置がズレる。  オフセット斜鏡の光軸調整

・300FNは30.5cmF4の短焦点ニュートン式反射鏡筒です。

・短焦点ニュートン式反射鏡筒では、無駄な光路遮蔽を減らす
 ため、斜鏡をオフセット配置しなければなりません。

・オフセット配置された斜鏡である以上、レーザとコリメータ
 で光軸が一致するように調整しなければなりません。

完全に光軸が合っている状態。
ドローチューブの偏りは、カメラの撮影位置によるもの。
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中央のぼやけた黒点は5mmオフセットポイント。
やや右側のぼやけた黒点は斜鏡のセンターマーク。
中央に主鏡のセンターマーク◎が見える。
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コリメーションアイピースで見たところ。
ハッキリした十字がスパイダー。
ぼけた十字がコリメーションアイピース内の十字。
向かって右手が主鏡側。
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上記状態でのレーザ位置。
これは主鏡のセンターマークへ当たっているところ。
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これは、主鏡から戻って来たレーザ光。
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光軸調整ツール。
レーザコリメータはVブロックで回転させ、芯ずれ無き事を確認済。
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斜鏡のオフセット位置決め用型紙。
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完璧です!
さぞかしスバラシイ星像と、フラットな像面を見せてくれることでしょう!

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っと、

まあ、分かったようなことを当然のごとく、偉そうに書きましたけど、
ココまでの道のりは長かったあ〜〜(*_*)

えっ!? アンタはニュートン反射の光軸合わせにも苦労
していたんかい!!

って聞こえて来そうですけどね、そりゃあ斜鏡のオフセットも
無い、しっかりと作り込まれたF8鏡筒ならば簡単なのですよ。
昨今の短焦点ニュートン反射鏡筒は、ほぼ全数が何らかの
斜鏡オフセットを施されています。

1.斜鏡ごと接眼部と反対側へオフセット。

2.斜鏡だけを45度のままスライドさせてオフセット。

3.1.と2.の組合せ。

300FNは2.の方法で斜鏡を”スライドオフセット”してあります。
F2.8などの超明るい鏡筒では3.を採用するでしょう。

300FNの光路図はこんな感じ。
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主鏡から852mm付近で90度に折り曲げ、鏡筒面から201mm付近に
焦点面が配置されています。
この場合、主光束をカバーするには短径97.58[mm]の大きな斜鏡を
12[mm]スライドオフセット配置しなければなりません。
実際の短径は88[mm](メッキ面87[mm])、長径124[mm](メッキ面122[mm])
となっています。

仕様上はオフセットされていることになっていますが、
写真に撮ってみると・・・うーん、あまりオフセットされていない?
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裸眼で見ると錯覚もあり、大きく左側にオフセットされているように
感じます。購入当初より気付いてはいましたが、金尺で斜鏡ホルダー
などを図っていました。おおよそのオフセットを4.5[mm]と決め、
√2X4.5=6.36[mm]として斜鏡に黒点を打って光軸調整を実施して
来ました。

以前より、光軸調整はコリメーションアイピースで実施しており、
その場合には概ね良好な結果を得ていました。
フルサイズのK-1で撮っても、周辺の星像乱れはあるものの納得
出来る範囲に収まっていました。

ところが、
ここ数年は撮影現場でレーザを使って再調整を実施しており、
これによって以前よりも星像が悪化していることに気付きました。
実際、コリメーションアイピースで光軸を合わせた後、
レーザで確認すると結構なズレがあったのです。

まあこれは、

接眼部が鏡筒中心を正確に向いていないのだろう・・・

とか、

主鏡セルが鏡筒に対して正確に組付けられていないのだろう・・

などと思っておりました。

しかし、

最近の粉DSO撮像をやればやる程、
ラッキーなイメージングをやればやる程、

微小な星像の乱れが看過出来なくなって来ました。
そもそも、何故レーザとコリメータで位置がズレるのかを確かめる
必要がありました。

アホか!って思われても構いませんよ。
恥を承知で備忘録として貼っておきますよ。
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2021/06/18 追記

上記画像中に、

”斜鏡のオフセット貼りが何mmであれ、コリメーションアイピースで
センタリングすれば、真の斜鏡位置となる。”

とありますが、これは間違いでした。
コリメーションアイピースだけで、オフセット量不明の鏡筒を
光軸調整することはできません。


・斜鏡を取り外して定盤にねじ止めし、正確に”メッキ面”の
 オフセット量を測定した。(3回)
  |
  +−>オフセットは6.36[mm]ではなく、4.95[mm]だった。

・接眼部取付位置に対するオフセット量が5.5[mm]少なかった。
 そのため、斜鏡と斜鏡に映った主鏡の位置がズレることが判明。
  |
  +−>ズレていて正しいと言う、教科書には無い現実。

・接眼部から見た斜鏡の左側の無メッキ部(砂ずりコバ)+
 斜鏡ホルダーの厚さ分が鏡面同様に円形に観測されており、
 ここも含めて斜鏡の外観であると見誤っていた。
  |
  +−>コレが一番のクセ者だった。

