■ヤシの木とパパイヤの巻■
南の島のイメージとヤシの木は
切っても切れない間柄♪
ヤシの仲間は3000種を超えているそうで
その姿も様々で、用途も様々。
ヤシは捨てる部分がないもので、
おまけに最後はアッと云う間に土へと返る、
なんともエコな植物。
先ず建材としては、
この様に空へ目掛けて育った幹は柱に、
葉は屋根材や編んでマットへと応用可能。
落ちたヤシの実は勝手に芽を出し、
環境が相当悪くなければスクスク育つ。
ここはさながらヤシの幼稚園♪
ところでマニャガハ島では
人通りの多い所に生えているヤシの木の
実や葉を落とす作業をしている。
特に育った実が落下すると大変危険なのです。
実が落下し車のフロントガラスが割れた、
とか、
足下に落下して驚いたけれど頭に当たらずラッキー!
等という話を
台風時だけでなく、たまに聞く。
ヤシの木の下を歩く時は呉々もご用心!
こちらはヤセっぽっちのパパイヤの幼稚園。
パパイヤの葉は天狗の団扇に似ているような気がする。
種類は豊富なようだが、
ではどれ位あるのか… また後日。
パパイヤには雄株・雌株・両性株があり、
収獲を期待出来ない雄株が農場で生えたなら
直ぐに折られてしまうという侘しさよ。
これが雄株の花だが、
ジャスミンのような香りがして
それなりに素敵です。
雌株や両性株は実を茂らせ
まだ未熟な青い実は漬け物やサラダに
熟した実はデザートとして活躍。
また青い実に含まれるパパインは
タンパク質分解酵素として優秀で
フィリピンでは肉を柔らかくするため
スープ等に入れ一緒に煮込むそうだ。
この島の土は痩せているようなので
パパイヤはどれも細身です。
両植物は日本統治時代にも縁のあるもので
それはまた次回に♪

0