前回はわずかな雄花しか確認出来ず、新月の今回は期待してアマモ場へと出掛けてみた。
充分に潮が引いているビーチを歩いていると、沖合の空には2機のチョッパーが空港方面へと移動中。
先日、
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
がTVの映画チャンネルでやっており、一瞬そちらの世界へ放り込まれそうになったが、もしかして
フォレスト・ガンプ
?いや
地獄の黙示録
かも…
なんだか戦争映画ばかり。

時折、新聞に "Coast Guard chopper" という表記があると、ネット翻訳では "沿岸警備隊肉切り庖丁" と和訳してくれる。そして、何でチョッパーなんだろう、と、考えたくもない疑問が思い浮かび、憂鬱になりながら雄花探しに没頭しようと努力していた眩しい午後なのでした。
さて、
かわいい雄花たちは葉の間に集合済み。
取囲まれて移動出来ない雄花たちの下には
雄花カプセルをほぼ確実に見つけられる。
こんな、潮が引きまくった状況ならば、
露出した根元に雄花のアプセルを見つけられる筈。
それにしても、
雌花は何処に…
既にお分かりでしょうが、今回も2時間ほど炎天下の中を探しまわったにもかかわらず、雌花には出会えなかった訳ですよ。
特に排水溝近くではぬかるみに足を取られる程、何とも云えない堆積層が気になったけれど、そこら中にいる小さな生物たちに迷惑を掛けない様、いや実際は掛けているけれど、自分なりに最小限で済む様に捜索&移動し、そして今日こそは雌花に遇わせて!と皆さんにお願いしていたけれど、その願いは適わず潮は満ち始めたのであった…
◆ 2009年5〜7月の干潮 ◆
◆5月24日 新月 1:35pm -0.6ft / 約-18.29cm
◆6月08日 満月 2:21pm -0.4ft / 約-12.19cm 
◆6月23日 新月 2:09pm -0.8ft / 約-24.38cm 
◆7月07日 満月 2:04pm -0.3ft / 約-09.14cm
◆7月22日 新月 1:56pm -0.7ft / 約-21.34cm

それにしても、どうしたら雌花を見つけられるのかな。それに、やはりウミショウブ自体を覆う泥などが多すぎやしない?
最下段の画像は、根元も見える場所を選んで撮っているけれど、殆どがどろどろだし石灰藻に覆われている。まぁそんな場所を住処にしている小さな生物も多い上、他のポイントでは見掛けないウミウシも、ここでなら見つけられる可能性が高い。
そんなところなのだから、尚更、大雨が降ったとき等に汚水を流さない様、熟考し実行して頂きたいと願います。

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