と言う事で、一から定量的にやり直してみました。

1.コリメーションアイピースで斜鏡の4.95[mm]オフセット点が
  ドローチューブセンターに来るように調整。
  この時、スパイダー十字とコリメーションアイピース内十字
  が一致するようにすると、ドローチューブセンターに対する
  斜鏡の光軸方向の配置、回転も決まる。

2.主鏡センターマークがコリメーションアイピースの中心に
  来るように調整する。

3.再度斜鏡側を調整する。

4.再度主鏡側を調整する。

-------------

ここまでで、十分に光軸が合っています。
なーんだ、当たり前田のクラッカーかよ!!って思うでしょ?
だけどさあ〜、斜鏡のコバまで含めて斜鏡外観と見誤ったり、
そもそも、オフセットが約5.5[mm]も違っていたら迷いますよ。
いくら調整しても斜鏡オフセットの黒点に乗って来ないし、
乗せてしまうとレーザとの位置ズレが激しいし・・・

それでも、レーザで調整するよりはコリメーションアイピース
だけでやっていた時代の方が良好だった訳です。
レーザで現場再調整をやってしまうと、接眼部平面に対して
光軸がやや曲がってしまっていた訳ですね。

これは、
斜鏡のオフセット位置がどうであれ、
ドローチューブ中心線と主鏡の光軸線の交わりポイントが
1点しか存在しない事に由来します。

コリメーションアイピースだと、それでもかなり良好に光軸が
合っていました。オフセット位置さえ間違えずに黒点を打って
いれば、それだけで十分に実用になるでしょう。

一方、
レーザだけで調整を始めた場合、
一番大切なドローチューブ中心線に対する斜鏡の光軸上配置が
いくらでもOKになってしまいます。
例えば2[mm]主鏡側に寄り過ぎていても、また、2[mm]筒先側に
寄り過ぎていても、斜鏡を調整すれば、いくらでも主鏡の
センターポイント◎へレーザを落とせます。
  |
  +−>この段階で、既に光軸は曲がっています。

曲がった光軸に対して主鏡をいじって接眼部へレーザが戻って
来ても、それでは撮像面が盛大に傾いて片ボケになる道理です。

----------------------

<レーザとコリメータで位置がズレる原因>

・斜鏡のオフセット位置が不正確であった。

・斜鏡の外観を見誤っていた。

以上2点を正したことにより、冒頭画像の様にスッキリと理屈通り
の光軸調整が出来るようになりました。
これで、次回からは現場でもビビらずにレーザで微修正が出来ます。
主鏡の微修正をレーザでやると楽ですからなねえ〜(^^♪

----------------------

これだけ固めて尚、全方向振り回しで30[μm]動く・・・
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美しい星像を求めて・・・
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2021/06/14 追記

1.オフセット斜鏡では正しく打点し、そこへ合わせ込む必要がある。
  これは、コリメーション・アイピースでもレーザでも同様である。

2.市販品が正しく作り込まれていることは稀である。

3.最大限合わせ込んで尚、APSC以上ではスケアリング機構が必須である。

4.ニュートン式反射鏡筒では、主光束を100%カバーする大きな斜鏡で
  ない限り、画面右側の光量が落ちる。接眼部の配置精度もあり、
  光量中心や光量の偏りに神経質になり過ぎない。

現状、300FNの真の斜鏡オフセット量は4.95[mm]であり、
コリメーション・アイピースとレーザで光軸が一致している。
逆に言えば、斜鏡のオフセットが何ミリであれ、コリメーション・
アイピースとレーザで光軸が一致すれば、それが正しい斜鏡配置である。
接眼部や鏡筒精度は仕方なく受け入れ、不足であればスケアリング機構を
設けるしかない。

プライムフォーカスや屈折式望遠鏡は良いねえ〜・・・
2

月明中のM57(LRGB)  天体写真(冷却CMOS)

仮眠中にN.I.N.AのAutoSequenceで撮影したM57です。
等倍トリミングあり、処理強め、StarSharp無し。

L=30X60s , RGB=each 10X60s , 60min Total
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------------------------------------------

撮影日時:2021/05/30
撮影場所:入笠山天体観測所 標高1810m
天候:快晴、微風、夜露僅少
気温:***
星空指数:50(大きなお月様あり)
シーイング:2/5

撮像鏡筒:300FN, 30.5cm , F4 , fl=1220mm
カメラ :ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7 (LRGB撮像)
コマコレクター:SkyWatcher_CCF4

Gain:250
binning:2X2
冷却温度:-10℃
露光:1カット60sを基本とした
Dark:20枚
Flat:***
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:SkyMaxエルボ改_E-ZEUSU仕様
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-UM+PHD2_Ver,2.6.9_dev4(MultiStarGuide)
極軸合わせ:SharpCap3.2_ProのPolar Align機能
       電子ビューファインダーのSSAG+25mmF1.4を流用。

ASCOM Platform 6.5_SP1
撮像ソフト:N.I.N.A(32bit)
プラネソフト:Cartes du Ciel+ステラ10
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2021
撮像用PC:Lenovo_C340_Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PCもC340 , USB_3.0_Gen1

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