「生い立ち」につづきます
私の通っていた高校は文化祭と体育祭は交互に行われました
1年の時、体育祭でした
2年の文化祭。
私は化学部と料理クラブ、演劇部に所属していた
文化祭ではどれも模様ものがあり、忙しい日々でした
料理クラブでなにを作ったかは覚えていない
化学部はいろんなことしました
ガラス管をバーナーで熱しビーズをいれたガラス工芸を実演販売したり、カルメ焼きを作ったり、ヨーグルトドリンクを作りビーカーで飲ませたり
勿論ビーカーは新品でした
化学部の顧問はけたまご
授業では教えて貰えない楽しい実験を教えてくれた
演劇部は鶴の恩返し
わたしは大道具がかり
文化祭は女子しかいない高校のため入場制限があった
まわりには男子校も多い
以前、男子校の生徒たちが喧嘩をして、文化祭をめちゃくちゃにされたことがあったらしい
入場券は一人10枚くばられた
街中を歩いていると男の子が声かけてきた
「あの〜。H高校の人ですよね。文化祭のチケットくれませんか?」と
おとなしそうな男の子だった
私は1枚その子にあげた
「ありがとうございます。ありがとうございます」と何度もお礼をいいながら人ごみの中に消えていった
文化祭の当日、友達が
「フィーリングカップル5対5で女の子たらないのよ〜づみ出てくれない〜」と
「え!やだよ〜」
「一生のお願いだからさ〜進行出来なくて困っているのよ〜」彼女は何度一生のお願いするのかなと、ふと思った
彼女に引っ張っられ会場に
なんと男の子の席にチケットをあげた子が座っているじゃないですか
なんかとってもバツが悪かった
いくつかの質問に答え、フィナーレを迎えた
私は選んでくれそうもない1番の男の子を選んだ
なんと4番のチケットをあげた男の子が私を選んでいた
1番の男の子も私だった
カップルが誕生してしまったのです
カップルになると腕を組み、会場を一周することがルールだった
ぎぇ〜
やだよ〜
腕なんか組んで歩きたくないよ〜と心の中は叫びまくっていた
でもそんなことしたら場を白けさせるだけ
私は腕を組み会場を歩いた
ブツブツいいながら
そして終わると一目散に逃げていったのでした
私って産なのよね〜(笑
続きます

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