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縮小コリメート法(その17)  縮小コリメート法

主点合わせを順守せよ!
という結論です。

縮小コリメート撮影法は、望遠鏡側とカメラ側を共に無限遠
としてコリメーションするアフォーカル光学系です。
これまでのテスト撮影において、本当に無限遠が確立出来てい
たかと言うと、かなり適当でした。
周辺星像を改善させたいがために、肝心の主点合わせ位置を
ズラしたりして来ました。
ピント合わせにしても、望遠鏡側でやったりLX7側でやったり。

しかし今回、
望遠鏡側のアイピースを、
無限遠に合わせた小型望遠鏡(単眼鏡)で覗いてピントを
合わせると言う方法で、望遠鏡側を無限遠に固定すること
が出来ました。
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これにより、
ピント合わせはLX7側のみで行うことが出来ます。
LV拡大表示が数秒で元に戻ってしまうイライラからも開放されます。

主点を合わせるとは、具体的にはアイピースの視野環がハッキリ
見え、かつ、LX7をF8まで絞っても視野狭窄が起こらない位置
に合わせると言うことです。
屈折望遠鏡では解りやすいですが、反射、特にシュミカセでは
F8にすると副鏡の影が真っ黒く現れて解りにくいです。
私もC-8との主点合わせには苦労しています。
昼間に行いますから、LX7のNDフィルターを入れると見やすく
なります。

以下に今回行った再測定結果をまとめます。


-------- 主点合わせのまとめ ---------


・X3倍小型望遠鏡で鏡筒側の無限遠を決めた。
 全組み合わせをこの方法でやりなおした。
  |
  +−>個人差排除のため、
       出来ればCCDカメラなどで合わせたい。

・主点合わせを順守するべし。
  |
  +−>LX7の真の無限遠は、∞表示の更に右側にある。
       小型望遠鏡を無限遠に合わせてアイピースを覗き、
       鏡筒側の無限遠ピント位置を固定する。
       |
       +−>この状態でLX7のピントをマニュアルフォーカス
            アシストレバーで行うと、∞表示よりも右側で
            ピントが合うようになる。
            コツは、レバーを右側に倒して∞表示を超えて
            行くと突然にボケ始めるポイントがある。
            ここを一旦通過させ、レバーを左に倒して
            ピントが戻って来た位置で止めるのである。

  *この方法であれば、ピントの追い込みはLX7のみで行える。
    つまり、数秒でLV拡大表示が元に戻ってしまう問題から解放
    されるのである。これは大きい。

  *どの鏡筒、どのアイピースでもLX7の真の無限遠は∞表示
    の右側である。適当に1m〜2m表示の位置にしてもピント
    が合っているように見えるが、周辺像が悪化する。
    |
    +→追加検証により、小型望遠鏡の個体差、LX7の個体差
       で2m〜∞表示位置で合うこともあるようです。
       6X30ファインダーでは2m〜∞表示位置が最良でした。
       2013/07/24(Wed) 追記。


・鏡筒とアイピース、LX7レンズとの相性により、主点が合っていても
 周辺が乱れることが当然ある。
 たとえ主点位置をズラせば点像範囲が広がったとしても、それは
 偶然の改善だと考えるべき。

・C-8とA80Mにおいて、手持ちのアイピースを全て測定し直した
 ところ、A80Mでは全てのアイピースで周辺まで像が整ったが、
 C-8では大きく相性が出た。
 純ニュートンは今回除外した。特性が素直で、
 どの組み合わせでも問題がないと思われるからである。

------------------------------

<A80Mとの組み合わせ>

NLV25mm → 良好
NLV20mm → 良好
PHOTON25mm→ 良好
SV32mm →  良好
自作28mm → 良好

<C-8との組み合わせ>

NLV25mm → 良好
NLV20mm → 良好
SV32mm   → 良好だが中央集光が顕著
自作28mm → 良好だが写野が狭い
PHOTON25mm  → 何処で合わせても周辺がダメ
SV30mm_2inch  → 何処で合わせても周辺がダメ

------------------------------

長焦点屈折は素直であった。

今まで撮影してきた一連のデータは不確実性を内包していた。
周辺像を改善させたいがために主点位置合わせをズラしたり
して来た。確かに全面で改善されることもあったが、
理屈と合わない。
偶然の産物として切り捨てるべきである。(理論的には)
但し、手持ちの光学系でベスト位置が見つかれば、
たとえそれがイレギュラーであっても何の問題も無いし、
理屈をコネる理由も無い。
意味と原理が分かっていれば、それで良しとしよう。



特性が素直なA80M鏡筒の例を下記に示す。

PHOTON25mm
写野広く屈折鏡筒と好相性。但し、視野環直後にレンズが
迫っているためにゴミが目立つので清掃を忘れずに。
これがC-8ではまったくダメ。
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NLV25mm
安定して良像である。
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NLV20mm
安定して良好である。
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SV32mm
周辺まで像の乱れは無いが中央集光や光量ムラが目立つ。
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自作28mm相当アイピース
像は良いが写野が狭すぎる。
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C-8だとこうなる。

PHOTON25mm
どうしてこんなに悪化する?
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NLV25mm
安定して良像。
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NLV20mm
安定して良像。
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SV32mm
像は良いが、A80Mよりも更に中央集光と光量ムラが出る。
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SV30mm_2inch
どうやってもダメ画像ばっかり・・・
一番高価で大きいアイピースなのにコレかい!<`ヘ´>
このアイピースには視野環も無い。悲しき2インチ。
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                   つづく
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